山に癒されて…♪

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お山には行きたいけど…憂鬱になるお山 蓬莱峡

2016年12月15日 | 山登り 近畿 六甲山系
2016年12月11日 蓬莱峡 座頭谷経由散策




県道51号線(休有馬街道)



宝塚駅の近くの駐車場に車を停めて
宝塚駅から 蓬莱峡経由有馬温泉行きの阪急バスに乗ります

1時間に1本のバス…
今日は大渋滞です

バスが壊れるのではないかと思うほどの人が
狭きバスの中へ詰め込まれ
15分ほど揺られて下車したところは しるべ岩の駐車場
ここから 宝塚唐櫃線の県道51号線(旧有馬街道)を少し歩くことにします 



尼信の山荘の上流に架かる 知るべ岩の曲がり橋(別名万里の長城)入り口


下車してすぐの所に 知るべ岩の曲がり橋が目に留まります
万里の長城にもにて 長い曲がった橋のきれいな景観を見ながら 
県道を歩きます



 カーブNo8  ブルートレイン  登山口



県道51号線を更に進むと 道がカーブしている所に
登山者の格好した人達の姿を見ます
そこが カーブNo8の様で そこからゲートを通り 
道祖神の門を越え更に奥へと進んで行きます

比較的広い道を進むと
JRのブルートレインが右上に見えてきます 



因みに JRのブルートレインを並べてあるのは、近くの事業所の社長さんの道楽だとのこと…


ブルートレインを右に 左側に太多田川へ下る入口があり
山道らしい細道を下って行きます



 最初の太多田川の渡渉は渋滞!並んでホッチラコ!
 落葉の山道 ドッコイショ!



山道を歩く事 5分ほどでしょうか・・・?


樹林の中を抜けると 
息をのむような砂礫の岩峰が目に飛び込み
広い砂の広場に テントの花がポツリポツリと咲いてます

前夜から泊りがけで来られているようです


ここが蓬莱峡広場です



  蓬莱峡広場




すでにアイゼンワークの練習をされているようですが
最初はここではなく もっと奥の岩場で行うようです
更に奥に進み 小広場に向かいます





すぐに 目的の小広場に着きます

対岸に大きな壁のような岩が飛び込んできます
ここがロッククライミングの場で有名な大屏風岩
その裾に広がる河原に立ちます

すぐ横には小屏風岩があり、
こちらは初級者の訓練によく使われています

最初は アイゼンワーク兼 猿回し…


お天気は良いけど
気分は憂鬱モードになっている私です


今日はトレーニング日和ともあって
冬山に向けてトレーニングに来られている人が多く見られます

我が家もその一員として
目の前に立ちはだかる壁に挑むのです…が…











こちらの岩壁は
アイゼンワークを主に行う岩場です
多くの方が アイゼンを履いて登ったり下ったりして
トレーニングをする所


そのもっとも初級クラスの岩へ 迷うことなくチチが 
ザイルを張りに行きます









私は… 登攀の準備… 気は重い

苦手意識は ず~っと変わる事なく
しなければならない訓練と分かっていも
好きにはなれません



…と
アイゼンが…


チチがザイルを張っている間に準備をしますが
アイゼンが合いません…


よくよく見ると
チチのトレーニング用のアイゼン…



あれ…私のは…?




戻って来たチチが…


それ…俺の…
アッ…忘れた…?




そう…私のアイゼンはザックではなく
車の中に ひとりさびしく 置いてけぼり


これでは アイゼンワークは できません…


どこか口元が緩む私…
そこで…


残念だわ~♪

声に張りが出てきます


少し考え込むチチ…



散策して帰りましょうか♪



切り替えの早い私
山歩きの準備に入ろうとした その時!



いや!もうフィックス張ったんだから…
アイゼンなしの 猿回しをしよう


げっ! うっでしょう…




いいえ…チチは本気でした…



有無等言わせずに 岩場へと連れて行かれる勢いです





猿回し現場…



ザイルを張られた岩場が笑っているよう…

この岩を 登ったり下ったりの練習です…


出るは…ため息ばかり…


まだ、アイゼンがある方が 安心の私
足元が滑りそうで…
自分を信用できない恐怖は 
私の体を固くしてしまいます





登って来るクライマー?



