長者原ビジターセンターの駐車場で仮眠をして 登る準備をしたのは
日付も変わった 12月30日の事でした
年末の慌ただしさは ここでは無関係のよう…
雪こそありませんが、フロントガラスは凍りつき
空気は体内まで沁みこみ 凍てつかせそうな勢い…
冷たい冬そのものの朝を迎えます
起きだしてすぐに 自然現象に襲われ
整備された駐車場の隅にあるおトイレに駆け込むと
自動に点いた電気の明かりが見せたもの
凍った床一面
あっ!と気付いたと同時に
足は氷の表面を気持ちよくスライディングし
ズル~~!
あぁ~
咄嗟にしがみついたのは おトイレの扉…
無情にも鍵の掛っていない扉は
便器に向かって開いていきます
ひぇ~
必死にその扉にしがみ付きますが
足が滑って中々 態勢が取れません
必死で最悪の転倒から免れようと足掻いていると
少し離れた所から…
大丈夫ですか…?
扉にしがみ付いたまま 声のする方を見ると…
オープンになっている 入口から
気まずそうに一人の男性が立ちすくむようにこちらを見ています…
だ…大丈夫です…
必死ではありましたが…
咄嗟に平静を装い 精一杯の笑顔を返します…
ですが…きっとすごい形相だった事でしょう
男性は女性トイレに入りにくい事もあり
私の姿を見て戸惑っていたようですが
ちょっと間をおいて どこかに消えていきました
転倒は免れたものの 一気に目の覚める 朝の出来事でした
氷点下5℃ 恐るべしです!
12月30日 コースタイム
8:20 長者原~タデ湿原~登山届 8:30 → 8:57 指山分岐 9:03 → 9:35 雨ヶ池 1368m →
10:25 坊ガツル~大船山登山口 10:36 → 11:29 段原 → 12:43 大船山 1786.2m →
12:50 御池(おいけ) 13:00 → 13:05 大船山 13:15 → 13:32 段原 →
14:18 坊ガツル → 14:35 法華院温泉(泊)
準備を始めて出発をします
白水川を渡ってタデ湿原へと入って向かいます
目の前に 三俣山が静かに迎えてくれています
しかしこの時期の湿原に雪がない風景…
私…はじめてかもです…
それに木道の道が綺麗に生まれ変わっております
綺麗になった木道の道がまっ直ぐと三股に向かっているよう
その表面には 無数のアイゼンの後が生々しく残されておりました…
木道の道の終点から
冬枯れの森林の奥深くに延びる
落ち葉の九州自然歩道を歩きます
丁度自然歩道の分岐の入口には
登山届のポストがあり、そこに登山計画書を出して進みます
森林深く山の精の吐息が聞こえてきそう
それは冷たく頬を刺しながら通り過ぎていきます
指山の分岐
ベンチの添えてある少し開けた休憩所
人のいない時には
森の生き物の憩いの場でもあるのでしょうか…
薄暗いながらもどこか落ち着ける静かな休憩所…通りすぎます
岩のごろつく山道
ゆっくりと進みましょう
指山の分岐2
ここからも登れる指山の分岐を通り越すと
三俣山からの土石流跡の涸れた沢に出ます
その土石流沢を越えてから
急な登りになり、無言で登って行きます
第一展望
急な登りが緩やかな道に変わる頃
木のベンチが置かれた展望台があらわれます
そこからは 長者原方面を望む事が出来ます
再び樹林帯の道を進むと 岩が目立ちだし越えていきます
すると 目の前に木道が再び現れます
雨ヶ池
湿原の木道を歩くと
雨ヶ池の露出した地肌に 霜の花が無数に咲いています
暫し 冬の花を楽しみながら 木道を歩きます
雨ヶ池を過ぎると、道はボケの花の名所ともいえる所に変わりますが
そこからは 九重名物の火山灰の黒い泥濘の道を歩かねばなりません
