詳しいご報告です。今回は本番中の写真をたくさん頂いたので、写真つきで詳しく!
村井さん、ありがとうございました!
今日のブログは長いよ~笑
伯爵夫人からもらいました
リハーサル前の1枚。
重唱「一尺~二尺~」
これはリハーサル中です。
フィガロ、伯爵の悪巧みを知らされる。
フィガロ、ケルビーノに、こそっと悪巧み?中!
アリア“ もう飛ぶまいぞ ”直前
皆大好きケルビーノ
公演中、もっとも爆笑をもっていった場面。
ケルビーノの台詞の所。いらした方はどこかお分かりですね(笑)
苦悩する伯爵夫人。
アリア“ 愛の神よ、ご照覧あれ”
ケルビーノのアリア“ 恋とはどんなものかしら”
伯爵夫人も、少年ケルビーノにはクラクラ
「奥様、この子なんてかわいんでしょ」
ケルビーノを女装させる、着替えのアリアの場面。
伯爵が突然やってきて、大騒ぎの場面。
うまくケルビーノとスザンナが入れ替わり、事なきを得る。
「あーらあんなイタズラに、大騒ぎしたのは誰かしらねー」
で伯爵の立場なし。
しかし、まだ初夜権を諦めない伯爵にスザンナは嘘をつき、伯爵を逢い引きに誘う。
重唱“ Crudel perche”
私、顔がめっちゃ悪巧みしてる(笑)
偽りを語る重唱ですが、音楽は天上の音楽。モーツァルトてすごい。
そして字幕に一番苦労した重唱です
ここは、時間内にまとめる為に少し台本を工夫した所。
伯爵役の横山さんが、大爆笑を巻き起こしてました
実は私も笑いこらえるの大変だった(笑)
伯爵夫人のアリア“ dove sono ”
伯爵の心に苦悩し、しかし最後は自ら伯爵の心を取り戻すと決意する、弱さと強さを重ね持つ最高のアリア。
結婚式を終えたスザンナと、伯爵夫人。
この後の作戦を伯爵夫人がスザンナに話してるとこ。
この作品の面白いのは、後半、伯爵夫人が段々リードし始めるところ。
最初はフィガロが立てた計画を、徐々に伯爵夫人がリードしていく。
そこに彼女の強さが見えて、私は大好きなんです
ただ嘆くだけの悲劇のヒロインじゃない。
きちんと自分で、幸せを取り戻す道筋を立ててるという所に、
当時の女性の在り方、そしてモーツァルトとダポンテの女性に対する愛情が見えます。
フィガロのアリア“ ちょっと目を見開いて ”
これはリハーサル中。
いよいよクライマックス!
伯爵夫人とスザンナがベールを交換して変装。伯爵夫人はスザンナに、スザンナは伯爵夫人に入れ替わる
それぞれ変装して、自分の伴侶を騙します。
ここぞという所でやってくる。
必ず火種になるケルビーノ(笑)
この後引っぱたかれて退散します
伯爵夫人が、伯爵を騙してる所。ぶりっ子炸裂
“ dove sono”と、この時の伯爵夫人は「セビリアの理髪師」のロジーナが生きてて、すっごく好き!
同じように伯爵夫人のふりをしたスザンナがフィガロを騙すけど…
「この声と、この低い身長(笑)は…スザンナじゃないか!」
全く同じ条件下で、伯爵は変装した伯爵夫人に気づかないけれど、フィガロはすぐに変装したスザンナに気づく。
ここにフィガロの深い愛情が見えて、私はすごく好きな場面。
ちなみに、身長は今回だけの演出ね(笑)
「…?じゃあ伯爵が逢い引きしてたのは…?」
「奥様よ!」
「マジかよ…笑」
伯爵が全てを伯爵夫人に謝罪し、最後はハッピーエンド。大団円です。
伯爵を伯爵夫人が騙してる場面で、お客様がニヤニヤしてるのが、もう嬉しくて仕方なかったです!
この貴族をおちょくり倒す感じがモーツァルトが欲しかったものだと思ってるので。
貴族に対して逆らうことはできない。
しかし音楽にのせて、それに反逆したモーツァルト、そして台本作家ダポンテ。
ボーマルシェの原作に比べるとずいぶん薄味にしてはありますが、しかし貴族批判は音楽にのせ、そこここに残してあります。
愛こそが何より尊く、そしてそれは身分によって障害があってはならない。
モーツァルトという人を知れば、そういった内容を書くのは納得できます。
しかしダポンテというひと癖、ふた癖ある人間が、あまりにも純粋なこの内容を描いたという事実。
私はこの人物に深い興味を覚えます。
このダポンテという人間の研究が、もっと進む事を願ってやみません。
悲劇にもなり得るこの作品、今回は喜劇要素を前面に出して作ってみました。
悲劇を前面に出すと、この作品はあまりに悲し過ぎるので。
そしてそれには、バジリオと、マルチェリーナという人間が不可欠なのでね~。
5人という出演者ではできない事もたくさんありますが、しかし今回、この人数だから提示できたこともあると思います。
何度やっても「フィガロの結婚」はまだまだ未知数です。
不思議だけど、たまらなく魅力的な作品!
次にこの作品に関われるのはいつかな?
その時が楽しみです
そして、終演後の写真色々。
スザンナと伯爵。
ピアノの頼田恵さんと
スザンナ、伯爵夫人、ケルビーノ
右が伯爵、左は稽古ピアノをやってくれたごんちゃん
伯爵の表情、何なのこれw
終演後、伯爵夫人が上演中の写真を指して、
「西洋画にこういう構図あるよね~」
と言ってきた。
こういう事か。(笑)
確かに似てる…
いらして下さったお客様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!
また次に向かって頑張りまーす!
