山に癒されて…♪

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デジャヴな 夜叉ヶ池… 続編

2015年08月06日 | 山登り 東海 甲信越
夜叉ヶ壁の取り付きからのつづきです






夜叉ヶ壁と昇竜の滝




さ~ この斜面 登りましょうか
石を落とさないように…

気をつけて

ロープが横で見張り番?
道案内のように垂れています


大丈夫!
大丈夫!



自分の足で登りますよ♪
見守ってて 下さいね♪




 ツリブネソウ


岐阜方面を振り返る



ここの景色は 気持ち良いほどすっきりと切れ込んでいます
谷間の向こうに見える岐阜のお山たち
いつか登ってみたいです♪





さて…これが最後の壁かな?





チチの姿を追います
チチは、稜線に出たのでしょうか?

稜線が眩しく見えます



尾根上の分岐


は 三周ヶ岳
は 三国ヶ岳 
そして 夜叉ヶ岳もです




稜線線に出て 分岐を見たところ


下から伸びる道とくの字になって 先に見えるは 三国ヶ岳方面…





まずは…夜叉ヶ池に参りましょう






尾根の横に 灌木の間に穴が…
その下に 木の階段が…
潜るように下ってみましょう





緑に覆われた池が姿を現します
木道の道が 縁を飾るように延びています


 夜叉姫祀碑


夜叉龍神社の祠があったそうですが 老朽化のため取り壊され
代わりに祀碑が建てられたようです





静かです
人は多く休まれているのに…それを感じさせません


あれほど暑さと闘ってきたのに
ここはそれを忘れさせてくれます
涼しげに吹く風が 子守唄のように優しげに語りかけます


少し お休みなさい…




夜叉ヶ池
 



深緑の水面は静かに静かに広がっています

まるで 龍神の世界が池の中に存在しているかのように
水面に映し出される風景

深い色を湛えた池はまるで鏡のよう…

時折何かが跳ねます

静かな水面が揺れます

小さな波紋が広がり…
揺れた世界が 元の静寂を取り戻します


ここだけ、時の流れがゆるやかで
次元の違う世界に迷い込んだような錯覚に陥ります

池の持つ神秘さでしょうか…
龍神の成す技なのでしょうか…

暫し 時を止めた空間に身を委ねます




 
シラネセンキュウ?ミヤマセンキュウ?


葉の形がニンジンにも似ているような…
シラネにもミヤマにも似ていない様な…そう思うのですが
さて…どちらなのでしょう…?

群生を成しているのですが…
どちらか気になりつつ登って行きます…







花の癒しを感じながら
時計を見て 思案します…

出るのが遅かった事もあり 周回は難しそう

だけど 夜叉ヶ池の全貌を見てみたい…
夜叉丸まで足を運んでみましょうか…

後ろ髪を惹かれながらも、腰を上げて稜線を歩く事にします






藪山といえど 岩肌がむき出しです
岩稜の道は急な勾配を呈して 迎えてくれます

切り立った所があり 慎重に登ります





この切り立った所も、お花の名所とか…
だけど、やはり時期が遅かったのでしょう…
期待するお花にはお目にかかれません

ニッコウスゲのお花には 縁がなかったようです





岩尾根をどんどん進みます





急な勾配は変わりませんが
岩稜は消えてしまいます

代わりに 何やら笹が…





チチ~

だんだん 隠れて行きますよ~

チチ~

そこが頂ですか~







ゲッ!

ブッシュ!



チチが見えません






どうやら、藪山の本性を現してきたようです…






 

どこ見ても ササだらけ!

ブッシュ! 続きます



背伸びをしても 周りが見えなくなります



藪漕ぎ…です…



夜叉丸で…すでに気持ちは萎えてしまいます…




藪漕ぎ…もういいです…




根性の無い私は…暑さと藪漕ぎに 撃沈してしまいます




戻ろうか



はい



チチの一言で Uターンです









振り返る先の 三周ヶ岳
笑っているのでしょうか…根性の無い私を…



今回は そちらにも伺えません…時間がありませんから…^^;


ププ…
藪漕ぎが嫌なだけでしょう…ププ…




夜叉ヶ池もぽっかり口をあけて呆れているよう…
その形…
ハート形に見えます








下りも大変… えっ!