…しかし 氷点下の気温が 今回は意味味方になってくれたようです
表面が耕されたままの状態で カチン・コチンに凍っていて
ある意味 泥濘を回避する事が出来ました
とはいえ…凍った道は固く 足腰にはちょっと辛いものが…
樹林の中の山道を抜ける様に歩きますと
再び展望が開けて 今度は 大船山と
その山麓にある 開けた湿原盆地の坊ガツルが望めます
ここが第2展望です
第2展望から望む
第2展望につくと、坊ガツルはもうすぐです
アセビの樹林帯
リョウブの樹林帯を進み
泥濘の道を保護するように敷き詰められた石畳の道が現れ
そして坊ガツルへの 樹林帯の岩のごろつく下りの坂道には
新たに木道の階段が造られ 以前より歩き易くなっておりました
樹林帯を抜けると一変に解放感に包まれるほど
開けた盆地の湿原が目を惹きます
湿原の縁を通る九州自然歩道を横断し
直に坊ガツルへと向かいます
筑後川の源流の鳴子川
坊ガツルからの大船山
坊ガツルからの三俣山
筑後川の源流の鳴子川を渉れば
湿原のど真ん中の道を歩き
坊ガツルのキャンプ場へと進みます
坊ガツルキャンプ場と九重連峰
この日テント一つ…黄色いテントがアクセントになってくれます
坊ガツルから西の方向の山腹に
今日の宿の法華院温泉が見えます
この法華院温泉は標高1300mの所にある温泉付きの山荘ですが
宗教登山時代の法華院白水寺の跡で その諸坊が立ち並んでいた事から
坊ガツルと呼ばれるようになったと聞きます
坊ガツルの“ツル”は水流を伴う平地を意味しており、
大分県や宮崎県などには多い地名であると云います
そのお宿には立ち寄らず
まずは大船山へと向かう事にします
キャンプ場にはトイレ・炊事場も設備されており
少し離れた所には立派な避難小屋も立てられております
キャンプ場で見つけた氷の子供たち♪ 寒いはずです…
その避難小屋の前を通り過ぎていきます
平治岳と大船山の分岐
さて…ここからもまた 急な登りに堪えていかねばなりません…
木漏れ日に励まされながら
樹林帯の急な道を登って行きます
雪が積もってさえいれば
まだ、歩きやすい道になるのですが…
汗汗の登りが続きます
ただ…泥濘は カチンコチンに凍っているので
靴を汚す事は免れます♪
凍った道にはご注意!
複雑怪奇な樹木のトンネル
なんだか、グリム童話ではありませんが
迷いし仔羊…魔物の住むお山に迷い込んだ感じ…
あっ… 私が山姥と間違われますか?
五合目
樹林の道も 展望が開ける所があります
そのひとつの5合目
九重連峰と三俣山が開放されたかの様に 目に飛び込んできます
あと半分でございます!
大船山
大船山が見えてきました
天然記念物のミヤマキリシマの大群落所有している大船山
今はまだ眠りの時のように
茶けた山肌のまま 空に向かって鎮座しています
その凛とした姿が見えたという事は
もうすぐそこが 大船山の肩にあたる 段原のはず…
ガンバでございます!
段原
ここからも渋いミヤマキリシマの間を抜けての最後の急登
ファイトでございます!
樹林のトンネルを
今回は余裕で歩きます
雪のあるときは 顔面に枝の攻撃を受ける事に…
そういう意味では 楽に歩けます
樹林から次第に岩が目立つようになると
勾配も急になってきます
チチの姿がどんどん小さくなって行きます
聞こえるは息の上がった私の呼吸の音だけが付き纏います
チチ~!
私の声は青い空に消えていきます
米窪
振り返ると米窪が見え
九重連峰が…
素晴らしき景色が
私の背中を押して 励ましてくれます
芸術的な枝ぶりの樹林が
トンネルを作って迎えてくれて
岩場を登りきると…
大船山 1786.2m
大船山山頂に辿りつきます
何処から人は湧いてきたのでしょう!
