2016年4月23日(土) 比良山系 釣瓶岳と地蔵山
釣瓶岳からの続きです
↑ クリック! コース地図はこちらをご参照ください
釣瓶岳から まず イクワタ峠まで引き返します
釣瓶岳までの痩せ尾根を再び歩き
蛇谷ヶ峰や琵琶湖方面を見て下る事になります
同じ道でも行きと帰りでは
どうしてこうも違う道に思えるのでしょう…
目線が変わるだけで
山の雰囲気はガラッと変わります
イクワタ峠より少し高い目線で 蛇谷ヶ峰を見下ろし
その向こうに広がる琵琶湖が 霞と同化しておぼろげに見えます
こんなに広大に 展望が開けていたのですね~
感激しながら 蛇谷ヶ峰を前方に見下ろしながら歩きます
白倉岳や若丹山地方面
青い空と 白い雲と
連なる峰々の稜線が 目を楽しませてくれます
道は再び樹林帯の中
くねった木や枯れ枝の残る殺風景な木々も
この季節ならではの雰囲気を漂わせております
木々の間の通り道を
風に吹かれながら 抜けて参るもまた 楽しい
下って…
登って…
イクワタ峠
スカイラインの頂点に立つチチ
イクワタ峠に着いたようです
イクワタ峠
再びイクワタ峠に戻ってきましたが
今度は違うルートを取ります
イクワタ峠は分岐になっており
登ってきた朽木栃生方面と地蔵山~蛇谷ヶ峰への縦走路へと分かれます
ここから北西の方向(右)に向きを変え
地蔵山へと向かいます
尾根に向かって進みたいけど
道はL字に左方向へと曲がります
景色に目を奪われていると
チチは遥か彼方で点になっています
その手前の標識が ずっこけ状態
そして 振り返って標識を確認すると
その向こうに釈迦岳が見えます♪
倒れた標識
倒れているけど…
頑張っているのですよね…
矢印の方向は ちょっと下向き…
モグラさんならいいのだけど…
見晴らしの良い 開けた尾根道を下って行きます
東にはリトル比良山脈が連なっています
左から鳥越峰 白い仏岩が目立つ岩阿砂利山
鵜川越をはさんで 嘉嶺ヶ岳 滝山
寒風峠をはさんで ヤケ山
その向こうに 霞と一体化した琵琶湖…
鈴鹿連峰はベールに包まれ見えません
その展望を見ながらどんどん 下って行きます
登りの無い事を願いながら 下って行きます…
どこまで下るのかと思いながら…
気持ちのいい尾根道♪ ショウジョウバカマ
杉苔の道
道は急な下りから緩やかに アップダウンして行きます
樹林の中に入ると
枝尾根が出ている所でいくつかの踏み跡があり…
少し迷います
そこは地図で方向を確認して下って行きます
だけど、この季節だから見通しも良く 助かりますが…
夏季の木々の生い茂った中でしたら
もっと 慎重になっていたことでしょう…
枝尾根へと行く道に迷わされない様に…
踏み跡を隠すように 倒木と落ち枝で 行き止まり
行き止まりを避けて 尾根道を下って行きます
次第に 急な下りとヤセ尾根が続きます
下ばかり見ていると
地面に落ちたお花がいくつも重なり合って目に留まります
ふと上を見ると
羽根つきの羽根を思わせるような姿の
淡い黄緑の色をした小さなお花が沢山咲いています
クロモジ
クロモジの群生が あたり一面に枝をのばして
見事に お花を咲かせています
まさにクロモジの森とでも言いましょうか…
こんなにたくさんのクロモジのお花を見たのは 初めてです
山桜
クロモジの森を過ぎると こんどは
1本の 山桜が満開に咲いて樹林の華となっています
楽しませてくれる花たちに身を躍らせながら
尾根道を進んでいきます
尾根道の先に見える標識
ササ峠
丁度 尾根沿いに標識が立てられ
T字の分岐を左に下れば ササ峠道出合へと下って行きます
この道もまた、人の少ない 地図上にも無い道で
危険個所が多い所の様です
今回は違うルートですので左には曲がりません
地蔵山へと向かうべく そのまま尾根道を真直ぐ進みます
混生する樹林帯の尾根
芸術的な樹木の姿は
トンネルになったり オブジャとなったり
楽しませてくれるに十分過ぎるほどの魅力を見せてくれます
樹林帯ではありますが
明るい日差しを浴びて 気持ちの良い尾根歩きを楽しみます
地蔵山 789.4m
尾根上の開けた場所が地蔵山
ここからの展望もよく開けています
標識の後ろには 鳥越峰、岩阿砂利山が見えます
そのすそ野に広がる鹿ヶ瀬の田園も少し見えます
地蔵山から4~5分下った所にある峠まで
景色を見たら そのまま下っていきます
年代を感じるお地蔵様
地蔵峠
十字路にも見える地蔵峠
開拓された林道でしょうか?作業道でしょうか?
