「21世紀音楽の会・第11回作品展」
国枝春恵先生作曲の『走水』無事に終演しました。
会場は東京文化会館だったのですが。
大ホールで佐藤しのぶさんの『夕鶴』のゲネプロをやっていて、
廊下に出ると聴けて楽しかったよ~(´∀`)
稗田阿礼の衣装~。
私が今回着用したのはベトナムの民族衣装アオザイ。私が演じた稗田阿礼(ヒエダノアレ)は巫女という設定だったので、白い巫女っぽい衣装・・・を探して、この衣装に。
アオザイ、舞台裏で大人気~。
楽器の先生方や女性陣から、購入したお店を訊かれたり、アオザイトークで盛り上がったり。
今回私は白でしたが様々な色があるし、パンツだけどドレッシーに見えるし、楽器プレイヤーの女性の皆さ~ん、便利みたいですよん~(・ω・)ノ 私ももっと欲しくなってきちゃったなー。
私が購入したのは、池袋にある『更紗』というアオザイ屋さん!とっても親切なお店だったのでお勧めです。
さて、私は今回歌だけではなく、パチン!という打楽器、笏拍子も叩いてました。
それがこれ。
我が相棒。
♪チャーチャララッ チャーチャーラーラー♪( ↑ 『相棒』のOPのメロディー)
本番では、紐はつけませんでした。
ちなみに阿礼は一番最後では、笏拍子を鈴に持ち替えて、御魂になった弟橘媛(オトタチバナヒメ)となり、より巫女っぽくなります。
台本を書かれた金窪周作先生にも、終演後にお褒めのお言葉を頂き本当にうれしかった。
今もまだ、自分があの作品の中にいるような、何とも言えない不思議な気持ちです。
さて、『走水』(ハシリミズ)は三人で作り上げるオペラという内容。チェロ、フルート、ソプラノがこの曲の編成です。
チェロの松本卓以さんと。
フルートの田中隆英さんと。
お2人には、本当にお世話になりました。
現代ものは初めてだった私に、曲のとらえ方を説明して下さり、気にすべきポイント、自由にして良い所、色々とアドバイスを下さいました。
たった三回の合わせでしたが、その一回一回が本当に貴重でした。お二人のアドバイスがなければここまでやってこれなかったなあ、と思います。
そしてもちろん、この『走水』の作曲をなさった国枝春恵先生には、お忙しい中たびたび時間をとって頂いて、曲を教えて頂きました。私にとって、『走水』の初演に関われた事は幸せでした。
その稀有な才能を目の当たりにした事は、何とも刺激的な経験で。
あまりの才能に呆然とするような瞬間が何度もあり、そんな方の新曲の初演にかかわれる事のプレッシャーと幸せを感じながら、死に物狂いでやってきました。
少しは自分も何かをお客さまに渡す事が出来たのだろうか。あの名作の何かを伝える事が出来たろうか。
もちろん完全ではなかったでしょうが、それでも、あの、神に愛された才能が紡ぎ出した名曲の、何かを伝える事が出来たのなら。
出来としては、まだまだ反省点もあり、百点満点とはいかなかった所が、無念です~・・・
百点は難しいとはわかってはいますが、でも、それでも!天才・国枝春恵の世界を余すところなく描きたかったなぁ~・・・そしてその至高の世界をお客さまにも味わって頂きたかった。
ただ、一プレイヤーでしかない私にまで、演奏後にお客さまから、わざわざうれしいお言葉やメールを頂いたりしたので、あの作品をお伝えする事に、少しはお役に立てたのだろうか。
現代ものの奥深さと、楽しさを垣間見た本番でした。
でも、アオザイ姿で国枝春恵先生と写真撮れなかった~
バタバタしてて忘れてしまったああああ むむむ、無念・・・orz
翌日、国枝先生からも写真撮れなかった―と、メール頂いて、えーん・・・
次こそは。(←いつよ。)
ちなみに、前回のブログには、国枝先生と私が特大ドラをいざ叩こうとしている写真が載ってます。ご覧ください。
さて、終演後の打ち上げでは、母校・桐朋学園大学の学生時代には、あまりに恐れ多くて遠巻きに拝見しているしかなかったような先生方が、飲んだくれていらっしゃる姿が大変に印象的で(笑)
いやいや(笑)
そんな偉い先生方と同じコンサートに出演させていただけた事もすごく嬉しく思います!えへへ。
こうして音楽を勉強していると、努力するのは当然だと頭では思いつつも、それでも努力し続けるのが辛くなる時があって、もういいじゃん、こんなに辛い思いばかりして、努力なんてしなくっても、と、立ち止ってしまいそうになる時もあります。
