スポーツエトセトラ

スポーツ(主に野球・ラグビー)に関するさまざまな資料やデータをご紹介していくブログです。ぜひお楽しみください。

千葉県高校出身者・ドラフト指名選手一覧(2016年~2017年)

2020-11-01 08:57:27 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
千葉県の高校出身プロ野球選手を振り返るシリーズの14回目は、2016年・2017年です。



緑色は現役の高校生です。

2016年は3名。いずれも支配下の指名です。
唯一の高校生の指名は島孝明。MAX153キロを計測する速球派右腕として注目を集め、3年春の県大会優勝に貢献。
甲子園には届かなかったものの、U-18高校日本代表に選ばれるなど高い評価を受け、地元・ロッテに入団。
しかし制球難を克服できず、一軍登板を果たすことなくプロ生活3年で現役を引退。
現在は大学生として第2の人生を送っているそうです。

小林慶祐は高校時代は全くの無名でしたが、大学進学後に素質が開花。
最多勝2回、通算22勝をマークするなど千葉リーグを代表する投手へと成長しました。
社会人では主にリリーフながら、15年の日本選手権の優勝に貢献しています。
プロでは1年目から積極的に中継ぎとして起用されましたが、2年目以降は結果を残せず20年より阪神に移籍。

小林の大学の二期後輩となる有吉優樹は、甲子園とは無縁で大学でも下級生時は登板の機会に恵まれませんでした。
しかし4年秋にはエースとして最多勝と最多奪三振を獲得するなど急成長。
社会人では3年目に補強で都市対抗に出場し、好投して注目を集めてプロ入りを果たしました。
ロッテでは1年目からセットアッパーに定着して53試合に登板、16ホールドをマーク。
2年目には先発転向して6勝を挙げています。

2017年は5名が指名されました。この年もいずれも支配下です。
上位となるドラフト2位では即戦力2名が指名されました。
まず高橋礼。珍しいサブマリンながら高校時代はエースとして3年夏には千葉大会ベスト4進出の原動力に。
大学では1年からマウンドに上がり、一部・二部通算で15勝をマーク。
大学日本代表にも選出されるなど大学球界屈指の好投手に成長しています。
プロでは2年目の19年にローテに定着して12勝を挙げ、日本一に貢献。新人王を獲得しています。

K-鈴木(鈴木康平)は高校時代は下級生の頃から大型の本格派右腕として注目される存在でした。
最後の夏は2回戦で専大松戸・上沢直之と投げ合い、延長引き分け再試合の末敗れて甲子園とは無縁でした。
大学ではエースとして通算16勝をマーク。社会人でも1年目から積極的に起用され、
MAX154キロを計測するまでにパワーアップ。プロでは2年目に4勝をマークしています。

伊藤翔は甲子園には出場できなかったものの、140キロを大きく超える速球を武器にスカウトから注目される存在でした。
プロからの指名はなく、卒業後は独立リーグの徳島へ。8勝をマークしたほか、MAX152キロまで球速を伸ばしています。
西武では1年目にいきなり3勝をマークするなど幸先のいいスタートを切っています。

齋藤俊介は高校ではベスト4に進出した2年夏の甲子園でベンチ入りを果たすも、登板機会はありませんでした。
大学では1年春から登板機会を与えられ、2年春には最優秀防御率を受賞。通算11勝をマークしています。
社会人でもすぐに主力の仲間入りを果たし、補強ながら都市対抗に出場。プロでは2年目に中継ぎとして16試合に登板しています。

この年唯一の高校生の指名選手は、前年の島に続く東海大市原望洋出身の金久保優斗です。
2年秋にはエースとして県大会を制覇、関東大会でも4試合連続完投の力投でチームを準優勝に導きました。
センバツでは延長14回218球の粘りのピッチングも惜敗。最後の夏は県大会ベスト4に終わりました。
プロでは右ヒジの手術とリハビリを乗り越え、20年10月に一軍デビュー。来季以降の活躍が期待されます。

次回は2018年・2019年です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