今回のご依頼は住宅の基礎部分の塗装と用壁の塗装をご紹介します。
現状写真です。 赤や黒い部分はカビになります。
まずは、高圧洗浄を行います。 最近は、ホームセンターなどでもよく見かけると思いますが塗装で行う高圧洗浄とは家庭用の2~3倍の水圧の物を使います。 また、壁の塗膜(塗装)の劣化状況により洗浄をより丹念に行う場合もあります。 何故違いがあるのか?と思われると思いますが、チョーキング(塗装が劣化し粉が付く)が激しい場合や素地(壁)が凸凹で汚れが取れにくいなどです。 そして、塗装する面に汚れなどがあると塗装後1~3年後に剥がれる原因の一つになります。
先ほどの話を踏まえて、高圧洗浄が終わり乾燥期間を置いて作業開始です。上の写真はカチオン系シーラー(塗り替え用塗料の接着剤)の塗布なのですが、右半分は「あれ?塗料残ってるけど?」とたまにお客様からご指摘されます。 ここでお伝えしたいのは、高圧洗浄では塗料すべては剥がれません。高圧洗浄とは旧塗膜を剥がすことではなくあくまでも汚れの撤去になります。 (もちろん、ご要望があれば薬剤で塗料を剥ぐことも可能です、公共工事などではよくあります) 旧塗膜の上からの下塗りとしては、カチオン系シーラー、浸透性プライマーなど改修工事専用塗料の接着剤を使用しますので特に問題はありません。
そして、中塗り、上塗りで完成となります。
完成写真です。 「塗装は塗るだけでしょ」とよく言われますが、高圧洗浄や下塗りにも意味があり、また旧塗膜の状況も把握し適した工事を行わないと1~3年で塗装の腕がわかります。 塗装したばかりでは、正直どこも変わらないです。 長嶺塗装は、5年後10年後に「頼んでよかった、ありがとう」と言われる塗装業者であるよう日々精進していきます。