でも、今回みたいに、先生方と一緒のコンサートに出演させて頂き、打ち上げの末席に座らせて頂いたりすると、ほんとに嬉しくって。
次も頑張ろう!という気持ちになります。
で、打ち上げの時、先生方に、三月に私が出演するオペラ『利口な女狐の物語』のチラシを宣伝がてらお渡ししたら、何故か盛り上がる。
「なにいっ?ヤナーチェク!好きなんだ俺はっっ!」
とか、
「あぁっ、ヤナーチェク?おー女狐っ!僕ねー、桐朋がこのオペラやった時、プログラムノート書いたんだよー!いいよねーあの音楽!エロいし(笑)」(※今から何年も前に、桐朋では『利口な女狐の物語』を上演した事があるのです。)
とか。
うーん、何故、現代もの系の演奏家や作曲の先生方はヤナーチェクがお好きなのか(笑)
歌手だったら、ヤナーチェクのオペラ、やったことがある人を探すほうが大変だと思うんですけどねー。おもしろーい。
それから最後になりましたが、上野まで私の演奏を聴きに駆けつけて下さったお客さま、本当に本当にお寒い中をありがとうございました。聴いて頂けて、とても嬉しかったですー
ちなみにーっ
国枝せんせーの次作品は打楽器です!『Azumahaya』
2月28日(金)東京オペラシティ・リサイタルホール
日本現代音楽協会「競楽優勝者・入賞者のコラボレーション・リサイタル」ですよー!(´∀`)ノ
演奏されるのは、今回私が、笏拍子と鈴をお借りした、會田瑞樹さんです。
會田さん、私は一度もお目にかかってもいないのに、大事な楽器を二つもお借りしたので、なーんかお世話になった感が半端ない(笑)
今のところ、Azumahayaの日は、お稽古が入っててどうしても伺えないのですが、万が一お稽古がトリになったら絶対に行きたいんだけどな~・・・
さあ、私は、次の本番の、「のぞみ保育園コンサート」の準備をしつつ。
そして、オペラ『利口な女狐の物語』の立ち稽古開始が、もう来週だという恐怖の現実!!
・・・ギャーうっそー ガクブル(゜Д゜;)))
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国枝春恵先生作曲の『走水』無事に終演しました。
会場は東京文化会館だったのですが。
大ホールで佐藤しのぶさんの『夕鶴』のゲネプロをやっていて、
廊下に出ると聴けて楽しかったよ~(´∀`)
稗田阿礼の衣装~。
私が今回着用したのはベトナムの民族衣装アオザイ。私が演じた稗田阿礼(ヒエダノアレ)は巫女という設定だったので、白い巫女っぽい衣装・・・を探して、この衣装に。
アオザイ、舞台裏で大人気~。
楽器の先生方や女性陣から、購入したお店を訊かれたり、アオザイトークで盛り上がったり。
今回私は白でしたが様々な色があるし、パンツだけどドレッシーに見えるし、楽器プレイヤーの女性の皆さ~ん、便利みたいですよん~(・ω・)ノ 私ももっと欲しくなってきちゃったなー。
私が購入したのは、池袋にある『更紗』というアオザイ屋さん!とっても親切なお店だったのでお勧めです。
さて、私は今回歌だけではなく、パチン!という打楽器、笏拍子も叩いてました。
それがこれ。
我が相棒。
♪チャーチャララッ チャーチャーラーラー♪( ↑ 『相棒』のOPのメロディー)
本番では、紐はつけませんでした。
ちなみに阿礼は一番最後では、笏拍子を鈴に持ち替えて、御魂になった弟橘媛(オトタチバナヒメ)となり、より巫女っぽくなります。
台本を書かれた金窪周作先生にも、終演後にお褒めのお言葉を頂き本当にうれしかった。
今もまだ、自分があの作品の中にいるような、何とも言えない不思議な気持ちです。
さて、『走水』(ハシリミズ)は三人で作り上げるオペラという内容。チェロ、フルート、ソプラノがこの曲の編成です。
チェロの松本卓以さんと。
フルートの田中隆英さんと。
お2人には、本当にお世話になりました。
現代ものは初めてだった私に、曲のとらえ方を説明して下さり、気にすべきポイント、自由にして良い所、色々とアドバイスを下さいました。
たった三回の合わせでしたが、その一回一回が本当に貴重でした。お二人のアドバイスがなければここまでやってこれなかったなあ、と思います。
