2016年8月12日(金) 白山 岐阜県側からの平瀬道往復
白水湖畔駐車場 1235m 平瀬道登山口休憩所 1250m
白山・プロローグ 平瀬道登山口からの続きです
コースタイム
6:05 白水湖畔駐車場 → 6:11 平瀬道登山口休憩所(大白川登山口)1250m 6:14 → 7:47 大白川から3km地点 →
8:20 大倉山避難小屋 8:30 → 9:35 休憩 9:50 → 10:16 展望歩道分岐 → 10:30 白山室堂 11:00 →
11:18 高天原 → 11:35 御前峰 2702.17m → 12:06 翠ヶ池 → 12:18 大汝南・中宮道分岐2580m →
12:40 大汝峰 2684m (大汝小屋) → 13:05 大汝峰南・中宮道分岐 → 13:11 山頂池めぐりコース分岐2575m →
13:39 白山室堂 13:56 → 14:56 大倉山避難小屋 15:05 → 15:23 大白川から3Km地点 → 15:43 2km地点 →
16:00 1km地点 → 16:20 白水湖畔駐車場
山行距離 16.24km
山行時間 8時間39分
休憩時間 1時間35分
所要時間 10時間14分
届け出を出して ザックを締め直します…
さて…
久々の2000m級のお山です
すぐには 高度循環に対応できない体ですので
ゆっくりと進むことにします
登山口からすぐにブナ林の中を登っていきます
ここからは 樹林帯の中の
丸太の階段が所々お目見えする
急な道をジグザグに登っていきます
強い日差しは 枝葉に遮られ
木漏れ日として 樹林帯の中に差し込んできます
薄暗いというより ほど良い明るさに包まれ
自然の息遣いを感じながら登る感覚でしょうか…
大白川から1K地点 1470m
やがてブナ林に囲まれた尾根筋道となり
標高1470m地点に 大白川から1Km・室堂へ5.8km の道標を見ます
この道標が大倉山の分岐地点となる4Km地点まで 1Km毎に設置されており
これが 下りの時にありがたい指標となります
ブナ林
登りの時には その有難さに気付く事もなく
参考程度に見て通り過ぎておりました…
ツルギキョウ キッコウハグマ
尾根筋の道になり標高がだんだん上がって来ると
ブナ林の様相が変わり始めます
そしてお日様も高く昇り
夏を意識したように輝いて照らしています
少し…手加減してほしいほどです
この頃には 既に 身体は汗でびっしょり!
気持ち悪いほど 濡れてしまっていました
ハクサンカメバヒキオコシ
静寂な森のブナ林…
高度を上げていくに連れ
その様相が少しづつ変わってきています
開けた尾根道と
樹林に包まれた尾根道を歩きながら
景色の変化を楽しみます
大白川から2Km地点
大白川2Km地点前後から ブナ林の中に
ダケカンバの木が混ざる様になります
そのダケカンバの中には
見上げるほどの大木もあり 見ごたえが十分
皮が剥がれだしているものもあり
ダケカンバ特有の姿もちらほら見られます
熊笹の道
背高のっぽの笹に覆われた道は まるでトンネルのよう…
オオバノヨツバムグラ オトギリソウ
大木が目に留まるものの
全体に木々が低くなり始め
ちらほらとその姿が減ってきます
そして、辺りを埋めるようにクマザサに包まれ
そのクマザサの背丈も 次第に短くなっていきます
開けたササの尾根道
別山への尾根
そして開けた展望には 笹の上から
青い空と 別山への尾根が姿を現してきます
急な斜面は
それだけ高度を稼いでくれているという事
ふうふういいながらも
足を出して前に進みます
唯一の岩場
北アルプス
岩場、ざれ場はあるものの 整備されており
先週登った御在所の道と比べると
とても歩きやすい登山道です
ただ…次第に遮るものが少なくなってきます…
この頃から お日様との戦いになります
日差しは容赦なく照り付け
露出した部分の肌に差し込んでくるよう…
それは 痛みを伴い
