2020年2月2日(日) ☁/一時☀
大又林道~P-1334~薊岳~明神平
今年の冬は 雪に縁がなく
お山が眠る事もなかったような・・・
それが2月に入り ようやく・・・
冷たい風に乗って 冬の便りが届いたよう・・・
もしくすると 雪と戯れる事が出来るかしら・・・
そんな期待を持ちながら
奈良県の東吉野村へと向かいます
近畿地方では 雪の多い所の一つです
しかし 行けども雪の姿はなく
以前 積雪で立ち往生した大又林道は
冬タイヤでなくてもす~いすい
今年は恵まれているけど
期待感は消えていきます
見られるのでしょうか…樹氷・・・
逆に
絶望感と諦め感が生まれてきます・・・
それでも大又林道終点の駐車場まで来ると
駐車スペースは大方満車で
まだ空きがあった所に停められた我が家は
幸運達だようです
後からどんどん上がって来た車は
路肩の空いたところに
停めざるを得ない状況となりました
期待感と諦め感が交差して
自分の感情に翻弄されます・・・
・・・が 期待感の方が強くなり始め
準備を開始し 冷たい空気を感じながら
ゆっくりと登山口を目指して進んでいきます
大又林道終点駐車場
暫く大又林道を進む
8:03 取付き地点
静かな林道を進みます
そして 歩き始めて5~6分ぐらいの所で
右手に小さな滝が現れ
滝の横に鉄製の階段が見えてきます
その階段の前で
チチの足が止まります そして・・・
ここから登るんだよ♪
さらりとチチはいう・・・
そんなチチの言葉とは裏腹に
壁が立ちはだかり
添え付けの鉄階段が
どうぞ・・・と
言わんばかりに冷たく誘います
階段の手すりに巻かれた白いテープ!
よく見ると・・・
アザミ岳 ルート分かりにくい・・・?
これは・・・
チチの思惑が伝わる感じです
以前からこのコース狙っていたのね・・・チチ
ボソっと チチの後ろから言ってしまいます
ワクワクする気持ちもありますが
ちょっと溜息が出ます・・・
冷たい鉄階段の手すりに・・・
階段を上って・・・入山開始!
左方向へ登っていく・・・
やっぱり!
初っ端から急登です💦
感じていた事ですが 現実に登り始めると
やはり溜息が出そうになる急勾配です
雪はなく 腐葉土の斜面が続き
冷たい空気とは裏腹に
身体から汗が吹き出し始めます
そして10分ほど体を慣らすように
ゆっくりと高度を稼いでいくと
チラホラ 地面に白いものを見るようになります
8:19 雪が・・・!
8:44 薄っすらと薄化粧?
8:47 地面は凍って硬い💦
時折 樹間から日が差し込みます
冷たい風が頬をかすめ
冬がここに居るんだよ囁いているよう・・・
だけど・・・
凍った地面の方さは伝わりますが
やはり冬山の趣はなく
ただ冷たく・・・
とても静かな森の中・・・
そんな感じを受けるだけです
そして 静かな理由の一つに
人の気配が全くありません
駐車場に停めてあった
車の数から考えると嘘のよう・・・
二人の吐息だけが
森の中に吸い込まれていく感じです
8:53 一旦緩んだ所で地図確認
8:54
高度を稼ぐにつれ 白いものは目立ちだし
はっきりとした道しるべとなります
期待感が少しずつ膨らんでいきます
檜と杉の混成植林ですが その整然と並ぶ姿は
いつ見ても美しく目を惹きます
急斜面に残る白い道
9:38
暫く植林の中の急登を登っていきますが
目線を上げてみる植林の先が少し変わり始めます
9:45 植林から自然林へ・・・
植林が終り 自然林に変わるころ
白いものはもっと濃くなり
冬の衣を一枚一枚纏い始めます
見た目以上の急斜面は凍てつき固く
油断をすると滑りやすい所も・・・
そんな事気にする様子も無く
どんどん進むチチ
離されていくだけ・・・
チチのスピードについていくには
体力のない私・・・
力を使い切る前に対策を考えます
アイゼンを付けようかな・・・
そんな事を考えていると
チチが足を止め振り返ります
そろそろ アイゼンをつけるか?
ここなら付けるのにいいから・・・
見透かされた感じです(苦笑)
足手纏いにならないためにも
私だけ チェーンアイゼンを
早々につける事にします
コースタイム
大又林道終点駐車場 7:45 → 8:03 P-1334取付き入り口 → 10:19 P-1334 → 11:10 薊岳 1406m 11:20 → 11:35 P-1334 → 12:27 前山 → 12:40 明神平 13:15 → 14:18 大又林道登山口 → 14:30 大又林道終点駐車場
急な勾配も何のその!
アイゼン付けたらギアチェンジ!
こんな急登も何のその!
チチの後を追って頑張ります!
つづく
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