右側に 尾根に並行するように 道があります
左側には 畑へ下るのではないかと思う道があります
さて…
ここからが本命というべきルートを歩くことに…
峠と並ぶように作業道が見えます
目的のコメカイ道の入口が不明瞭です
てっきり はっきりとした作業道のような道を
歩くものと思っていた私…
何やら樹林帯の藪の中を覗き込むチチ…
行くよ!
えっ! うっそ~
微かな道を見つけたチチは 迷うことなく 下って行きます
どうも 作業道がコメカイ道を寸断して分からなくなっていますが
チチの目には 薄くでもコメカイ道の痕跡が見えたようです
コメカイ道がはっきりしている所
しかし、それを辿りますが 途中で分かりにくくなり 消えます…
消えた道を探しながら また見つけて歩く…
私は 無言のまま ついて行くだけ…
消えたりでてきたり 確認しつつ下ります
漸く2度目の作業道に出ます
漸く広い道に出ました~
しかし…ホッとするには…早かったようです…
ここで 完全にコメカイ道の跡が消えます
地図で確認すると、コメカイ道は 谷添いにあります
谷を下って行か無ければならないのは確かのようですが
道が…はっきりしません
私的には もう この立派な作業道でよいのですが…
チチは 地図を再度確認して 目の前の枝谷を見つめ
下れそうな所を選んで下って行きます
私の気持ちは…
チチが行くのならば…で チチについて下ります
谷に落ちる斜面に 道らしきものはありません…
チチの足が止まります
辺りを見回し
眼下の谷を見つめます
へなちょこの私は 急斜面の足場の不安定な所なので
木にしがみついて その様子を見守ります
谷の右岸下部側に コメカイ道と思し召し踏み跡が見えたようです
見つけると行動の早いチチです
さっさとそれを辿って下る事にします
漸く 沢に出る事ができます ここで
地蔵峠0.5kmの道標に出会い 安堵した時です
流石チチ…間違っていなかったようです…が
もう二度と行きたくない…
そう思うのは まだ早かったと気付くのは
この先の事ですが この時は 安堵の気持ちが先に出て
降りてきた斜面を見上げて ご遠慮を申し上げたところでした
こっちだよ~
標識がそういっているように
木の陰から顔を出しています
ネコノメソウ
やれやれと ホッとしますが…
これで終わったのではなく 始まりだったと気付くのに
然程時間は要しませんでした…
知ってか知らないでか…
ネコノメソウが 殺風景な中で微笑んでいます
呑気にお写真を撮らせて頂き
水分を補給して 谷間の涸沢沿いの道を歩いていきます
この時…
この先にある滝を見るのを楽しみに
ルンルン気分で歩く私を
きっと お山の女神さまは 笑ってみていたのかもしれません…
つづく
釣瓶岳からの続きです
↑ クリック! コース地図はこちらをご参照ください
釣瓶岳から まず イクワタ峠まで引き返します
釣瓶岳までの痩せ尾根を再び歩き
蛇谷ヶ峰や琵琶湖方面を見て下る事になります
同じ道でも行きと帰りでは
どうしてこうも違う道に思えるのでしょう…
目線が変わるだけで
山の雰囲気はガラッと変わります
イクワタ峠より少し高い目線で 蛇谷ヶ峰を見下ろし
その向こうに広がる琵琶湖が 霞と同化しておぼろげに見えます
こんなに広大に 展望が開けていたのですね~
感激しながら 蛇谷ヶ峰を前方に見下ろしながら歩きます
白倉岳や若丹山地方面
青い空と 白い雲と
連なる峰々の稜線が 目を楽しませてくれます
道は再び樹林帯の中
くねった木や枯れ枝の残る殺風景な木々も
この季節ならではの雰囲気を漂わせております