あいたたと漏れる事も
暑さに喘ぎ
高度に喘ぎ
急な坂道を ぼっちらと登っていきます
息を整えるように振り返ると
北アルプス連山が御供してくれている事に気づきます
ササの明るい道
笹の高さも低くなり お日様に近づいてきた頃…
展望はいっそう広がりを見せ
目的のお山を捉える事が出来るようになります
樹林帯から解放されて… 大白川から3Km地点
右 剣ヶ峰 左 御前峰
剣ヶ峰と御前峰の頭二つ並べてお目見えします
ここから見え隠れしながら
目の前で手招きするように 誘ってくれます
別山尾根
白水湖の右岸の別山へと続く尾根もまた
進行方向左手側に付き添ってくれます
付き添ってくれるのは お山ばかりではありません
足元や目の前にいつも付き添ってくれるのは
野山の花たちも同じでした
アザミ シラネニンジン ミヤマゼンゴ
ムシカリ
ダケカンバの木も 見送ってくれます
道は緩やかなアップダウンはあるものの
殆んど平坦で歩きやすく 展望にも恵まれます
タダ・・日差しが厳しく 暑さは半端なく喘ぎます
あぢ~っ
それでも 時折…
樹林帯の陰に隠れて 自然の息に癒されます
ササ交じりの樹林帯 御前峰が道標?
再び視野が開けて見えた景色は…
三方崩山の彼方に浮かぶ北アルプス
雲海の上に姿を現したアルプスの面々
アップしてみますと…
穂高連峰 乗鞍岳 御嶽山
藍色の濃淡で描かれた北アルプスの稜線が
雲海の彼方で静かに浮かび
恋い焦がれる乙女にも似た気持ちに…させられます
白水湖と地獄谷出合
白水と呼ばれるけれど
ターコイズグリーンの白水湖
深い色がよく目立ちます
ヤマハハコ ヨツバヒヨドリ
御前峰と剣ヶ峰
ダケカンバとナナカマドの樹林帯の中から
御前峰と剣ヶ峰が再び姿を見せます
センジュガンピ 大倉山山頂
大白川から4㎞地点に 大倉山の標識が立っています
大倉山山頂と書かれておりますが 三角点が見当たりません
標識のある所から白山の方向に向かって 左手に道がありますが
殆ど人が歩いていない感じです
三角点はこの上かと思いましたが チチだけが確認をしに行きます
行かない方かいい
視界も悪いし 笹のブッシュだよ
それを聞くなり 即行諦めて 素直に
100m先の避難小屋へと さっさと向かう私です
大倉山避難小屋
大倉山避難小屋 2020m
ログハウス風の避難小屋は どっしりと構え
森の中に溶け込んでおりました
小屋の中は混雑しており 休めるスペースはありません
小屋の外で休憩を取る事にします
小屋の中には簡易のトイレがあるようですが
中まで確認しませんでしたので 詳しくはわかりません
ただ…水場は無いようですので
泊まる場合は水の持参が必要だと思います
こりゃ~大変かも…
鞍部から右 剣ヶ峰 左 御前峰
避難小屋からは少し下り気味の鞍部で
再び登りに苦しめられます
しかし そこは森林限界…
ハイマツや多種多様のお花畑となり
しんどくても 癒される道を歩く事に…
オヤマリンドウ ハクサンリンドウ サラシナショウマ
急な斜面を埋め尽くすように咲く 野山の花たち
戦ぐ風にその身をゆだねて
小さく揺れて迎えてくれます
本当はとてもしんどいのだけど
お花見たさの欲が体を突き動かします
癒され 誘われ
騙されるように高度を稼いでいきます
ハクサンフロウ クモマニガナ オオヒョウタンボク
風あたりの強さが物語る
自然の驚異に耐え忍ぶダケカンバ
微かに見える雪渓
今年は雪が少なかったようですが…
気温上昇も影響しているのでしょうか…
ヤマホタルブクロ シモツケソウ ミヤマコウリゾナ
荒れた崩壊地
お花に気を取られていると
足元から崩れそうな荒れた登山道…
気をつけながらも
心はお花…転ばない注意も必要です…
タカネナデシコ カラマツソウ ミヤマキンポウゲ
シシウド
夏と秋のお花の混生する時期
色々なお花の宝庫のよう…
青い空と山のキャンパスに
彩りを添えて咲く花の姿が誇らしげです
オンダテ(雌株) クロクモソウ ハリブキ