この斜面の岩場を しっかりと足を置いて
正面向いて下って行きます…

登っては下る…ただ その繰り返し…
しかし それが苦手な私がいます


ザイルにプルージックで繋がっているとはいえ
恐怖は消える事はありません


祈る気持ちで慎重に下って行きます



腰が引けているよ~

もっと腰を落として

足の向きが悪いよ~




チチの声が
私の背中を突く様に響きます




ちょっと斜面がきつくなると
思わずしゃがみ込みそうになります


そんなんだったら 練習にならないよ~
もっとしっかりと足を置いて~ 


怖いのよ~


大丈夫だよ ザイル張ってるし…滑っても止まるよ





そんな問題ではありません…
アイゼン持ってくればよかった~




この猿回しの練習…
私にしてみれば 
地獄へと自らの足で向っていく気分です


そんな滑落する恐怖と闘いながらも
何回か繰り返し練習をして行くと慣れてくるものです



そして、漸くチチから 終わりの指示を貰って
最後は 懸垂下降で下ります

懸垂下降は 天国のようです


ザイルに身を任せて ススス~と下るそう爽快感♪
今までの恐怖が嘘の様~

ザイルを回収して
小広場で片付けていると


ゼル外すのは早いな


普段 動作の鈍い私が
ゼルを外すときの機敏さが 
チチには驚きだったようです


本当は小屏風で アイゼン履いたまま 
岩を登らせようと思ったのに…



う…うそ~


残念そうに呟く チチ…


いえいえ そんなお気遣いなく…


胸をなでおろしながら
アイゼンを履いたままの登攀は今日はお預け…と 
言い聞かせてホッとします



根性の無い 小心者
こんなだから 上達は全くしないのです




その代わり ボルダリングをさせられてしまったけれど…
身体慣らしには丁度良い感じでした



  

蓬莱峡広場


蓬莱峡は 風化した花崗岩が 鋸歯状の鋭い岩峰の稜線を描き
砂礫の岩肌が 断層破砕帯特有の雰囲気を醸し出しています

地質学ではバッドランドと呼ばれる地形らしく
殺伐とした白い無数の岩稜があまりにも非現実的な風景に見えます

その蓬莱峡広場へ戻り ここから少し
バッドランドの地形の散策になるはずでした…が
まだまだやり残していたと惜しむチチ


突然自分のアイゼンをザックから出して
私に装着するように言います



えっ! 終わりではないの…


アイゼンワークが出来ていないだろう…



はい…




やはりただでは帰してくれません…

チチは登山靴のままで 私をリードしながら
嫌らしい道を選んで歩きます

砂礫の斜面は 容赦なくしっぺ返し…

集中して歩かなければ そのまま滑落しそう…


ほんの少しの事ですが
汗が止めもなく噴き出しております


これも冬山の為…と自分に言い聞かせながら
チチの指示に従って アイゼンワークの練習です


アイゼンのサイズがあっていないため
歩けるところも限界がありましたが
それなりにでも 感覚は取り戻せた感があります

丁度お昼時に近づいたころ
訓練は終了となりました


ここからは 座頭谷経由で宝塚駅まで歩きます




  広場付近の黄葉
 渡渉場



大広場を通り過ぎて
座頭川へと向います

普段より重くしたザックが肩に食い込むよう…
それもまた 冬山への訓練の一環…とはいえ…



やはり行きたいけど 憂鬱なお山です





つづく…













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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは‼ (バボ)
2016-12-15 21:25:55
練習の段階でこのレベルを登られるんですか。
すごいですね~

今日はくじゅうでも雪積もったみたいですよ。
これからがまた楽しみです。(^^)/
返信する
バボ様 (nanekobi5963)
2016-12-16 07:39:39
おはようございます

ありがとうございます…でも
もし 現場にバボ様がおられましたら
眼を点にして 呆気にとられていたかもです
ひっぴり腰で 登っていたというより
何やってるんだ~って感じの
悲壮感に漂っていたと思いますから(笑)

くじゅうさんの雪化粧…なんだか楽しみになってきました
貴重な情報をありがとうございます♪

コメントをありがとうございます♪
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こんばんは (延岡の山歩人K)
2016-12-16 21:43:05
ハードな練習されるのですね
びっくりです\(◎o◎)/
常日頃から鍛えているから
ロング/ハードな登山が楽しめるのですね

返信する
延岡の山歩人k様 (nanekobi5963)
2016-12-17 14:00:27
こんにちわ

ハードといわれると 恥ずかしい程度のものです
冬山に向けて年に1度行う程度ですので(苦笑)

鍛えるというか…行きたいお山があるので
頑張っているのですが
思う様に身体は動かなくなってきています…

歳には敵わなくなってきていますね

コメントをありがとうございます♪
返信する
こんにちは (山帽子)
2016-12-28 17:12:26
九重連山においでなのですね。
友人たちのHPなどを確認すると結構な冷え込みのようです、中岳直下の池もほぼ結氷しているようですから
楽しみですね。

厳冬期には不釣り合いかもしれませんが くじゅうの山を
歌った ローカルソングあります、
CDも発売されています。

http://newlife-h.at.webry.info/201511/article_1.html

”愛しきくじゅう”
自分たちはくじゅうへ行くときいつも車の中で聞いて
盛り上がっていますよ。
良かったらどうぞ聞いてください。
アドレス、コピペ検索で聞けます。

どうぞ気をつけてお越しください。
返信する
山帽子様 (nanekobi5963)
2016-12-29 00:39:21
こんばんわ♪

御池も凍結してくれているのですか!
楽しみです♪

冬景色の青空を添えた久住山に会える事を楽しみにしているのですが
今まで そっぽ向かれておりました…
今度はどうなるでしょう

愛しきくじゅうを聞きながら レスを書いています
いい歌ですね
登りながら なんだか口ずさんでいそうです(笑)

きっと山が耳を塞いで
お空が隠れてはいけませんので
小さな声で 歌ってみますね

ありがとうございます
今日の午前中には家を出ようかと思っております
渋滞に巻き込まれなければ良いのですが…

とても楽しみにしております

コメントをありがとうございます♪
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