釜の谷の分岐からのつづきです
埋もれた釜の谷の分岐の標識を過ぎて
深まる斜面を踏み込んで登ります
斜面が次第にきつくなると
雪と共に足元が崩れ滑ります
このころ先を歩くチチがピッケルを取り出します
あ…ちょっとやばいのかな?
そう思ったときに
ずるっ!
とっさにピッケルを突き刺して支えます
積もった新雪の下がクラストしており
踏み込むと雪と共に崩れて滑りやすくなっています
歩き方を変えて上りますが
体力の消耗が激しくなります…
670m地点のベンチあたりでアイゼンをつけることにします
ベンチは雪をかぶり
人を寄せ付けません まるで
雪の休憩所となっていました
さて…アイゼンを履き終わり出発です
これでクラストした所も怖くありません
それでも慎重に歩を進めていきます
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今年は やはり暖冬なのでしょうか…
この頃の積雪はもっと軽かったように思いますが
積もった雪は重く 湿気を帯びています
崩して歩きながらも
絡んでくる雪の重さが伝わってきます
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かつらの谷の分岐 813m
眼下に見え隠れしている標識を発見します!
余市谷とかつらの谷の分岐に辿り着いたようです
その先の道は閉ざされたように トレースも何もありません
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ふり返ってみると 標識は風除けを作って 埋もれています
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ここからもラッセルはつづきます
膝下のラッセルですが
深いところでは膝上になり
私の短い足では 大腿まで埋まる事も…
チチに交代しようか声をかけてみます
大丈夫だよ♪
確かに私では…
すぐに交代をお願いする事になりそうです(笑)
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どんどん おいて…いかれます
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どんどん チチが小さくなっていきます
どれだけ 私は遅いのでしょう…
お山の女神様が がんばって歩く姿に
少し…少~しだけ ご褒美をくださいます
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お空から優しく 日差しを降り注いでくださいます
雪面に映し出された樹木の影 絡んで絡んで
なにやら こそこそと お話をしているかのよう…
ねぇ…ねぇ… 何をお話しているの?
内緒 内緒 内緒のお話
そんなに気になるのなら 隠れちゃいましょう…
あれよあれよという間に お日様も隠れ
影も消えてなくなりました…
また、黙々と歩くだけです
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木々がトンネルとなって迎えます
とおりゃんせ とおりゃんせ~♪
こ~こはど~この 雪道じゃ~♪
朽木の通りの 小椋栖やま~♪
別名 蛇谷ヶ峰と もうします~♪
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主尾根の分岐 866m
樹木のトンネルを過ぎると
雪原のような広いところに出ます
よくよく見ると 中央に点のようなものが…
スキー場からの分岐の標識のようです
このあたりから 山頂に向けて
スキーの跡が うっすらとトレースになって残っています…
どなたか、山スキーでこられているようです♪
しかし…
ここから 開けた尾根歩きになります
風当たりも強くなります
目が開けられません
せっかくのトレースも途中からなくなってしまっています
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がんばってチチについていきます
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がんばっています…
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風はよりいっそう強く
視界を奪います
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小椋栖山(蛇谷ヶ峰)901.7m
山頂に見えるのは
先にこられた山スキーヤーの方の足跡だけです…
標識も雪中に埋もれ お休みになられています
入れ替わるようにスキーヤーは下っていきます
容赦なく吹き付ける風さん
つっ…強すぎます…
一気に体の熱さえも奪っていきます
追い立てられるように下るしかありません
風さんに叩かれ 叩かれ
ほっぺた 真っ赤! 痛いです!
早く樹林帯まで退散です
歩いてきたトレースは 吹き消されています
あるはずのトレースを どこにやった~
風さんに向かって叫んでも
どこ吹く風~!
雪庇を踏み抜かないように
ルートを選んで下ります
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甘いよ 甘い
なめたらあかんよ 冬のお山
いたずら大好きな風さんと 戯れる根性…
…ありません…
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そんなこといわないで
またおいでよ…
六角花を咲かせる木々が誘います
またね…
またね…
でも、今日はもう帰ります
この頃から
下から登ってこられる方にお会いします
人は多くないけれど
5~6パーティとすれ違います
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かつらの谷の分岐
標識の風除けの様な雪庇を超えます
さようなら
さようなら
あれほど暴れたやんちゃな風が
頭上で囁きます
またきてくれる?
また遊んでくれる?
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静かな時が戻ります
このあたりは風のいたずらにもあわず
歩いたトレースが残っています
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穏やかな尾根道をゆっくり下ります
空に少し明るさが戻ります
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林道に出ました
もう少し雪道を楽しみましょう♪
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朽木ふれあいの里センター
たどり着くとほっとします
駐車場には幾台かの車が停まっています
すれ違ったかたがたのお車でしょう…
ふり返ったお山の頭上には
いまだ白い魔物が居座っていました…
埋もれた釜の谷の分岐の標識を過ぎて
深まる斜面を踏み込んで登ります
斜面が次第にきつくなると
雪と共に足元が崩れ滑ります
このころ先を歩くチチがピッケルを取り出します
あ…ちょっとやばいのかな?
そう思ったときに
ずるっ!