ナバリノギランとサラシナショウマ
白い花は本当によく目立ちます
スッとした姿のサラシナショウマ
見惚れてしまうではありませんか~♪
ミヤマキンポウゲ
崩れ戯れた斜面が切れ落ちる山道
解放感十分すぎるほど味わえます
丸太の急階段
何とも複雑に絡んだ丸太の階段
意外に高度感ある所です
この先も 崩壊した道が続き
一部通行止めになっている所も
巻くように新たに道がつくられて
再び崩壊地にでれば 注意して登っていきます
通行止め アオノツガザクラ マツムシソウ
マツムシソウと別山尾根方面
色々なお花が飾る中
マツムシソウもまた、天を仰ぎ 山を愛でているよう
秋の便りが届けられているのですね
天につづく木階段
ここは賽の河原に続く道…?
船ではなく階段を上って 天にまで登れそう
ナナカマド オオヒョウタンボク イワギキョウ
イブキトラノオと御前峰
あるはずの 御前峰へと延びる雪渓が…
今年は…大カンクラ雪渓にも…
雪が無い…
温暖化の影響でしょうか…
三方崩山方面彼方北アルプス
天気に恵まれ 暑さに恵まれ
高度を重ねるたびに 呼吸が乱れます
2000m されど2000m…
これしきの高度でも 体は敏感に感じているよう…
それでも歩かねば着きません…北アルプスを背に
ゆっくりと石畳の階段を上っていきます
ミヤマホツツジ
這い松
雪が無い…
岐阜県石川県の県境の高み越え
岐阜県石川県の県境の高み越え 少し下ると
展望歩道分岐に出ます
ここが賽の河原の様です…
賽の河原
県境から少し下がって展望歩道分岐
別山からの縦走路との合流になります
アルプス展望台 別山方面
展望歩道の方を見ると
雲海の向こうに別山への尾根が顔を出しています
いつか…そちらに伺うかも…
小さな約束をこっそりとします
這松の向こうから
お出で お出で 待ってるよ…
そういってくれているのでしょうか?
ここからは草原の様な
這松とお花畑の平坦な道を歩きます
シナノオトギリソウ ミヤマリンドウ
何処見ても…今年は本当に残雪も 雪渓も少ないよう…
室堂
白山室堂ビジターセンターの赤い屋根が見えます
室堂のビジターセンターの赤い屋根が見えると
ホッとします
室堂 2448m
室堂のビジターセンター前広場に到着です
店員700人を超す宿泊施設が立ち並び
ビジターセンターには広い食堂があり
レクチャーホールとしても利用されているようです
宿泊の受付はこちらで行う様になっています
郵便局や診療所も開設され、
一つの町のような施設となっております
整備されていたとはいえ平瀬道は
一般道にしてはロングなコースでした
疲れた体を まずはこちらで…
青い空と白山の頂を見ながら 休めてから山頂を目指しましょう…
空の動きがこの後急に変わり始めますが
この時は気になる雲さえ見当たりませんでした
つづく
白水湖畔駐車場 1235m 平瀬道登山口休憩所 1250m
白山・プロローグ 平瀬道登山口からの続きです
コースタイム
6:05 白水湖畔駐車場 → 6:11 平瀬道登山口休憩所(大白川登山口)1250m 6:14 → 7:47 大白川から3km地点 →
8:20 大倉山避難小屋 8:30 → 9:35 休憩 9:50 → 10:16 展望歩道分岐 → 10:30 白山室堂 11:00 →
11:18 高天原 → 11:35 御前峰 2702.17m → 12:06 翠ヶ池 → 12:18 大汝南・中宮道分岐2580m →
12:40 大汝峰 2684m (大汝小屋) → 13:05 大汝峰南・中宮道分岐 → 13:11 山頂池めぐりコース分岐2575m →
13:39 白山室堂 13:56 → 14:56 大倉山避難小屋 15:05 → 15:23 大白川から3Km地点 → 15:43 2km地点 →
16:00 1km地点 → 16:20 白水湖畔駐車場
山行距離 16.24km
山行時間 8時間39分
