大分県議会議員・なかの哲朗です(^_^)

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済生会日田病院の現状

2024-02-09 22:24:19 | 日記
令和6年2月9日(金曜日)

今日は、日田市選出の井上県議と岡野県議と私の3人で、済生会日田病院の現状をヒアリングして、意見交換を行いました。



平成2年10月の開院から34年、大分県西部医療圏唯一の公的病院であり、無料低額診療、救急医療、へき地医療、感染症対応など、この地域に欠如、不足している医療機能を補完しようと幅広く取り組んできたことは、約16年間、勤務した者として十分わかっていますし、退職後、議員として改めて深く認識したところです。年頭に発生した能登半島地震にも、災害派遣医療チーム(DMAT)を派遣しており、災害拠点病院としての機能の整備も行っています。



済生会は、医療法第31条に規定される公的医療機関ですが、自治体が経営する公立病院ではありません。しかしながら、公立病院と同様の不採算部門(救急、へき地等)を担っており、強い使命感と責任感を貫くことによって、経営的にはますます難しくなっている状況です。

今日も確認しましたが、費用が収益を上回り、長期借入金の残高は38億円を超えています。コロナ禍で、日田に済生会病院が存在することの安心感が計り知れないと改めて実感しましたが、開院から34年が経ち、施設の老朽化は深刻です。



一人でも多くの皆様に、済生会日田病院の果たしてきた役割をしっかり認識していただき、あわせて、現状がいかに厳しいのかも知っていただく必要があると考えています。そして、今後の役割に対する期待なども聞かせていただけるとさらに良いと思います。

私からは、先日からのDMAT派遣など取り組んでいることの積極的な情報発信、日田市の担当課との情報共有等をしっかり図ることを要望しました。

地域医療を断固として守り抜くという強い信念で、連携して取り組みたいと思います。

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