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とっさにピッケルを突き刺して支えます
積もった新雪の下がクラストしており
踏み込むと雪と共に崩れて滑りやすくなっています
歩き方を変えて上りますが
体力の消耗が激しくなります…
670m地点のベンチあたりでアイゼンをつけることにします
ベンチは雪をかぶり
人を寄せ付けません まるで
雪の休憩所となっていました
さて…アイゼンを履き終わり出発です
これでクラストした所も怖くありません
それでも慎重に歩を進めていきます
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今年は やはり暖冬なのでしょうか…
この頃の積雪はもっと軽かったように思いますが
積もった雪は重く 湿気を帯びています
崩して歩きながらも
絡んでくる雪の重さが伝わってきます
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かつらの谷の分岐 813m
眼下に見え隠れしている標識を発見します!
余市谷とかつらの谷の分岐に辿り着いたようです
その先の道は閉ざされたように トレースも何もありません
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ふり返ってみると 標識は風除けを作って 埋もれています
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ここからもラッセルはつづきます
膝下のラッセルですが
深いところでは膝上になり
私の短い足では 大腿まで埋まる事も…
チチに交代しようか声をかけてみます
大丈夫だよ♪
確かに私では…
すぐに交代をお願いする事になりそうです(笑)
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どんどん おいて…いかれます
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どんどん チチが小さくなっていきます
どれだけ 私は遅いのでしょう…
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お山の女神様が がんばって歩く姿に
少し…少~しだけ ご褒美をくださいます
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お空から優しく 日差しを降り注いでくださいます
雪面に映し出された樹木の影 絡んで絡んで
なにやら こそこそと お話をしているかのよう…
ねぇ…ねぇ… 何をお話しているの?
内緒 内緒 内緒のお話
そんなに気になるのなら 隠れちゃいましょう…
あれよあれよという間に お日様も隠れ
影も消えてなくなりました…
また、黙々と歩くだけです
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木々がトンネルとなって迎えます
とおりゃんせ とおりゃんせ~♪
こ~こはど~この 雪道じゃ~♪
朽木の通りの 小椋栖やま~♪
別名 蛇谷ヶ峰と もうします~♪
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主尾根の分岐 866m
樹木のトンネルを過ぎると
雪原のような広いところに出ます
よくよく見ると 中央に点のようなものが…
スキー場からの分岐の標識のようです
このあたりから 山頂に向けて
スキーの跡が うっすらとトレースになって残っています…
どなたか、山スキーでこられているようです♪
しかし…
ここから 開けた尾根歩きになります
風当たりも強くなります
目が開けられません
せっかくのトレースも途中からなくなってしまっています
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がんばってチチについていきます
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がんばっています…
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風はよりいっそう強く
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小椋栖山(蛇谷ヶ峰)901.7m
山頂に見えるのは
先にこられた山スキーヤーの方の足跡だけです…
標識も雪中に埋もれ お休みになられています
入れ替わるようにスキーヤーは下っていきます
容赦なく吹き付ける風さん
つっ…強すぎます…
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一気に体の熱さえも奪っていきます
追い立てられるように下るしかありません
風さんに叩かれ 叩かれ
ほっぺた 真っ赤! 痛いです!
早く樹林帯まで退散です
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歩いてきたトレースは 吹き消されています
あるはずのトレースを どこにやった~
風さんに向かって叫んでも
どこ吹く風~!
雪庇を踏み抜かないように
ルートを選んで下ります
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甘いよ 甘い
なめたらあかんよ 冬のお山
いたずら大好きな風さんと 戯れる根性…
…ありません…
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そんなこといわないで
またおいでよ…
六角花を咲かせる木々が誘います
またね…
またね…
でも、今日はもう帰ります
この頃から
下から登ってこられる方にお会いします
人は多くないけれど
5~6パーティとすれ違います
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かつらの谷の分岐
標識の風除けの様な雪庇を超えます
さようなら
さようなら
あれほど暴れたやんちゃな風が
頭上で囁きます
またきてくれる?
また遊んでくれる?
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静かな時が戻ります
このあたりは風のいたずらにもあわず
歩いたトレースが残っています
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穏やかな尾根道をゆっくり下ります
空に少し明るさが戻ります
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林道に出ました
もう少し雪道を楽しみましょう♪
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朽木ふれあいの里センター
たどり着くとほっとします
駐車場には幾台かの車が停まっています
すれ違ったかたがたのお車でしょう…
ふり返ったお山の頭上には
いまだ白い魔物が居座っていました…
またお邪魔しました、今日は余りにも寒く小雪舞う空模様ですので、散歩行くのも躊躇して、しばらく ネットサーフィンで遊んでいます。
九州在住なので 本州の山は当たり前ですがほとんど知らないのでこの山、検索してみました
>奥比良の最北に位置する好展望の山関西百名山・近畿百名山別名「小椋栖山(おぐらす やま)」.
なのですね、琵琶湖西に位置するのですね、もう忘れるぐらい前に、花の時期に 伊吹山や六甲山に行ったぐらいです、
最近は年一で北&南のアルプス歩きぐらい、昨年は唐松岳~白山の花巡りのお気楽登山程度です。
なにせ九州からは遠方なのでおいそれとは 難しいです、
逆にそちら側からは 九州は遠いですよね、九州の山もどうぞ~長々の暇つぶしのコメでした
唐松や白山のお花めぐり…
素晴らしい~♪
でも、九州からだと 道中が長いですよね
その苦労の方が身に迫る思いです
九州は年に1~2度お邪魔させて頂いております
好きなお山がありますので♪
今年は、春から初夏にかけて予定を考えております♪
コメントありがとうございます♪