休憩時間 1時間35分
所要時間 10時間14分
届け出を出して ザックを締め直します…
さて…
久々の2000m級のお山です
すぐには 高度循環に対応できない体ですので
ゆっくりと進むことにします
登山口からすぐにブナ林の中を登っていきます
ここからは 樹林帯の中の
丸太の階段が所々お目見えする
急な道をジグザグに登っていきます
強い日差しは 枝葉に遮られ
木漏れ日として 樹林帯の中に差し込んできます
薄暗いというより ほど良い明るさに包まれ
自然の息遣いを感じながら登る感覚でしょうか…
大白川から1K地点 1470m
やがてブナ林に囲まれた尾根筋道となり
標高1470m地点に 大白川から1Km・室堂へ5.8km の道標を見ます
この道標が大倉山の分岐地点となる4Km地点まで 1Km毎に設置されており
これが 下りの時にありがたい指標となります
ブナ林
登りの時には その有難さに気付く事もなく
参考程度に見て通り過ぎておりました…
ツルギキョウ キッコウハグマ
尾根筋の道になり標高がだんだん上がって来ると
ブナ林の様相が変わり始めます
そしてお日様も高く昇り
夏を意識したように輝いて照らしています
少し…手加減してほしいほどです
この頃には 既に 身体は汗でびっしょり!
気持ち悪いほど 濡れてしまっていました
ハクサンカメバヒキオコシ
静寂な森のブナ林…
高度を上げていくに連れ
その様相が少しづつ変わってきています
開けた尾根道と
樹林に包まれた尾根道を歩きながら
景色の変化を楽しみます
大白川から2Km地点
大白川2Km地点前後から ブナ林の中に
ダケカンバの木が混ざる様になります
そのダケカンバの中には
見上げるほどの大木もあり 見ごたえが十分
皮が剥がれだしているものもあり
ダケカンバ特有の姿もちらほら見られます
熊笹の道
背高のっぽの笹に覆われた道は まるでトンネルのよう…
オオバノヨツバムグラ オトギリソウ
大木が目に留まるものの
全体に木々が低くなり始め
ちらほらとその姿が減ってきます
そして、辺りを埋めるようにクマザサに包まれ
そのクマザサの背丈も 次第に短くなっていきます
開けたササの尾根道
別山への尾根
そして開けた展望には 笹の上から
青い空と 別山への尾根が姿を現してきます
急な斜面は
それだけ高度を稼いでくれているという事
ふうふういいながらも
足を出して前に進みます
唯一の岩場
北アルプス
岩場、ざれ場はあるものの 整備されており
先週登った御在所の道と比べると
とても歩きやすい登山道です
ただ…次第に遮るものが少なくなってきます…
この頃から お日様との戦いになります
日差しは容赦なく照り付け
露出した部分の肌に差し込んでくるよう…
それは 痛みを伴い
あいたたと漏れる事も
暑さに喘ぎ
高度に喘ぎ
急な坂道を ぼっちらと登っていきます
息を整えるように振り返ると
北アルプス連山が御供してくれている事に気づきます
ササの明るい道
笹の高さも低くなり お日様に近づいてきた頃…
展望はいっそう広がりを見せ
目的のお山を捉える事が出来るようになります
樹林帯から解放されて… 大白川から3Km地点
右 剣ヶ峰 左 御前峰
剣ヶ峰と御前峰の頭二つ並べてお目見えします
ここから見え隠れしながら
目の前で手招きするように 誘ってくれます
別山尾根
白水湖の右岸の別山へと続く尾根もまた
進行方向左手側に付き添ってくれます
付き添ってくれるのは お山ばかりではありません
足元や目の前にいつも付き添ってくれるのは
野山の花たちも同じでした
アザミ シラネニンジン ミヤマゼンゴ
ムシカリ
ダケカンバの木も 見送ってくれます
道は緩やかなアップダウンはあるものの
殆んど平坦で歩きやすく 展望にも恵まれます
タダ・・日差しが厳しく 暑さは半端なく喘ぎます
あぢ~っ
それでも 時折…
樹林帯の陰に隠れて 自然の息に癒されます
ササ交じりの樹林帯 御前峰が道標?
