2019年11月3日(日)☁ 妙高山 燕登山道コース
妙高山(南峰)からの続きです
妙高山は成層火山です
太古から噴火を繰り返し
独特の地形を形成しており
山頂には大きな奇岩が並んでいて
溶岩ドームなど火山独特の景観が楽しめます
そんな妙高山には山頂が二つあり 北と南に分かれます
南峰は最高視点を示し
北峰は測量の基準点となる一等三角点があります
妙高山に二つの山頂がある謎・・・?
広い山頂部分を確認するように
北峰へと向かいます
北峰へ
妙高山南峰から北峰
午後から下り坂で雨が降る・・・
天気図を見ても 予報を聞いてもそうでしたが
今見る空は なんと穏やかなものでしょう・・・
強い風が吹くわけでもなく
冷ややかではありますが
心地よい空気が漂い 風の存在を感じません
大きな奇岩の並ぶ ごつごつした山頂を移動して
北峰に向かう距離は100mほどでしょうか・・・?
人をも飲み込むような大岩の連座・・・
圧倒されながらもその間を進みます
奇岩の連続
日本岩 2450m
奇岩が続き 溶岩ドームも芸術品のよう
その中でも大きな岩が立ちはだかります
これが日本岩!
中央火口丘のマグマが冷えて固まった安山岩で
奇岩の中でも 最大級の一つだそうです
その前を通り抜けて北峰へと向かいます
日本岩の向こうにも奇岩が・・・
荒野が広がる?
2000m以上の山頂に居るとは思えない・・・
これも妙高山独特のものでしょうか
一足先に見せる冬枯れの景観に
少し寒々しさを感じます
もう一つの頂上
北峰 2446m
登頂部の端に辿り着きました
日が当たる部分は 霜が融けたためでしょうか・・・
どっろどろ!
泥濘の中に標識が誇らしげに立っております
出来る範囲で飛び石状態で 移動しますが
靴は一瞬にして泥まみれになります
ゴツゴツしていても 平坦な頂!
奇岩の岩場だけど どろどろの泥濘の頂!
不思議な感じの北峰 面白い♪
ここで少し休憩を取る事にします
北峰から見る 焼山と火打山
南峰方面
はやり午後から雨になるとは思えない穏やかさ・・・
テントを持ってくればよかったと思うほど・・・
近からず遠からず・・・目の前に広がる焼岳と火打山
延びる稜線が誘惑の手を伸ばしてきているよう・・・
あそこまでどれほどかかるかしら・・・
火打山を見ながら誰ともなしに呟く・・・
ふと このまま歩いていきたい衝動に駆られます
3~4時間以上はかかるよ・・・
頂上はもっとかかる・・・
チチが無理と言わんばかりにいう・・・
そう・・・
分かっていても 誘惑が私を揺さぶります
今度 また来たらいい・・・
チチの言葉に頷きながらも 火打山を見つめます
雪ならまだしもこの季節 雨だったら・・・
この季節の雨は厳しいものがある・・・
諦めざるを得ない
また いつか・・・
コーヒーを飲みながら
いつまでも見つめていました
さて・・・戻ろう
10合目の分岐まで引き返します
往路では気付かなかった 小さな冬を発見します
日陰に残る霜柱
初にお目見え 氷柱
チェックストーン?窓
白馬 杓子岳
あれ・・・
空の様子が変わり始めたようです
下からガスが上がってきています
やはり予報は当たっているようです
さっさと下る方が賢明かもしれません
10合目からの下り
黒姫山を望む
外輪を眼下に見ながら岩場を下っていきます
眼下に広がる眺望
怪しげな雲の動き・・・
山頂にたどり着くまで待っていてくれていたのでしょうか
空の動きは早く どんどん変わっていきます
同じルートを戻るのですが
往路と復路 目線が変わり違う感じ・・・
特に岩場は やはり怖い!
高度感を直接感じて下らなければなりません
人工的にステップは作られていますが
緊張感マックス!
人は本当に恐怖や緊張すると
声が出ないものでしょうか
口はへの字になり
無言で足元を見ながら下っていきます
鎖場を下り
岳樺林
岩場さえ過ぎれば・・・
往路で見落としていた景色を楽しみつつ
ドンドン下っていきます
風穴
岳樺からの遠望
風穴まで下るのに 然程距離を感じません
すぐに着いた感じです
穴に手を当ててみると
微かに冷たい風の流れを感じます
二つ並ぶ穴を見ていると
山の吐息のような感じもします
急な登りは急な下りになります
滑らないように注意が必要!
それでも 下りは
必然的にペースが上がっていきます
七合目
光善寺池
岳樺と笹
七合目の光善寺池
いつの間にか張っていた氷が融けているよう
日が当たり出して融けて また凍り
繰り返しながら 何時しか・・・
雪の下に埋まるのでしょうね・・・
ダケカンバと笹床が
気持ち良さげに天を仰いでいます
そして 再び 天狗堂迄の急坂を下って
笹のトンネルへと潜っていきます・・・
天狗堂と前山
少し休もう・・・天狗堂
一気に下って来た天狗堂
広場になった平坦な所は 良き休憩場です
ここで膝を休めるように
足を投げ出し休憩です
後から下って来た男性と少し会話をして
別れを告げます
私的にはここからの下りに 苦手意識がありますが
下らねば帰れません
慎重に下って行く事にします
急な下りは慎重に・・・!
