スポーツエトセトラ

スポーツ(主に野球・ラグビー)に関するさまざまな資料やデータをご紹介していくブログです。ぜひお楽しみください。

ウエスタンリーグ 年度別首位打者一覧(1990年~)

2020-07-21 08:37:00 | ファーム年度別タイトルホルダー
前回のイースタンリーグに引き続いて、1990年以降のウエスタンリーグの首位打者、
並びに打率上位3傑をご紹介します。




※ダイエーは現・ソフトバンクです。オリックスのファームは一時、「サーパス」と名乗っていました。

太字が首位打者となります。
06年、08年は打率1位が2名いますが、規定打席不足ながら特例
(実際の打席数に、不足分の打席を加えた打率が規定打席に到達した打率1位の選手を上回る)で
首位打者を獲得した選手と、規定打席到達で打率1位の選手を両方表記したためです。

表を見て気になったのが、12年以降、ソフトバンクの選手の名前が目立つことです。
同球団では11年より「三軍制」を導入。
多くの若手選手が実戦経験を積みやすい環境となっています。
そのため、ファームでも結果を残す選手が増えたということでしょう。
さらに選手層が分厚くなり、近年の一軍での安定した戦績(最近6年間で5度の日本一)へと
つながっているのだと思います。

また、92年の鈴木一朗(のちのイチロー)の打率.366という数字にも目を引かれます。
ハイアベレージはもとより、高卒ルーキーでの成績ということで、より価値が増しますね。
早くから頭角を現し、3年目の94年には一軍でも首位打者に輝き、
その後はスター街道を駆け上っていきます。

今後はファームの他のタイトルについてもご紹介できれば、と考えています。

イースタンリーグ 年度別首位打者一覧(1990年~)

2020-07-15 08:56:30 | ファーム年度別タイトルホルダー
新テーマとして、ファームのタイトルホルダーを特集します。

歴代の一軍の本塁打王や最多勝などについては、いろいろな書籍やサイトなどで紹介されています。
しかし、二軍についてはこの種の情報はあまり表に出てきません。
ファームだからあまり意味がない…ということなのでしょう。

そこで、1990年以降(つまり過去30年間)のファームの各種受賞者について調査。
今回から数回に分けて、歴代のタイトルホルダーをご紹介してきます。

まずはイースタンリーグの歴代の首位打者です。
ただ打率1位の選手を掲載するだけでは物足りない感じですので、
打率上位3傑についても表してみました。




※湘南=現・DeNA、インボイス=現・西武です。

太字が首位打者となります。
11年、16年、18年は打率1位が2名いますが、規定打席不足ながら特例
(実際の打席数に、不足分の打席を加えた打率が規定打席に到達した打率1位の選手を上回る)で
首位打者を獲得した選手と、規定打席到達で打率1位の選手を両方表記したためです。

表を見るとファームで結果を残して一軍に定着し、活躍した選手もいれば、
一軍では実力を発揮しきれなかった選手など、さまざまですね。

91年の鈴木健の打率4割越えは見事です。のちに西武、ヤクルトで主力打者となりますが、
二軍でもしっかりと結果を残していたことがわかります。

昨年の首位打者・山下航汰は、鈴木一朗(イチロー、オリックス)以来となる
「高卒ルーキーでのファーム首位打者」に輝きました。
しかも育成ドラフト出身者なわけですから、偉業だと思います。今後の成長に期待がかかりますね。

次回はウエスタンの首位打者をご紹介します。