次の本番も是非是非、いらして下さいまし
村井さん、ありがとうございました!
今日のブログは長いよ~笑
伯爵夫人からもらいました
リハーサル前の1枚。
重唱「一尺~二尺~」
これはリハーサル中です。
フィガロ、伯爵の悪巧みを知らされる。
フィガロ、ケルビーノに、こそっと悪巧み?中!
アリア“ もう飛ぶまいぞ ”直前
皆大好きケルビーノ
公演中、もっとも爆笑をもっていった場面。
ケルビーノの台詞の所。いらした方はどこかお分かりですね(笑)
苦悩する伯爵夫人。
アリア“ 愛の神よ、ご照覧あれ”
ケルビーノのアリア“ 恋とはどんなものかしら”
伯爵夫人も、少年ケルビーノにはクラクラ
「奥様、この子なんてかわいんでしょ」
ケルビーノを女装させる、着替えのアリアの場面。
伯爵が突然やってきて、大騒ぎの場面。
うまくケルビーノとスザンナが入れ替わり、事なきを得る。
「あーらあんなイタズラに、大騒ぎしたのは誰かしらねー」
で伯爵の立場なし。
しかし、まだ初夜権を諦めない伯爵にスザンナは嘘をつき、伯爵を逢い引きに誘う。
重唱“ Crudel perche”
私、顔がめっちゃ悪巧みしてる(笑)
偽りを語る重唱ですが、音楽は天上の音楽。モーツァルトてすごい。
そして字幕に一番苦労した重唱です
ここは、時間内にまとめる為に少し台本を工夫した所。
伯爵役の横山さんが、大爆笑を巻き起こしてました
実は私も笑いこらえるの大変だった(笑)
伯爵夫人のアリア“ dove sono ”
伯爵の心に苦悩し、しかし最後は自ら伯爵の心を取り戻すと決意する、弱さと強さを重ね持つ最高のアリア。
結婚式を終えたスザンナと、伯爵夫人。
この後の作戦を伯爵夫人がスザンナに話してるとこ。
この作品の面白いのは、後半、伯爵夫人が段々リードし始めるところ。
最初はフィガロが立てた計画を、徐々に伯爵夫人がリードしていく。
そこに彼女の強さが見えて、私は大好きなんです
ただ嘆くだけの悲劇のヒロインじゃない。
きちんと自分で、幸せを取り戻す道筋を立ててるという所に、
当時の女性の在り方、そしてモーツァルトとダポンテの女性に対する愛情が見えます。
フィガロのアリア“ ちょっと目を見開いて ”
これはリハーサル中。
いよいよクライマックス!
伯爵夫人とスザンナがベールを交換して変装。伯爵夫人はスザンナに、スザンナは伯爵夫人に入れ替わる
それぞれ変装して、自分の伴侶を騙します。
ここぞという所でやってくる。
必ず火種になるケルビーノ(笑)
この後引っぱたかれて退散します
伯爵夫人が、伯爵を騙してる所。ぶりっ子炸裂
“ dove sono”と、この時の伯爵夫人は「セビリアの理髪師」のロジーナが生きてて、すっごく好き!
同じように伯爵夫人のふりをしたスザンナがフィガロを騙すけど…
「この声と、この低い身長(笑)は…スザンナじゃないか!」
全く同じ条件下で、伯爵は変装した伯爵夫人に気づかないけれど、フィガロはすぐに変装したスザンナに気づく。
ここにフィガロの深い愛情が見えて、私はすごく好きな場面。
ちなみに、身長は今回だけの演出ね(笑)
「…?じゃあ伯爵が逢い引きしてたのは…?」
「奥様よ!」
「マジかよ…笑」
伯爵が全てを伯爵夫人に謝罪し、最後はハッピーエンド。大団円です。
伯爵を伯爵夫人が騙してる場面で、お客様がニヤニヤしてるのが、もう嬉しくて仕方なかったです!
この貴族をおちょくり倒す感じがモーツァルトが欲しかったものだと思ってるので。
貴族に対して逆らうことはできない。
しかし音楽にのせて、それに反逆したモーツァルト、そして台本作家ダポンテ。
ボーマルシェの原作に比べるとずいぶん薄味にしてはありますが、しかし貴族批判は音楽にのせ、そこここに残してあります。
愛こそが何より尊く、そしてそれは身分によって障害があってはならない。
モーツァルトという人を知れば、そういった内容を書くのは納得できます。
しかしダポンテというひと癖、ふた癖ある人間が、あまりにも純粋なこの内容を描いたという事実。
私はこの人物に深い興味を覚えます。
このダポンテという人間の研究が、もっと進む事を願ってやみません。
悲劇にもなり得るこの作品、今回は喜劇要素を前面に出して作ってみました。
悲劇を前面に出すと、この作品はあまりに悲し過ぎるので。
そしてそれには、バジリオと、マルチェリーナという人間が不可欠なのでね~。
5人という出演者ではできない事もたくさんありますが、しかし今回、この人数だから提示できたこともあると思います。
何度やっても「フィガロの結婚」はまだまだ未知数です。
不思議だけど、たまらなく魅力的な作品!
次にこの作品に関われるのはいつかな?
その時が楽しみです
そして、終演後の写真色々。
スザンナと伯爵。
ピアノの頼田恵さんと
スザンナ、伯爵夫人、ケルビーノ
右が伯爵、左は稽古ピアノをやってくれたごんちゃん
伯爵の表情、何なのこれw
終演後、伯爵夫人が上演中の写真を指して、
「西洋画にこういう構図あるよね~」
と言ってきた。
こういう事か。(笑)
確かに似てる…
いらして下さったお客様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!
また次に向かって頑張りまーす!
次の本番も是非是非、いらして下さいまし
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