そしてもちろん、この『走水』の作曲をなさった国枝春恵先生には、お忙しい中たびたび時間をとって頂いて、曲を教えて頂きました。私にとって、『走水』の初演に関われた事は幸せでした。
その稀有な才能を目の当たりにした事は、何とも刺激的な経験で。
あまりの才能に呆然とするような瞬間が何度もあり、そんな方の新曲の初演にかかわれる事のプレッシャーと幸せを感じながら、死に物狂いでやってきました。
少しは自分も何かをお客さまに渡す事が出来たのだろうか。あの名作の何かを伝える事が出来たろうか。
もちろん完全ではなかったでしょうが、それでも、あの、神に愛された才能が紡ぎ出した名曲の、何かを伝える事が出来たのなら。
出来としては、まだまだ反省点もあり、百点満点とはいかなかった所が、無念です~・・・
百点は難しいとはわかってはいますが、でも、それでも!天才・国枝春恵の世界を余すところなく描きたかったなぁ~・・・そしてその至高の世界をお客さまにも味わって頂きたかった。
ただ、一プレイヤーでしかない私にまで、演奏後にお客さまから、わざわざうれしいお言葉やメールを頂いたりしたので、あの作品をお伝えする事に、少しはお役に立てたのだろうか。
現代ものの奥深さと、楽しさを垣間見た本番でした。
でも、アオザイ姿で国枝春恵先生と写真撮れなかった~
バタバタしてて忘れてしまったああああ むむむ、無念・・・orz
翌日、国枝先生からも写真撮れなかった―と、メール頂いて、えーん・・・
次こそは。(←いつよ。)
ちなみに、前回のブログには、国枝先生と私が特大ドラをいざ叩こうとしている写真が載ってます。ご覧ください。
さて、終演後の打ち上げでは、母校・桐朋学園大学の学生時代には、あまりに恐れ多くて遠巻きに拝見しているしかなかったような先生方が、飲んだくれていらっしゃる姿が大変に印象的で(笑)
いやいや(笑)
そんな偉い先生方と同じコンサートに出演させていただけた事もすごく嬉しく思います!えへへ。
こうして音楽を勉強していると、努力するのは当然だと頭では思いつつも、それでも努力し続けるのが辛くなる時があって、もういいじゃん、こんなに辛い思いばかりして、努力なんてしなくっても、と、立ち止ってしまいそうになる時もあります。
でも、今回みたいに、先生方と一緒のコンサートに出演させて頂き、打ち上げの末席に座らせて頂いたりすると、ほんとに嬉しくって。
次も頑張ろう!という気持ちになります。
で、打ち上げの時、先生方に、三月に私が出演するオペラ『利口な女狐の物語』のチラシを宣伝がてらお渡ししたら、何故か盛り上がる。
「なにいっ?ヤナーチェク!好きなんだ俺はっっ!」
とか、
「あぁっ、ヤナーチェク?おー女狐っ!僕ねー、桐朋がこのオペラやった時、プログラムノート書いたんだよー!いいよねーあの音楽!エロいし(笑)」(※今から何年も前に、桐朋では『利口な女狐の物語』を上演した事があるのです。)
とか。
うーん、何故、現代もの系の演奏家や作曲の先生方はヤナーチェクがお好きなのか(笑)
歌手だったら、ヤナーチェクのオペラ、やったことがある人を探すほうが大変だと思うんですけどねー。おもしろーい。
それから最後になりましたが、上野まで私の演奏を聴きに駆けつけて下さったお客さま、本当に本当にお寒い中をありがとうございました。聴いて頂けて、とても嬉しかったですー
ちなみにーっ
国枝せんせーの次作品は打楽器です!『Azumahaya』
2月28日(金)東京オペラシティ・リサイタルホール
日本現代音楽協会「競楽優勝者・入賞者のコラボレーション・リサイタル」ですよー!(´∀`)ノ
演奏されるのは、今回私が、笏拍子と鈴をお借りした、會田瑞樹さんです。
會田さん、私は一度もお目にかかってもいないのに、大事な楽器を二つもお借りしたので、なーんかお世話になった感が半端ない(笑)
今のところ、Azumahayaの日は、お稽古が入っててどうしても伺えないのですが、万が一お稽古がトリになったら絶対に行きたいんだけどな~・・・
さあ、私は、次の本番の、「のぞみ保育園コンサート」の準備をしつつ。
そして、オペラ『利口な女狐の物語』の立ち稽古開始が、もう来週だという恐怖の現実!!
・・・ギャーうっそー ガクブル(゜Д゜;)))
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