再び視野が開けて見えた景色は…
三方崩山の彼方に浮かぶ北アルプス
雲海の上に姿を現したアルプスの面々
アップしてみますと…
穂高連峰 乗鞍岳 御嶽山
藍色の濃淡で描かれた北アルプスの稜線が
雲海の彼方で静かに浮かび
恋い焦がれる乙女にも似た気持ちに…させられます
白水湖と地獄谷出合
白水と呼ばれるけれど
ターコイズグリーンの白水湖
深い色がよく目立ちます
ヤマハハコ ヨツバヒヨドリ
御前峰と剣ヶ峰
ダケカンバとナナカマドの樹林帯の中から
御前峰と剣ヶ峰が再び姿を見せます
センジュガンピ 大倉山山頂
大白川から4㎞地点に 大倉山の標識が立っています
大倉山山頂と書かれておりますが 三角点が見当たりません
標識のある所から白山の方向に向かって 左手に道がありますが
殆ど人が歩いていない感じです
三角点はこの上かと思いましたが チチだけが確認をしに行きます
行かない方かいい
視界も悪いし 笹のブッシュだよ
それを聞くなり 即行諦めて 素直に
100m先の避難小屋へと さっさと向かう私です
大倉山避難小屋
大倉山避難小屋 2020m
ログハウス風の避難小屋は どっしりと構え
森の中に溶け込んでおりました
小屋の中は混雑しており 休めるスペースはありません
小屋の外で休憩を取る事にします
小屋の中には簡易のトイレがあるようですが
中まで確認しませんでしたので 詳しくはわかりません
ただ…水場は無いようですので
泊まる場合は水の持参が必要だと思います
こりゃ~大変かも…
鞍部から右 剣ヶ峰 左 御前峰
避難小屋からは少し下り気味の鞍部で
再び登りに苦しめられます
しかし そこは森林限界…
ハイマツや多種多様のお花畑となり
しんどくても 癒される道を歩く事に…
オヤマリンドウ ハクサンリンドウ サラシナショウマ
急な斜面を埋め尽くすように咲く 野山の花たち
戦ぐ風にその身をゆだねて
小さく揺れて迎えてくれます
本当はとてもしんどいのだけど
お花見たさの欲が体を突き動かします
癒され 誘われ
騙されるように高度を稼いでいきます
ハクサンフロウ クモマニガナ オオヒョウタンボク
風あたりの強さが物語る
自然の驚異に耐え忍ぶダケカンバ
微かに見える雪渓
今年は雪が少なかったようですが…
気温上昇も影響しているのでしょうか…
ヤマホタルブクロ シモツケソウ ミヤマコウリゾナ
荒れた崩壊地
お花に気を取られていると
足元から崩れそうな荒れた登山道…
気をつけながらも
心はお花…転ばない注意も必要です…
タカネナデシコ カラマツソウ ミヤマキンポウゲ
シシウド
夏と秋のお花の混生する時期
色々なお花の宝庫のよう…
青い空と山のキャンパスに
彩りを添えて咲く花の姿が誇らしげです
オンダテ(雌株) クロクモソウ ハリブキ
ナバリノギランとサラシナショウマ
白い花は本当によく目立ちます
スッとした姿のサラシナショウマ
見惚れてしまうではありませんか~♪
ミヤマキンポウゲ
崩れ戯れた斜面が切れ落ちる山道
解放感十分すぎるほど味わえます
丸太の急階段
何とも複雑に絡んだ丸太の階段
意外に高度感ある所です
この先も 崩壊した道が続き
一部通行止めになっている所も
巻くように新たに道がつくられて
再び崩壊地にでれば 注意して登っていきます
通行止め アオノツガザクラ マツムシソウ
マツムシソウと別山尾根方面
色々なお花が飾る中
マツムシソウもまた、天を仰ぎ 山を愛でているよう
秋の便りが届けられているのですね
天につづく木階段
ここは賽の河原に続く道…?
