2019年7月15日(月) ☁/☂ 三ノ峰
今回は前回の事もあり
少し高度に体が慣れているのでしょうか
低山を歩くよりはしんどいのに変わりはありませんが
機能が停止しそうになる事はなく
ゆっくりであれば そこそこに動ける感じです
豊かなお花が気持ち的にも
ゆとりを作ってくれていたからでしょうか・・・
記憶の中には 花に癒され
ガスの掛かる景色の事も気にならず
ゆっくりと登れたことが残っているだけです
それでは 避難小屋から一気に進んでいきましょう
三ノ峰避難小屋からの続きです
三ノ峰避難小屋
休まずそのまま通過
このまま上に登ってから
ここに戻ってから休もう!
チチの一言で そのまま
避難小屋を通過していきます
避難小屋から頂上までは然程時間を要しませんが
その間も 花は沢山姿を見せて
足止め状態となります
ハクサンフウロ
ヌカゴトラノオ
ハクサンシャクナゲ
コケモモ
ウズラバハクサンチドリ
笹と花街道
三ノ峰 2128m
お花を見ながらも
10分ほどで三ノ峰の頂に着きます
初めての三ノ峰は
白いベールを纏い
その周りに広がるであろう景色は
今回はお預けとなりました
ただ…その向こうに見えるであろう白山が恋しい…
でも 時間と自分の体力を考えると
今日はここまでとなります…
ひとまず避難小屋で休憩のため
ここから引き返す事にします
ハクサンシャクナゲ
カラマツソウ
ヌカゴトラノオ
草原の中に色めくお花たち
白山の山域に潜む豊かな花たちが
それぞれの持ち場をしっかりと守るように
咲き誇っています♪
ハクサンフウロ
三ノ峰避難小屋
マッチ箱のような避難小屋
おとぎ話の中に出てきそうな稜線に
ポツリと一軒家の様です
コバイケソウ
三ノ峰避難小屋
避難小屋の内部
さて 長居は無用の様です
お空も不安定な様相…
午後から崩れるという事ですから
小屋の外で少し休憩をしてから
早々に退去することにします
丸みのあるテガタチドリ
三姉妹のウスユキソウ
ヤマハハコ虫を抱く
艶やかなタカネバラ
オオバキボウシとニッコウキスゲ
オオバキボウシよさらば
ニッコウキスゲもさらば…
歩いた稜線を戻っていきます
乾いて咲くカラマツソウ
灰色の世界 静かなる展望ベンチ
行きも帰りも 幕を閉じたまま
開くことはありませんでした
そして…まだまだ
泣きの下りが続きます
ずるっ! ひぇ~!
おっとと!
見た目以上の悪路で
滑る!滑る!
ズ~ルズル!
登り以上に気を遣う下りです
そしてこの場面にして 追い打ちをかけるのが
オニアザミでした・・・
笑うオニアザミ
ズルッと滑る
慌てて何かを掴む
いた~!
オニアザミが笑う
咄嗟に手を放すが
バランスを崩しそうになり
また 咄嗟に掴んでしまう
いて~!
オニアザミがまた…笑う
素早く振り払うものの
滑る地面と戦いながら
助けを求める先に鬼アザミあり!
ざま~みろ!と言わんばかりに
刺してくるのです
地獄の下り…痛みに耐えながら
必死に滑る地面と戦って下っていきます
クモマニガナ
ハクサンタイゲキ
草原のような笹尾根は
今日は展望を隠したままでした
それでも 気持ちの良い尾根が続きます
イヌツゲ
ガスは不気味に流れ
神秘な雰囲気を漂わせています
せめて下に下りるまで
雨を落とさないでくださいね…
心の中で願いながら 足早に下っていきます…が
足元はズルズルで 未だ注意が必要です
泥濘
崩れた段差!
続く泥道! 何のその!
深き森の中は神秘な漂い…
六本檜
漸く六本檜の出合まで下ってきました
登りの時とは違い 一気に下って
ここで少し休憩です
だけど雨のにおいが濃くなって
今にも振り出しそう・・・
振り出すのは
もう少し御辛抱下さいませ・・・
灰色の空を見上げてお願いをします
急な階段 ひと踏ん張り!
ヤマボウシ
ヤマアジサイ
キバナミヤマオダマキ
往路で見かけたお花たちとお別れです
山越邸跡地に漸く辿り着くとほっとします
あと少し…
雨のにおいが強くなって
頭上で雨の音が聞こえだします…
嬉しい事にここは樹林帯の中
木々が笠代わりの様に
雨を遮ってくれています
今のうちです…
雨脚が強くなる前に
急げや・・・急げ~!
山越邸跡地
綺麗な緑の世界
だけど・・・急げや 急げ…
止んだり降ったりする雨と競争です
丸太の階段 もうすぐだ!
見えてきた林道!
三ノ峰登山口
ここま下ってくれば一安心
あとは の~んびりと
林道を歩いていきます
空気はやや重いものの
深き森の緑は癒しとなってくれます
もうすぐ駐車場
漸く駐車場が見えてきました
ただいま~♪
心配していた雨も 今は降っていません
心地より疲れがドッと寄せて
愉しんだお花を思い浮かべながら
帰路につく事にしました
終
長い長い長文 終盤は駆け足となりましたが
最後までお付き合いありがとうございます
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