山頂は今までの静けさが嘘のように 賑わいを見せております
活気のある大船山と元気のよいお日様に なぜか…
池は融けているかも…そんな不安にかられます
チチも同じだったようで、引き返す事に…
すると、山頂にいた元気なお兄様
「池は凍っているよ! 今、歩いてきた所♪」
チチと私の会話を聞いていたのでしょう
背を押すように教えてくれます
これは、行かねば後悔します
ありがとうございます
お礼を言って御池(オイケ)に向かうことにしました
急な雑踏を一気に下ると御池に辿りつきます
おぉ~ お見事~!
やっほ~
見事に凍っております
初 池渡りをする私…
モーゼの奇跡とは全く違いますが
凍った池の上を歩く時 十戒の場面が浮かぶ私は…変でしょうか?
自然の驚異の一部に触れた気持ちは
とても高貴で神聖なもののように感じてしまうのです
池を後にして
再び大船山の頂に戻って
暫し展望を楽しみながら休憩を取ります
この頃には、人は殆どいなくなり
静かな時が戻っていました
由布岳 鶴見岳
阿蘇山
遠くに見えるお山も
微笑んでその姿を見せてくれています
360度の展望は 見事なまでに
その魅力を携えて飽きさせません
名残惜しいまま 今宵の宿へと下る事にします
歩いてきた道を引き返します
雪があればどんなに歩きやすい道でしょう…
岩と石の道は 足にも腰にも…
だけど…一気に下って行きます
坊ガツルと三俣山
少し日の傾いた空にそびえる三俣山のお出迎え♪
少し赤みを帯びているように感じる中
今度は、法華院温泉へと向かいます
玖珠川源流 鳴子川を渡り 10分ほど歩くと
法華院温泉に辿りつきます
法華院温泉山荘
個室
今回は、チチの体調の事もあり、予約を取っていましたが
結局、ハハの腰痛もあり、テント泊出なかった事に感謝です
お空を見ていると、テント泊にすればよかったと思うほどですが
ここの山荘泊まりは 贅沢というほか有りません
予約の順に 個室からの受付となるのですが
今回は 40名ほどの宿泊客のようで
大部屋は 使われていない様子…
6畳の部屋に二人で使う事が出来るのは
山では考えられないほど広いものです♪
お代わり自由の夕食
夕食前に温泉に入って汗を流し
着替えてしまえば 寒さもどこかに…
年に1度だけのちょっと贅沢な泊付き登山です♪
湯治…そんな感じでゆったりと過ごし
明日に向けて生気を養います♪
長い夜も快適に…
白銀のお山とは行かないけど
〆のお山は贅沢そのもので…
だけど…
ちょっとだけ…霧氷を見たかったと、思いつつ
深い眠りに落ちていきました
つづく…
日付も変わった 12月30日の事でした
年末の慌ただしさは ここでは無関係のよう…
雪こそありませんが、フロントガラスは凍りつき
空気は体内まで沁みこみ 凍てつかせそうな勢い…
冷たい冬そのものの朝を迎えます
起きだしてすぐに 自然現象に襲われ
整備された駐車場の隅にあるおトイレに駆け込むと
自動に点いた電気の明かりが見せたもの
凍った床一面
あっ!と気付いたと同時に
足は氷の表面を気持ちよくスライディングし
ズル~~!
あぁ~
咄嗟にしがみついたのは おトイレの扉…
無情にも鍵の掛っていない扉は
便器に向かって開いていきます
ひぇ~
必死にその扉にしがみ付きますが
足が滑って中々 態勢が取れません
必死で最悪の転倒から免れようと足掻いていると
少し離れた所から…
大丈夫ですか…?
扉にしがみ付いたまま 声のする方を見ると…
オープンになっている 入口から
気まずそうに一人の男性が立ちすくむようにこちらを見ています…
だ…大丈夫です…
必死ではありましたが…
咄嗟に平静を装い 精一杯の笑顔を返します…
ですが…きっとすごい形相だった事でしょう
男性は女性トイレに入りにくい事もあり
私の姿を見て戸惑っていたようですが
ちょっと間をおいて どこかに消えていきました
転倒は免れたものの 一気に目の覚める 朝の出来事でした
氷点下5℃ 恐るべしです!