船ではなく階段を上って 天にまで登れそう
ナナカマド オオヒョウタンボク イワギキョウ
イブキトラノオと御前峰
あるはずの 御前峰へと延びる雪渓が…
今年は…大カンクラ雪渓にも…
雪が無い…
温暖化の影響でしょうか…
三方崩山方面彼方北アルプス
天気に恵まれ 暑さに恵まれ
高度を重ねるたびに 呼吸が乱れます
2000m されど2000m…
これしきの高度でも 体は敏感に感じているよう…
それでも歩かねば着きません…北アルプスを背に
ゆっくりと石畳の階段を上っていきます
ミヤマホツツジ
這い松
雪が無い…
岐阜県石川県の県境の高み越え
岐阜県石川県の県境の高み越え 少し下ると
展望歩道分岐に出ます
ここが賽の河原の様です…
賽の河原
県境から少し下がって展望歩道分岐
別山からの縦走路との合流になります
アルプス展望台 別山方面
展望歩道の方を見ると
雲海の向こうに別山への尾根が顔を出しています
いつか…そちらに伺うかも…
小さな約束をこっそりとします
這松の向こうから
お出で お出で 待ってるよ…
そういってくれているのでしょうか?
ここからは草原の様な
這松とお花畑の平坦な道を歩きます
シナノオトギリソウ ミヤマリンドウ
何処見ても…今年は本当に残雪も 雪渓も少ないよう…
室堂
白山室堂ビジターセンターの赤い屋根が見えます
室堂のビジターセンターの赤い屋根が見えると
ホッとします
室堂 2448m
室堂のビジターセンター前広場に到着です
店員700人を超す宿泊施設が立ち並び
ビジターセンターには広い食堂があり
レクチャーホールとしても利用されているようです
宿泊の受付はこちらで行う様になっています
郵便局や診療所も開設され、
一つの町のような施設となっております
整備されていたとはいえ平瀬道は
一般道にしてはロングなコースでした
疲れた体を まずはこちらで…
青い空と白山の頂を見ながら 休めてから山頂を目指しましょう…
空の動きがこの後急に変わり始めますが
この時は気になる雲さえ見当たりませんでした
つづく
山頂へ行くまでは、どうやらお会いする事はなさそうですね。
でも同じ白山の懐
何処となく雰囲気は伝わってくる気がします。
さすが白山の名を冠するお花を別の場所でも見るだけ有って
道中、お花に事欠きませんでしたね。
そしてついに山頂到着。
懐かしい景色です。
21年経った今、色々な事が鮮明に蘇ってきます。
無理糞遠回りすると出会えますが…
全く反対からのルートです
でも たか様のいう通り
雰囲気は同じ感じで
植生が一緒なので そう感じるのでしょうか?
花のお山はどちらから登っても健在ですね
たか様にとっての白山は
どのようなお山だったのでしょう…
続きの先は きっと同じ所を歩いたのでは…?
一緒に歩いて下さいますか?
たか様に懐かしさが届けられるといいのですが…
21年なんて思い出の中では
昨日の事のようでしょう…
それほど思い出が濃い所なのですね 白山は♪
いつもコメントをありがとうございます♪