スポーツエトセトラ

スポーツ(主に野球・ラグビー)に関するさまざまな資料やデータをご紹介していくブログです。ぜひお楽しみください。

地域別プロ野球中継一覧【8月後半】

2020-09-03 08:25:01 | 2020年プロ野球中継
全国各地(首都圏、関西圏、東海圏、札幌、仙台、広島、福岡)における
プロ野球中継の実態について調査するシリーズ。

今回は8月後半(8月17日~31日)についてご紹介します。
120試合制の今季は、今月末でほとんどの球団が60試合近くを消化して折り返しとなります。






太字は全国ネットでの中継。オレンジ色は本拠地(地元)の中継を表します。

8月も後半となると、ローカル局でも中継される回数が減少傾向にあります。
札幌の日本ハム戦や仙台の楽天戦も、中継されない日も珍しくありません。
ビジターのゲームが放送される機会もめっきりと減りますが、それは阪神戦も同様です。

8月21日の広島-巨人戦はなぜか中継がありません。BSですら放送ゼロ。
黄金カードだと思いますし、広島戦は主催ゲームは完全中継だと思っていただけに謎です。

全国ネットは8月20日の巨人-阪神戦(日テレ系)、8月23日の日本ハム-楽天戦(NHK)、
8月25日のヤクルト-巨人戦(フジ系)、8月29日の巨人-中日戦(NHK)。
但し全国で完全にネットされるのは29日の巨人戦のみ。
23日の日本ハム戦は東海地区が中日戦、近畿地区はオリックス戦の終了後の放送です。

25日のヤクルト戦は東海、近畿地区で中継がありません。
また同日にフジ系の仙台放送では楽天戦が放送されますが、岩手・福島で同時ネットという変則パターン。
29日のソフトバンク-日本ハム戦は西日本で放送されますが、フジ系の九州8局で同時ネットされています。

また、8月30日のオリックスーロッテ戦は珍しく、地上波でオリックスのゲームが流れます。
深夜の録画中継ですが…。

実は、以前から関西テレビではオリックス戦が放送されていました。
近年では深夜の録画中継が1試合だけ、というパターンですが、
かつて、オリックスの前身である阪急戦を関テレが中継していた名残りのようですね。

オリックスが日本シリーズに出場した際の放映権につながるのでしょうが、
少なくとも今年はなさそうです。

次回は9月前半の中継についてご紹介します。

地域別プロ野球中継一覧【8月前半】

2020-08-19 09:26:50 | 2020年プロ野球中継
全国各地(首都圏、関西圏、東海圏、札幌、仙台、広島、福岡)における
プロ野球中継の実態について調査するシリーズ。

今回は8月前半(8月1日~16日)についてご紹介します。






表が見づらい感じで申し訳ありません。

全国ネットの中継は2試合。8月6日の阪神-巨人戦は札幌、仙台が除外されていますが、
8月8日の中日-巨人戦はNHKで全国津々浦々、放送されています。

全体的に地上波での中継は少なめになっています。
日本ハム戦や楽天戦のホームゲームも、地元で中継されないケースが目立ってきましたね。
地域によってはこの時期に盛んに行われていた高校野球の独自大会の中継が優先され、
プロ野球中継が後回しにされている場合もありました。

8月16日のソフトバンク-オリックス戦は沖縄を除く九州地区のANN、及び山口ではネットされています。
福岡の隣県である山口は、広島より福岡の方が関係性が深いのでしょう。

BSでプロ野球中継がない日はほとんどありません。
8月13日は全4試合、14日は6試合中実に5試合がBSで放送されています。
衛星放送の分野においては、プロ野球中継に一定のニーズがあることが分かります。

次回は8月後半の中継状況をご紹介します。

地域別プロ野球中継一覧【7月後半】

2020-08-04 08:35:34 | 2020年プロ野球中継
全国各地(首都圏、関西圏、東海圏、札幌、仙台、広島、福岡)における
プロ野球中継の実態について調査するシリーズ。

今回は7月後半(7月17日~31日)についてご紹介します。






太字は全国ネットでの中継。オレンジ色は本拠地(地元)の中継を表します。

BSが積極的にプロ野球を中継していることが分かりますね。
ほぼ連日、2~3局が試合を流しています。

地上波のトピックとしては、7月23日の中日対巨人(TBS系)、
7月28日の巨人対DeNA(日テレ系)戦が全国ネット中継されたことが挙げられます。

しかし、28日の方は関東以外の主要都市が地元球団の試合を流しており、
これで全国ネットというには厳しい感じもあります。
しかも仙台以外の東北、広島以外の中国、福岡以外の九州地区の放送局は
巨人戦を流していますので、逆にいうと主要都市の巨人ファンは地上波で試合が見れないわけです。

中日、阪神、広島、ソフトバンク戦はほとんどのホームゲームが中継されています。
地域密着のチームは強いですね。
楽天と日本ハム戦はやや減少傾向のようです。

一方で、相変わらずヤクルトとオリックスのゲームは、地上波で無視され続けています。
7月24日~26日のヤクルト対巨人の3連戦はBSフジが中継していますが、
1試合くらい地上波で流せないものか…とも思いますね。
やはりスポンサーがつかないのでしょうか。

