さて、足場も組み終わり今回は、屋上の防水工事の流れを掲載しようと思うのですが写真の容量が大きいので1部掲載できませんでした。
左の写真は全体像ですが、元々は石材タイルと大理石が貼ってありました。そのままですと防水材が膨れるのと、密着が悪く剝がれてしまいます。
もちろん、撤去できればいいのですが目の前は大通りでクレーンを使うのも厳しい現状なのでそのままで施工を行います。
まず、大理石や石材のタイルの上をポリッシャー(研磨する機械)で石材に傷を付けます。そして、特殊なプライマー(カチオンセメント系フィラー)金属下地やタイルなど密着が悪いものに使用する材料を使い下地が石なので、素地がデコボコしており下地調整を4回ほど行い、乾燥期間を置き、左の写真になります。
それから、防水用のプライマーを塗布します。
建物との角の部分にはコーキング処理を施します。
今回はX2工法(防水層の中にメッシュシートを入れる工法)になります。 メッシュシート押さえて防水材で貼り付けていきます。
皆さんのなかには、メッシュシート?って思われるかもしれませんが建物は基本的に動いています(揺れる)ので防水材のゴムは角の方から切れやすくなります。(もちろん、切れないようにコーキング処理などはしますが)
この補強布を入れると格段と強度が上がりますので今回はX2工法での提案をさせて頂きました。
今回は、石材タイルの中に水の侵入も見られたので脱気筒や脱気盤(土間に穴をあけ湿気を上に逃す機材)の取り付けの数を増やし対応しております。
脱気筒は、中の湿気は逃がしますが外からの水は入らない構造です。
そして遮熱の塗料を2回塗り防水は終了となります。
今度は、外壁塗装の様子を掲載します。