12月30日 コースタイム
8:20 長者原~タデ湿原~登山届 8:30 → 8:57 指山分岐 9:03 → 9:35 雨ヶ池 1368m →
10:25 坊ガツル~大船山登山口 10:36 → 11:29 段原 → 12:43 大船山 1786.2m →
12:50 御池(おいけ) 13:00 → 13:05 大船山 13:15 → 13:32 段原 →
14:18 坊ガツル → 14:35 法華院温泉(泊)
準備を始めて出発をします
白水川を渡ってタデ湿原へと入って向かいます
目の前に 三俣山が静かに迎えてくれています
しかしこの時期の湿原に雪がない風景…
私…はじめてかもです…
それに木道の道が綺麗に生まれ変わっております
綺麗になった木道の道がまっ直ぐと三股に向かっているよう
その表面には 無数のアイゼンの後が生々しく残されておりました…
木道の道の終点から
冬枯れの森林の奥深くに延びる
落ち葉の九州自然歩道を歩きます
丁度自然歩道の分岐の入口には
登山届のポストがあり、そこに登山計画書を出して進みます
森林深く山の精の吐息が聞こえてきそう
それは冷たく頬を刺しながら通り過ぎていきます
指山の分岐
ベンチの添えてある少し開けた休憩所
人のいない時には
森の生き物の憩いの場でもあるのでしょうか…
薄暗いながらもどこか落ち着ける静かな休憩所…通りすぎます
岩のごろつく山道
ゆっくりと進みましょう
指山の分岐2
ここからも登れる指山の分岐を通り越すと
三俣山からの土石流跡の涸れた沢に出ます
その土石流沢を越えてから
急な登りになり、無言で登って行きます
第一展望
急な登りが緩やかな道に変わる頃
木のベンチが置かれた展望台があらわれます
そこからは 長者原方面を望む事が出来ます
再び樹林帯の道を進むと 岩が目立ちだし越えていきます
すると 目の前に木道が再び現れます
雨ヶ池
湿原の木道を歩くと
雨ヶ池の露出した地肌に 霜の花が無数に咲いています
暫し 冬の花を楽しみながら 木道を歩きます
雨ヶ池を過ぎると、道はボケの花の名所ともいえる所に変わりますが
そこからは 九重名物の火山灰の黒い泥濘の道を歩かねばなりません
…しかし 氷点下の気温が 今回は意味味方になってくれたようです
表面が耕されたままの状態で カチン・コチンに凍っていて
ある意味 泥濘を回避する事が出来ました
とはいえ…凍った道は固く 足腰にはちょっと辛いものが…
樹林の中の山道を抜ける様に歩きますと
再び展望が開けて 今度は 大船山と
その山麓にある 開けた湿原盆地の坊ガツルが望めます
ここが第2展望です
第2展望から望む
第2展望につくと、坊ガツルはもうすぐです
アセビの樹林帯
リョウブの樹林帯を進み
泥濘の道を保護するように敷き詰められた石畳の道が現れ
そして坊ガツルへの 樹林帯の岩のごろつく下りの坂道には
新たに木道の階段が造られ 以前より歩き易くなっておりました
樹林帯を抜けると一変に解放感に包まれるほど
開けた盆地の湿原が目を惹きます
湿原の縁を通る九州自然歩道を横断し
直に坊ガツルへと向かいます
筑後川の源流の鳴子川
坊ガツルからの大船山
坊ガツルからの三俣山
筑後川の源流の鳴子川を渉れば
湿原のど真ん中の道を歩き
坊ガツルのキャンプ場へと進みます
坊ガツルキャンプ場と九重連峰
この日テント一つ…黄色いテントがアクセントになってくれます
坊ガツルから西の方向の山腹に
今日の宿の法華院温泉が見えます
この法華院温泉は標高1300mの所にある温泉付きの山荘ですが
宗教登山時代の法華院白水寺の跡で その諸坊が立ち並んでいた事から
坊ガツルと呼ばれるようになったと聞きます
坊ガツルの“ツル”は水流を伴う平地を意味しており、
大分県や宮崎県などには多い地名であると云います
そのお宿には立ち寄らず
まずは大船山へと向かう事にします
キャンプ場にはトイレ・炊事場も設備されており
少し離れた所には立派な避難小屋も立てられております
キャンプ場で見つけた氷の子供たち♪ 寒いはずです…
その避難小屋の前を通り過ぎていきます
平治岳と大船山の分岐
さて…ここからもまた 急な登りに堪えていかねばなりません…
木漏れ日に励まされながら
樹林帯の急な道を登って行きます
雪が積もってさえいれば
まだ、歩きやすい道になるのですが…
汗汗の登りが続きます
ただ…泥濘は カチンコチンに凍っているので
靴を汚す事は免れます♪
凍った道にはご注意!
