2019年11月3日(日)☁ 妙高山 燕登山道コース
天狗堂を出発して6~7分ほど急登を登った所に
木道の道が現れ 湿地帯のような平坦な所に出ます
その木道の道からの続きです
おい 早くおいで ・・・と
チチが手招きます
急な登りを黙々と歩く私は
早くったって・・・この坂・・・
早く歩けないよ・・・
そう思いながらも急いで登ると
道が平坦になり木道が見えます
この辺りは湿地帯なのでしょうか・・・
そしてその 左側に・・・
光善寺池
こんな所に池が・・・!
稜線上に作られた狭い池塘の様です
昔の噴火口が池になったものともいわれています
その池の周辺を巻くように道は作られており
その途中に標識があり池の名前を知ります
そして ここが七合目である事を確認します
光善寺池 2070m
七合目 2070m
霜柱 寒いはずです!
光善寺池の薄氷
池の表面にも薄り氷が張っており
私にとって初霜 初氷です
寒々しい池を回り込むように進んで
再び樹林帯の中へと入っていきます
そこは背高の笹に囲まれた
急な登りから始まります
笹の先に見える遠望
登山道は深く削られたようになり
溝深い中を歩く道になります
その両脇を背の高い笹が覆い
暫く笹トンネルの中を進みます
落葉が目立つ階段の登り
しかし 高度を上げていくにつれ
次第に笹が切れ始め
樹林帯へと変わって 所々
展望が開けるところが出てきます
振り返って前山
前方に妙高山
妙高山 一番高い所に妙高大神様が祀られている
ダケカンバが目に留まるようになり
開け始めた展望からの景色に癒されながら
光善寺池から15分ほど歩いた所で
風穴の看板を目にします
その風穴が八合目の様です
八合目の風穴 2120m
顔のような二つ穴の風穴
八合目を過ぎると
ダケカンバが更に目立ちだし
その向こうに開ける景色が
高度を上げてきた事を教えてくれます
標高も2000mをすぎると みる景色はかわります
冬を迎え始めた山の姿を目の当たりにして
秋の終わりを実感します
ダケカンバの黄葉を楽しむというより
落葉と枯れ枝となる姿見に来たような感じです
それでも枯れ枝の向こうに見える遠望は
日本画の世界に入り込んだように感じで
山が眠りに入る前に来れたことに感謝です
でも・・・ここが白銀の世界に変わるのは
もうすぐなのでしょうね・・・
斑尾山
野尻湖
南東側に見える景色
野尻湖がその存在を示しています
更に急登は続きます
近くに御巣鷹山と黒姫山
遠くに 富士山が現れ
その右側に八ヶ岳も見えてきます
どこから見ても優麗な富士山の姿は分かります
その横の八ヶ岳もまた 荒々しくも雄大な姿が魅力的♪
今日のお山は水墨画を見ているよう・・・
ロープのある岩場出現
徐々に核心部に近づいてきているように
ロープ付きの岩場が出てきます!
しかも ここは
雨の日など… 濡れると…
嫌~な所になりそう・・・
特に下りは・・・
想像するだけで鳥肌が立ちます
その時はこのロープは
大いなる助けとなるでしょう・・・
そう思いつつ ホールドも多い所なので
自分のペースで登っていきます
そして九合目に出ます
大体 風穴から30分ほどの所となります
九合目は 今回の核心部とでも言いましょうか
クサリ場の始まりです
九合目 2260m
9合目鎖場 2260m 別名:貝摺ノ嶮(かいずりのけん)
人工的にステップが刻まれているようで
足場はしっかりとしています
高度さえ怖がらなければ 大丈夫・・・
丁寧に登っていきます
左斜め上方向にトラバース
向き変えて右斜め方向へ上る
目立つ大岩の脇を通って・・・
核心部の岩場を直登し
左側にトラバースをすると
再び樹林帯の中の急登を登っていきます
もう少し早ければ
ナナカマドやダケカンバの
見事な黄(紅)葉が楽しめたのでしょうが
今回はセピア色の山肌を
ひたすら登っていくだけ
後ろ立山方面
ダケカンバの樹林帯を抜けると
再び岩場へと変わり
頂上まで岩稜帯を登っていきます
岩につけられた矢印
ごつごつ溶岩の間を登って
頂上を目指して・・・
岩稜帯に入ると 遮るものはなく
西側の景色は切り開かれたように広がり
眺望が楽しめます
十合目 南峰と北峰の分岐
山頂付近の岩稜帯からの南西側の展望
着いたよ
チチの声に足を止めてみれば
そこは10合目
妙高山の山頂に着いたようです
振り返れば
外輪山を形成する三田原山
その奥に高妻山が構え
右遠方に後立山連峰が控えており
その見事な眺望に溜息が漏れます
申し越し足を延ばして
妙高大神様に会いに行く事にします
妙高山南峰
妙高山最高地点の金属プレート
妙高山南峰に祀られる妙高大神
左にあったとされる
妙高山大神上越中頸覚満講と書かれた鉄柱は
いつの間にかなくなっています
中央に将軍地蔵の像があります
その右横の石碑は残っており
大東亜戦争戦勝祈願のために建てたと記載されています
ただ 将軍地蔵様に散りばめられた
朱色に染められたものの意味が分からず気になります・・・
妙高山 2454m
360度の見晴らしを楽しみつつ
漸く休めると思っていましたら
チチは休む気配も見せず
引き返すように戻ります
チチ?
向こうのもう一つの峰に行こう・・・
えっ・・・?
はいはい・・・と
休憩は暫しお預け・・・
移動して 北峰に向かいます
つづく
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