地域別プロ野球中継一覧【7月前半】

2020-07-18 09:15:13 | 2020年プロ野球中継
全国各地(首都圏、関西圏、東海圏、札幌、仙台、広島、福岡)における
プロ野球中継の実態について調査するシリーズの第2弾。

今回は7月前半(7月1日~16日)についてご紹介します。






灰色がかかっている試合は雨天中止、またはノーゲームです。
梅雨時だけに、さすがに中止となるゲームが多くなってきています。

また、開幕から時間が経ったこともあり、中継数もめっきり減ってきました。
この半月で、全国ネットによるプロ野球中継はNHKによる2試合のみ。
しかも7月5日のゲームについては、北海道のみ日本ハム戦を放送。
「準全国ネット」ともいうべき形態です。

NHKといえば、7月3日の楽天戦は仙台のほか青森、岩手、山形。
9日の広島戦は広島だけでなく島根、山口でも放送されています。
地元だけでなく同じ東北、中国地区の一部地域をカバーするように放送しているのは、興味深いですね。

またBSで放送される場合、地上波の中継がないケースもあり、
特にNHKBS1の優先度が高いのも気になります。
BSが見れない家庭も少なくないと思うのですが、
視聴環境さえあれば全国どこでも見られる、というのは大きいんでしょうね。

中日、阪神、広島は地上波局がしっかりカバーしています。
中日はCBC、東海のほか愛知、たまに三重でも放送していますね。
7月16日の阪神戦は珍しく、地上波もBSでも放送がないのが目につきます。

日本ハムも7月15日、16日と地元での中継がありません。
相手がロッテだと営業的に(広告が売れない?)厳しいからでしょうか。

次回は半月後、7月後半のテレビ中継状況について書きます。

地域別プロ野球中継一覧【6月】

2020-07-05 08:47:50 | 2020年プロ野球中継
新型コロナウイルスの影響で、延期となっていたプロ野球が開幕して2週間。
待ちに待った野球シーズンのスタートということで、ほっと一安心というところです。

さて、今回のテーマは「プロ野球中継」。
私が子供の頃は巨人戦のナイター中継がほぼ毎日、テレビで放送されていました。
かつては視聴率20%越えが当たり前でしたが、いつしか数字も低迷。

衛星放送の普及、ネット視聴環境の整備もあり、
現在では地上波でプロ野球中継を見かける機会が大幅に減っています。

一方で、阪神戦のある関西や中日のある東海地区、さらに広島などでは
現在でも地元球団の中継が積極的に放送されていると聞きます。

そこで、プロ野球チームを抱える地域ごと(札幌・仙台・首都圏・東海圏・関西圏・広島・福岡)に、
各地のテレビ番組欄をもとにして、地上波(おまけとしてBS)によるプロ野球中継の状況について調査してみました。

今回は6月分の放送について、ご紹介します。

※あくまでも各地のテレビ欄での調査ですので、実際に中継されているのに漏れがある、というケースもあるかもしれません。
その場合はご容赦ください。




※秋田・岩手でも放送

太字は全国ネットでの中継。オレンジ色は本拠地(地元)の中継を表します。
なお、6月30日のヤクルト-広島戦は中止です。

参考までに、以下が各地域の放送局の略称です。


首都圏はtvk、テレ玉、チバテレ、MX、群馬、とちぎ、東海圏はぎふ、三重、関西圏はサン、KBS、びわ湖、奈良、WTVを含めています。

巨人戦ですが、開幕から2試合はさすがに全国ネットで放送されています。
しかし、系列の北海道・札幌テレビでは日本ハム戦が放送されており、完全な意味での全国ネットではありませんでした。
また、ビジターの試合になると途端に地上波での中継が無くなってしまうのが悲しいですね。

さらに、札幌(日本ハム)、仙台(楽天)、東海(中日)、関西(阪神)、広島、福岡(ソフトバンク)など、
地元密着の球団の場合、ホームだけでなくビジターの試合についても
積極的に中継されている(ゴールデンタイムでも)ことがわかります。

面白いのは6月24日の巨人-広島戦。
日テレ系で全国ネットで中継されていますが、札幌、仙台、福岡は地元球団の試合を中継。
27日の西武-ソフトバンク戦(NHK)も同様に全国ネットですが、仙台と札幌は楽天-日本ハム戦を放送。
これではローカル球団の地元での人気はさらに強固となる一方、全国区の人気チームは生まれにくくなりますね。

昔は巨人のレギュラー選手であれば、脇役タイプでも高い知名度を獲得できました。
しかし、現在ではメジャー級の実力がない限り、スター選手が誕生しづらくなっているように思います。

それでも、放送されるだけマシというものです。
巨人、ヤクルト、オリックスのような在京・在阪球団の場合、地上波で中継される機会がぐっと少なくなります。
ローカル局ならまだしも、キー局、準キー局をさしおいて中継、というのは難しいのでしょう。
それでも巨人は定期的に日テレが中継してくれますが、
ヤクルトとオリックスは地元で気軽にテレビ観戦、というわけにはいかないのが実情です。

今後も半月ごとに、各地のプロ野球中継の実態を調査したうえで発表していきます。
また、シーズン終了後には球団別、放送局別などで集計したうえでご紹介できれば、と考えております。