木々の間の通り道を
風に吹かれながら 抜けて参るもまた 楽しい
下って…
登って…
イクワタ峠
スカイラインの頂点に立つチチ
イクワタ峠に着いたようです
イクワタ峠
再びイクワタ峠に戻ってきましたが
今度は違うルートを取ります
イクワタ峠は分岐になっており
登ってきた朽木栃生方面と地蔵山~蛇谷ヶ峰への縦走路へと分かれます
ここから北西の方向(右)に向きを変え
地蔵山へと向かいます
尾根に向かって進みたいけど
道はL字に左方向へと曲がります
景色に目を奪われていると
チチは遥か彼方で点になっています
その手前の標識が ずっこけ状態
そして 振り返って標識を確認すると
その向こうに釈迦岳が見えます♪
倒れた標識
倒れているけど…
頑張っているのですよね…
矢印の方向は ちょっと下向き…
モグラさんならいいのだけど…
見晴らしの良い 開けた尾根道を下って行きます
東にはリトル比良山脈が連なっています
左から鳥越峰 白い仏岩が目立つ岩阿砂利山
鵜川越をはさんで 嘉嶺ヶ岳 滝山
寒風峠をはさんで ヤケ山
その向こうに 霞と一体化した琵琶湖…
鈴鹿連峰はベールに包まれ見えません
その展望を見ながらどんどん 下って行きます
登りの無い事を願いながら 下って行きます…
どこまで下るのかと思いながら…
気持ちのいい尾根道♪ ショウジョウバカマ
杉苔の道
道は急な下りから緩やかに アップダウンして行きます
樹林の中に入ると
枝尾根が出ている所でいくつかの踏み跡があり…
少し迷います
そこは地図で方向を確認して下って行きます
だけど、この季節だから見通しも良く 助かりますが…
夏季の木々の生い茂った中でしたら
もっと 慎重になっていたことでしょう…
枝尾根へと行く道に迷わされない様に…
踏み跡を隠すように 倒木と落ち枝で 行き止まり
行き止まりを避けて 尾根道を下って行きます
次第に 急な下りとヤセ尾根が続きます
下ばかり見ていると
地面に落ちたお花がいくつも重なり合って目に留まります
ふと上を見ると
羽根つきの羽根を思わせるような姿の
淡い黄緑の色をした小さなお花が沢山咲いています
クロモジ
クロモジの群生が あたり一面に枝をのばして
見事に お花を咲かせています
まさにクロモジの森とでも言いましょうか…
こんなにたくさんのクロモジのお花を見たのは 初めてです
山桜
クロモジの森を過ぎると こんどは
1本の 山桜が満開に咲いて樹林の華となっています
楽しませてくれる花たちに身を躍らせながら
尾根道を進んでいきます
尾根道の先に見える標識
ササ峠
丁度 尾根沿いに標識が立てられ
T字の分岐を左に下れば ササ峠道出合へと下って行きます
この道もまた、人の少ない 地図上にも無い道で
危険個所が多い所の様です
今回は違うルートですので左には曲がりません
地蔵山へと向かうべく そのまま尾根道を真直ぐ進みます
混生する樹林帯の尾根
芸術的な樹木の姿は
トンネルになったり オブジャとなったり
楽しませてくれるに十分過ぎるほどの魅力を見せてくれます
樹林帯ではありますが
明るい日差しを浴びて 気持ちの良い尾根歩きを楽しみます
地蔵山 789.4m
尾根上の開けた場所が地蔵山
ここからの展望もよく開けています
標識の後ろには 鳥越峰、岩阿砂利山が見えます
そのすそ野に広がる鹿ヶ瀬の田園も少し見えます
地蔵山から4~5分下った所にある峠まで
景色を見たら そのまま下っていきます
年代を感じるお地蔵様
地蔵峠
十字路にも見える地蔵峠
開拓された林道でしょうか?作業道でしょうか?