チチが手を広げて 今にもびそう!


私に愛想が尽きて 投身!…?



やめて~~~


な~んて事は ありません!


気持ちの良い風と戯れたチチ
展望の良さが クライマーズハイにさせるのかも…







慎重に下って行きます



 
ホツツジ 別名マツノキハダ、ヤマボウキ






どんどん下ります







下りは早いです♪



 コオニユリ  ツリフネソウ
 ノギラン(芒蘭) キンコウカも終わり?
 シモツケソウ  ノコギリソウ




お花畑に別れを告げます






穏やかな山間の道を急ぎます





幽玄の瀧(滝)に出ます

こうしてみてみると
竜が登って行っているようにも見えます



実は、この幽玄の滝には 秘密が…

肌を若返らせ 長寿が叶う と…言い伝えられているそうな


後で知った事…



火照った体を少し慰めようと
滝に手を差し伸べて
水を手先に受けていた私に チチが…

あと二歩前に…と声をかけます 



何か…企んでいる…と思った私は サッサと道に戻ってしまいます





知っていれば 滝行も疎まず 自ら飛び込んで行ったものを~!


無念じゃ~!




チチが また一言


だから あと二歩前に…って言っただろ



…(;一_一)

… 祟ってやる~\(>o<)/







お山はそんな夫婦の事情なんて関係ありません
いつもありのまま…

見事な自然の造形美を見せてくれます




もうすぐですね♪







じりじりと焼かれたアスファルトの熱が 一気に返ってきます

現実に引き戻された瞬間です

暑い暑いと言っても
お山の中は、涼しい空気に包まれています

いそいそと車に乗り込んで
熱気を浴びながら 汗を流しに車を走らせます









道の駅で 下山届を出します



藤橋の湯


ゆっくりと汗を流します

お風呂の中で 暫し回想します




今日のルート 登った記憶が 全くありません…

だけど、やはり 夜叉ヶ池には 見覚えが…
祠らしきものが無いのも 納得…
そして…記憶の中の夜叉ヶ池と そっくり…


もしかして 福井側から登ったのでしょうか…


だけど…今日のルートは初めてです



若かりし頃 職場の友人と来たという記憶…

どのルートをどう登ったのかすら覚えていません…

そうなると来たのかどうかさえ 怪しいものです
だけど…

職場の友人と池で戯れたという記憶だけが 鮮明に残っているのです


その記憶が違うのなら どこのお山の池の事?




来た事があると思う 夜叉ヶ池
だけど、歩いたルートは初めてです

さて 曖昧な記憶…
錯誤しているだけなのでしょうか?


デジャヴな夜叉ヶ池…


ならば…


今度は 福井側から登らねばなりません…か?




 ノリウツギ  リョウブ




深い緑の中で
白いお花が目立っていました






終わり…



最後までお付き合い
ありがとうございました



























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2 コメント

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こんばんは (延岡の山歩人K)
2015-08-06 20:49:21
お久しぶりです
雄大な眺めの楽しい山登りでね
しかし
夏のヤブ漕ぎはご遠慮したいですね

有限の滝
凄い迫力と好い眺め

 >肌を若返らせ 長寿が叶う
知らなくて残念でしたね
また是非行ってください(^^)/

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お久しぶりです♪ (nanekobi5963)
2015-08-06 21:27:11
稜線付近の藪漕ぎには
いささか閉口してしまいましたが
1000m級のお山にしては楽しめるとこ満載でした♪

滝の名所でもあるようで
綺麗な滝がいくつかあるようです

しかし…肌を若返らせ…
なぜに早く気がつかなかったのかと後悔しています(笑)

今度は、反対側の福井から登ってみようかと
やはり、考えています♪
諦めの悪い私です(笑)

コメントありがとうございます

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