スポーツエトセトラ

スポーツ(主に野球・ラグビー)に関するさまざまな資料やデータをご紹介していくブログです。ぜひお楽しみください。

千葉県高校出身のプロ野球選手(ドラフト制以降)球団別ランキング

2021-04-19 16:33:32 | 2020年二軍スタメン
1965年から2020年までの、千葉県高校出身プロ野球選手の
ドラフト指名選手とドラフト外入団選手を紹介してきました。

これまで、ドラフト外入団32名を含めて207名がプロ入りを果たしています。
今回は、12球団別の入団選手数を調べてみました。それが以下の表です。



1位は日本ハムでした。ドラフト指名24名、ドラフト外入団は4名です。
03年まで東京のチームということもあり、事実上の地元ということで
千葉の選手がスカウト網に入りやすかったということでしょう。

2位はヤクルトで26名。こちらも東京のチームということもあり、
日本ハムと同じ理由で多くの選手が入団しています。

同数の2位はロッテ。93年から千葉に本拠地を移しており、地元の選手の獲得にも熱心でした。
指名数は32名とトップですが、拒否選手も7名でこちらも12球団最多です。
かつての不人気球団ぶりがしのばれますね。

その後は巨人、DeNAと首都圏のチームが続き、6位にソフトバンクと中日が入ります。

ソフトバンクは三軍制を敷くなど育成に熱心なチームですが、
過去5名が育成ドラフトで指名されています。
中日はかつて谷沢健一、鈴木孝政、宇野勝ら千葉出身の選手が主力として活躍するなど、
なぜか親和性の高いチームでした。

首都圏のチームでは西武が少なくなっています。
かつて福岡のチームだったことが大きいのかもしれません。

続いて、最近10年間(2011年~2020年)の指名選手について紹介します。



現役というのは現役の選手ではなく、高校生の段階で指名しているという意味です。

さすがにトップに来るのはは地元・ロッテでした。
千葉の好素材の選手にはひとまずアタックをかけています。

支配下ドラフトでは日本ハムの6名が最多です。
近年でも千葉出身の選手の獲得には意欲的なことが伺えますね。

また、ソフトバンクは育成で4名の選手を獲得しています。

この10年間で千葉の高校出身の選手を指名していないのは、阪神だけでした。
ただし、千葉県出身の選手は何名か獲得しています。

オリックスバファローズ 二軍スタメン一覧(2020年)

2021-03-24 20:00:23 | 2020年二軍スタメン
2020年度の各球団の二軍戦におけるスタメン一覧を紹介するシリーズ。
最終回はオリックスバファローズ編です。






2年連続で最下位に沈むなど深刻な低迷にあえぐオリックスですが、
一軍では投の山本由伸、打の吉田正尚が球界を代表する選手へと成長。
彼らに続きそうな若手たちも順調に成長を続けています。

野手では太田椋でしょう。昨季は主にトップやクリーンナップを任されたほか、
シーズン中盤には一軍に昇格し、3本塁打をマークするなど強打を披露しています。

続いて頓宮裕真。昨季はケガのため一軍での出場機会を減らしていますが、
ファームでは20試合で4本塁打。この2人はそろって一軍のレギュラー争いに加わりそうです。

育成1年目の大下誠一郎もファームで結果を残すと9月に支配下登録。
その後は閉幕まで一軍に定着して2本塁打と、一躍レギュラー候補に名乗りを上げています。

高卒ルーキーの紅林弘太郎はいきなり86試合に出場。シーズン終盤には一軍に昇格しています。
大いに経験を積んでおり、首脳陣の期待の高さが感じられます。

ほかにも昨季9盗塁を記録した廣澤伸哉や48試合に出場した勝俣翔貴が一軍デビュー。
今季で3年目の宜保翔も1年目から一軍で経験を積んでおり、
そろって一軍定着の期待がかかります。

投手陣も逸材が名を並べています。一昨年は榊原翼、昨季は漆原大晟が一軍定着を果たしていますが、
今季のホープ一番手は何といっても宮城大弥でしょう。
昨季は高卒ルーキーながらファームで先発陣に加わり6勝をマーク。
終盤には一軍デビューし初勝利を挙げるなどとんとん拍子。ローテ入りが視野に入りました。

ほかにも支配下に復帰して一軍初登板を果たした本田仁海や、一軍デビューを果たした村西良太、
1年目ながら14試合に登板するなど経験を積んだ前佑囲斗など粒ぞろい。

楽しみな若手が多く、数年後には優勝争いに割り込みそうな勢いが感じられます。

東京ヤクルトスワローズ 二軍スタメン一覧(2020年)

2021-03-21 17:41:26 | 2020年二軍スタメン
2020年度の各球団の二軍戦におけるスタメン一覧を紹介するシリーズ。
第11弾は東京ヤクルトスワローズ編です。






一軍では若き主砲・村上宗隆が球界屈指の強打者として存在感を高めつつありますが、
二軍にも楽しみなスラッガーが育ちつつあります。

その名は濱田太貴。2年目の昨季はファームで主に上位を任され、キャリアハイの11本塁打をマーク。
後半戦では一軍に定着し、3本塁打をマークするなど結果を残しています。
青木宣親、坂口智隆らベテランが幅を利かせている一軍ですが、
今季はレギュラー抜てき、村上とのクリーンナップ形成など大ブレークの期待がかかります。