右側に 尾根に並行するように 道があります
左側には 畑へ下るのではないかと思う道があります
さて…
ここからが本命というべきルートを歩くことに…
峠と並ぶように作業道が見えます
目的のコメカイ道の入口が不明瞭です
てっきり はっきりとした作業道のような道を
歩くものと思っていた私…
何やら樹林帯の藪の中を覗き込むチチ…
行くよ!
えっ! うっそ~
微かな道を見つけたチチは 迷うことなく 下って行きます
どうも 作業道がコメカイ道を寸断して分からなくなっていますが
チチの目には 薄くでもコメカイ道の痕跡が見えたようです
コメカイ道がはっきりしている所
しかし、それを辿りますが 途中で分かりにくくなり 消えます…
消えた道を探しながら また見つけて歩く…
私は 無言のまま ついて行くだけ…
消えたりでてきたり 確認しつつ下ります
漸く2度目の作業道に出ます
漸く広い道に出ました~
しかし…ホッとするには…早かったようです…
ここで 完全にコメカイ道の跡が消えます
地図で確認すると、コメカイ道は 谷添いにあります
谷を下って行か無ければならないのは確かのようですが
道が…はっきりしません
私的には もう この立派な作業道でよいのですが…
チチは 地図を再度確認して 目の前の枝谷を見つめ
下れそうな所を選んで下って行きます
私の気持ちは…
チチが行くのならば…で チチについて下ります
谷に落ちる斜面に 道らしきものはありません…
チチの足が止まります
辺りを見回し
眼下の谷を見つめます
へなちょこの私は 急斜面の足場の不安定な所なので
木にしがみついて その様子を見守ります
谷の右岸下部側に コメカイ道と思し召し踏み跡が見えたようです
見つけると行動の早いチチです
さっさとそれを辿って下る事にします
漸く 沢に出る事ができます ここで
地蔵峠0.5kmの道標に出会い 安堵した時です
流石チチ…間違っていなかったようです…が
もう二度と行きたくない…
そう思うのは まだ早かったと気付くのは
この先の事ですが この時は 安堵の気持ちが先に出て
降りてきた斜面を見上げて ご遠慮を申し上げたところでした
こっちだよ~
標識がそういっているように
木の陰から顔を出しています
ネコノメソウ
やれやれと ホッとしますが…
これで終わったのではなく 始まりだったと気付くのに
然程時間は要しませんでした…
知ってか知らないでか…
ネコノメソウが 殺風景な中で微笑んでいます
呑気にお写真を撮らせて頂き
水分を補給して 谷間の涸沢沿いの道を歩いていきます
この時…
この先にある滝を見るのを楽しみに
ルンルン気分で歩く私を
きっと お山の女神さまは 笑ってみていたのかもしれません…
つづく
記述も詳細だし、
写真も鮮明で、
言う事なしです。
素晴らしいです。
お天気にも恵まれたようですね。
気分良く
歩かれたと思います。
nice Blog!!!
拙いブログをお褒め頂き 恐縮しております
tempo1078様のお言葉に 嬉しくて
天にも舞い上がってしまうほど…
色々と自答自問しながらのブログ更新でしたので
励みになります
本当にありがとうございます
山歩きは楽しいです
温泉も大好きです
tempo1078様のブログでは
楽しませて頂きながら
温泉巡りを妄想してしまいます
これからもよろしくお願い致します
コメントを残して頂き
ありがとうございます
でも展望の素晴らしさに救われました。
しかし方向感覚、抜群ですね。
迷いが無い事に逞しさを感じます。
人間が何時の間にか失ってしまった動物的感とでも言いましょうか。
素晴らしいです。
未だ出て来ませんね マークの一件
アップダウンの多い所がほとんどですよね
それでも、今回のお山の展望の良さは
感激しました♪
方向感覚…うふふ
これはチチだけで私は音痴♪
歌も方向も誰にも負けないほど音痴です♪
(自慢するものではないのですが自慢です笑)
ただ動物的勘は
粗野な私にはあるかもしれません(笑)
マーク・・・
先のブログで・・・?
私の未熟さもかねて…(笑)
いつも コメントをありがとうございます♪