複雑怪奇な樹木のトンネル
なんだか、グリム童話ではありませんが
迷いし仔羊…魔物の住むお山に迷い込んだ感じ…
あっ… 私が山姥と間違われますか?
五合目
樹林の道も 展望が開ける所があります
そのひとつの5合目
九重連峰と三俣山が開放されたかの様に 目に飛び込んできます
あと半分でございます!
大船山
大船山が見えてきました
天然記念物のミヤマキリシマの大群落所有している大船山
今はまだ眠りの時のように
茶けた山肌のまま 空に向かって鎮座しています
その凛とした姿が見えたという事は
もうすぐそこが 大船山の肩にあたる 段原のはず…
ガンバでございます!
段原
ここからも渋いミヤマキリシマの間を抜けての最後の急登
ファイトでございます!
樹林のトンネルを
今回は余裕で歩きます
雪のあるときは 顔面に枝の攻撃を受ける事に…
そういう意味では 楽に歩けます
樹林から次第に岩が目立つようになると
勾配も急になってきます
チチの姿がどんどん小さくなって行きます
聞こえるは息の上がった私の呼吸の音だけが付き纏います
チチ~!
私の声は青い空に消えていきます
米窪
振り返ると米窪が見え
九重連峰が…
素晴らしき景色が
私の背中を押して 励ましてくれます
芸術的な枝ぶりの樹林が
トンネルを作って迎えてくれて
岩場を登りきると…
大船山 1786.2m
大船山山頂に辿りつきます
何処から人は湧いてきたのでしょう!
山頂は今までの静けさが嘘のように 賑わいを見せております
活気のある大船山と元気のよいお日様に なぜか…
池は融けているかも…そんな不安にかられます
チチも同じだったようで、引き返す事に…
すると、山頂にいた元気なお兄様
「池は凍っているよ! 今、歩いてきた所♪」
チチと私の会話を聞いていたのでしょう
背を押すように教えてくれます
これは、行かねば後悔します
ありがとうございます
お礼を言って御池(オイケ)に向かうことにしました
急な雑踏を一気に下ると御池に辿りつきます
おぉ~ お見事~!
やっほ~
見事に凍っております
初 池渡りをする私…
モーゼの奇跡とは全く違いますが
凍った池の上を歩く時 十戒の場面が浮かぶ私は…変でしょうか?