昨季、高卒ルーキーだった武岡龍世、長岡秀樹のコンビも
ファームでは開幕からスタメンで起用され続けました。
武岡は遊撃、長岡は二塁と二遊間コンビを組み、大いに経験を積んでいます。
ともにシーズン終盤に一軍デビューを飾っており、
内野のレギュラー候補だった廣岡大志が移籍した今季はチャンスです。

松本友は2年目の昨季、打率.295をマークするなど打力アップを果たしており、
10月には一軍デビュー。今季の台頭を期しています。
また渡邉大樹は昨季、開幕一軍入りを果たすなど一軍定着目前に迫っているほか、
古賀優大も着々と正捕手奪取に向けて力を蓄えています。
中山翔太も大卒3年目の今季こそ、レギュラー争いに加わりたいところです。

このように若手野手陣が充実しているヤクルトですが、投手陣も楽しみな逸材揃い。
投手力に不安を抱えるチームですので、高橋奎二や梅野雄吾、寺島成輝を見てもわかるように
二軍で少しでも結果を残せば、早い段階から積極的に一軍でチャンスを与えてもらえます。

その意味では、昨季一軍デビューを果たし先発も経験した金久保優斗、大西広樹、奥川恭伸は
今季も一軍で出番を与えてもらえるのではないでしょうか。
市川悠太もファームでは先発を任されており、成績次第では一軍昇格も狙えそうです。
即戦力ルーキーも加わりますが、競争の激化はレベルアップにつながるでしょう。

一軍は2年連続でテールエンドと低迷を続けていますが、チームとしては間違いなく上がり目です。
世代交代が上手くいけば、上位進出も夢ではないでしょう。

北海道日本ハムファイターズ 二軍スタメン一覧(2020年)

2021-03-18 15:15:07 | 2020年二軍スタメン
2020年度の各球団の二軍戦におけるスタメン一覧を紹介するシリーズ。
第10弾は北海道日本ハムファイターズ編です。






育成のチームといわれていますが、全体的に伸び悩んでいる選手が目立ちます。

それでも、昨季は故障により長期離脱があったものの、野村佑希がブレーク寸前に迫ったほか
樋口龍之介が一軍定着への足掛かりをつかんでいます。

その後に続きそうなのが、ファームで主に4番を任された万波中正でしょうか。
プロ2年でファーム通算22本塁打はいいのですが、209三振はいかにも多すぎ。
打率も昨季は.196に低迷するなど粗削りさが残っています。
堅実さが出てくれば一軍のレギュラー候補に躍り出そうですが。

球団史上初の育成ドラフト指名選手・海老原一佳はファームで2年連続二ケタ本塁打。
26歳を迎える3年目の今季は、支配下登録に待ったなしですね。

同じく育成の宮田輝星は1年目の昨季、打率.319、チームトップの13盗塁をマーク。
俊足巧打が武器なので、パワーが付けば今季中の支配下登録も夢ではありません。

捕手の田宮裕涼も昨季は一軍初出場を果たしました。
競争の激しいポジションですが、さらに出場機会を増やしたいところ。

一方の投手陣では北浦竜次、吉田輝星、さらに昨季がルーキーの望月大希、立野和明らが
ファームで積極的に先発として起用されています。
このあたりの投手が一軍ローテに割り込んでくるようだと、
上位進出を伺えるようなチームになれるのでしょうが…。

広島東洋カープ 二軍スタメン一覧(2020年)

2021-03-15 09:50:53 | 2020年二軍スタメン
2020年度の各球団の二軍戦におけるスタメン一覧を紹介するシリーズ。
第9弾は広島東洋カープ編です。






昨季は坂倉将吾が一軍でレギュラー寸前に迫ったほか、
育成上がりの大盛穂がブレーク。
さらに羽月隆太郎が一軍定着の足掛かりをつかむなど、
相変わらず野手の育成能力の高さが光る広島です。

今季注目されるのは、ファームで4番に据え置かれた林晃汰です。
期待のほどがうかがえますね。

1年目はファームで100試合以上に出場。
昨季も9本塁打、40打点(いずれもリーグ2位)はキャリアハイ。
10月には待望の一軍デビューを果たしています。
今季は一気の一軍定着、といきたいところですね。

大卒ルーキーの宇草孔基も、序盤からレギュラーとして起用されました。
ファームでは打率.281、11盗塁(ともにリーグ4位)をマーク。
10月には一軍で積極的に起用されており、
今季は一軍のレギュラー争いに加わることでしょう。

2年目の昨季、ファームで打率.295をマークした正隨優弥も期待の一人。
9月には一軍デビューを果たし、プロ入り初アーチをマーク。
大卒3年目の今季はレギュラー定着の期待がかかります。

高卒ルーキーの木下元秀は、いきなりファームで7本塁打をマーク。
今季は早期の支配下登録が期待されます。
同じく1年目の韮澤雄也は68試合に出場するなど、大いに経験を積みました。
パワーがついてくれば、2~3年後が楽しみですね。

一方で、1年目に一軍で58試合に出場した小園海斗がファームのレギュラーに逆戻り。
打率.305はリーグ2位、76安打はリーグトップ。
もう二軍は卒業しないといけませんね。

18年のドラフト1位・中村奨成も、昨季3年目にしてようやく一軍デビュー。
今季は最低でも一軍定着を果たしたいところです。

多士済々の野手陣に比べ、投手陣は外国人選手や中堅勢が目立ちます。
昨年のドラフトも、上位は即戦力の投手で占められていましたね。

イキのいい投手が2~3名でも飛び出てくれば、
V奪回を十分に狙えるだけのポテンシャルを秘めたチームだと思います。