五合目
胸突き八丁が
尻もち八丁にならないように
慎重に下って💦 下って💦
湯道分岐まで一気に下ります
途中沢沿いに出ますが
登りと違い 道を外しやすいのでしょうか
そのまま沢を下る登山者を見かけます
声をかけてみますが届かないようです
調度 登山道と並行して歩くところがあり
そこで 少し離れた登山道を歩くこちらに気づき
漸く 沢から離れるように登山道に戻られます
湯道分岐
水そこに硫黄の成分
沢の色が変わる
4合目辺りになると水は透明から白濁になり
温泉成分を含んだ水に変わっていきます
白い沢水を渡渉して
まずは 滝を目指して下ります
ここからは道は狭く
切れ落ちたトラバースの道になります
沢へと切れ落ちた斜面
滑りやすい切れた斜面を下り
称名滝から舗装道路になり
源泉を通り越し
水場を確認して進むと
落ち葉が目立ちだす
称名滝まで下ると まずはホッとします
よそ見をして歩かない限り
安心な舗装道になります
朝より艶やかな黄葉
いつの間にかガスが降りてきて
湿気の多い神秘な雰囲気に包まれます
その為でしょうか・・・黄葉が妙に生え
冬の山から晩秋に引き戻された感じです
往路の時には気付かなかった黄葉の美しさ
復路では余裕が出来たためでしょうか
黄葉を楽しんで歩く自分がおりました
登山口まで戻って来た
車道に出ます
ススキの穂が艶やかに・・・
※近くで穂を確認していないのでもしかしたら オギだったらスミマセン・・・
落ち葉を踏み踏み帰路につく
惣滝
ガスが降りてきて
青空が隠れてしまっています
それでもここまで下ると 安心感からか
余裕で景色を楽しんでいます
里に近づくと 秋の名残が濃く
紅葉と落葉の間の魅力を味わえます
絡みつく秋・・・
黄金の湯
道から黄金の湯場が見えます
人が入っているようで
影が薄っすらと映し出されています
黄葉に包まれた露天風呂・・・
冬は閉鎖されるようですが
雪の中の露天風呂も素敵なのでしょうね・・・
さらば 妙高山
またいつの日か・・・
燕登山口が見えてきた
薬師堂
土産屋が開いて人の気配
下山届も忘れずに・・・
燕温泉
駐車場へ
漸く帰り着いた感じで 一先ず駐車場に向かいます
朝の時より落ち葉が増えた感じですが
晩秋の風合いがいい感じです
着替えをもって 再び燕温泉に向かいます
ホテル花文を望む
高台に見える ホテル花文
今日はこちらを利用させていただく事にします
ただ・・・時間的な事でしょうか
食事はしていないとのことで
入浴だけの利用となります
蕎麦はなし・・・入浴だけ・・・
硫黄の香りが漂う乳白色の硫黄泉
丁度良い湯加減の温泉で
ゆっくりと浸かる事が出来ます
上がっても硫黄の匂いがいつまでも体から離れず
ぽかぽかとして気持ちがいい・・・
いい温泉です♪
温泉の余韻に浸りながらホテルを出ると・・・
ありゃま~!
外も乳白色!
ガッスガス!
幻想的な世界に・・・
景色は一変して
幻想的な世界と早変わり・・・
霧雨でしょうか 路面も濡れています
やはり下山して正解だったと
この時改めて実感しました
帰りもまた・・・
慎重に車を走らせて帰路につきました・・・
終
最期までお付き合い下さってありがとうございます
蘇りました。ブログを読み返し、紅葉のすばらしさを
かみしめていますが、妙高山へは、天候の悪さで未踏
です。
ブログを拝見して妙高山にいつかは・・・の思いです。
返信が遅くなり申し訳ございません
私も妙高山は初めてでした
紅葉の見事な所と聞いておりましたが
今回は落葉と混ざったちょっと渋い紅葉の時期に訪れたようです
それでも やはり圧巻の紅葉に満足させて頂きました
私もまた いつか・・・と思うお山でした
コメントありがとうございます
返信が遅くなり申し訳ございません
錫杖様のブログを拝見した時 驚きました
1週間違いですね
1週間違うとこんなに違うのかt暫し見つめておりました・・・それでも 紅葉の見事さは素晴らしいとしか言いようがないです
ブナ林 そしてダケカンバ帯の印象は目に焼き付きます
葉は落ちておりましたが
白い木肌がまた印象強く 登る過程でも 何度足を止めて見入った事でしょうか
季節季節のお山の魅力 訪れるたびに 印象付けられますね
コメントありがとうございます♪