自然の驚異の一部に触れた気持ちは
とても高貴で神聖なもののように感じてしまうのです
池を後にして
再び大船山の頂に戻って
暫し展望を楽しみながら休憩を取ります
この頃には、人は殆どいなくなり
静かな時が戻っていました
由布岳 鶴見岳
阿蘇山
遠くに見えるお山も
微笑んでその姿を見せてくれています
360度の展望は 見事なまでに
その魅力を携えて飽きさせません
名残惜しいまま 今宵の宿へと下る事にします
歩いてきた道を引き返します
雪があればどんなに歩きやすい道でしょう…
岩と石の道は 足にも腰にも…
だけど…一気に下って行きます
坊ガツルと三俣山
少し日の傾いた空にそびえる三俣山のお出迎え♪
少し赤みを帯びているように感じる中
今度は、法華院温泉へと向かいます
玖珠川源流 鳴子川を渡り 10分ほど歩くと
法華院温泉に辿りつきます
法華院温泉山荘
個室
今回は、チチの体調の事もあり、予約を取っていましたが
結局、ハハの腰痛もあり、テント泊出なかった事に感謝です
お空を見ていると、テント泊にすればよかったと思うほどですが
ここの山荘泊まりは 贅沢というほか有りません
予約の順に 個室からの受付となるのですが
今回は 40名ほどの宿泊客のようで
大部屋は 使われていない様子…
6畳の部屋に二人で使う事が出来るのは
山では考えられないほど広いものです♪
お代わり自由の夕食
夕食前に温泉に入って汗を流し
着替えてしまえば 寒さもどこかに…
年に1度だけのちょっと贅沢な泊付き登山です♪
湯治…そんな感じでゆったりと過ごし
明日に向けて生気を養います♪
長い夜も快適に…
白銀のお山とは行かないけど
〆のお山は贅沢そのもので…
だけど…
ちょっとだけ…霧氷を見たかったと、思いつつ
深い眠りに落ちていきました
つづく…
大切な年末行事の贅沢
昨年は難しいかと思いましたが
何とか夢叶い お天気にも恵まれ
贅沢なものとなりました♪
山帽子様は ふとタイムスリップしたように
過去のブログにコメントを戴けるので
新鮮な驚きと嬉しさを戴いております♪
昨年とその前の九重を比べながら
ブログを綴って見たいと思います
どうぞ 今年もよろしく御ひいきに~♪
拙いブログにお越し頂けている事を
感謝しております
コメントもいつしか心待ちにしている自分がおります
本当にありがとうございます♪
それに九重連山へようこそ!
それに車で移動でしたか、お疲れ~でした
確かに車だったら取り付きが便利ですよね
あの日程頃は多分天気いいだろうなぁ~と
少し気になっておりました。
朝方は冷え込んで大変でしたね、ただ長者原付近も
今年は積雪すくなくあっけないほどだったのでは
結局アイゼンなしで歩けたのですね。
ただ今の時期にしては青空があって やはり今回は女神様がやっと微笑んでくれましたね、よかった!
もう少しひえこんだら霧氷もみられたのに少し残念でしたね
ともかく法華院で温泉浸かれば言う事無し、
こちらの坊ガツルへの道には アセビ群生が群れなし
トンネルが作られている所があります
所違えど…似た所を歩いているのですね♪
芹さんの歌声
たか様の所まで届きましたか♪
嬉しいです…もしかしたら
私のどら声も混ざっていたらスミマセン(笑)
坊ガツルは 何日でもテン泊しやすい所ですよ
いつか、御一緒して
坊ガツルのとある風景をお見せしたい…
坊ガツル賛歌を 口ずさみながら…
いつも、コメントを残して下さってありがとうございます♪
澄み切った空が、心まで洗ってくれそうでした♪
お持ち帰り出来るのであれば
お持ち帰り多かったほどに…(笑)
今年もよろしくお願い致します♪
腰の方は大丈夫でしたか?
クネクネと伸びた枝のトンネル
nanekobiさん仰る様、まさに童話の世界ですね。
随分、昔 登った伊豆・天城山のアセビのトンネルに何処か似ているかな?
展望所からの景色、まるで絵画の様ですね。
嬉しかったのは憧れて止まない坊がつるの景色が見られた事です。
どこからともなく芹さんの澄んだ歌声が聞こえてきそうな伸びやかさ・・・
何時か子羊になって「坊がつる讃歌」を口づさみ歩いてみたい。
どうして山の空は青いのでしょうね。