富岳一景 御殿場だより

今日の富士山の姿、自然や人、草花や鳥などの様子について、お伝えしています。

太陽は上から先に光を注ぐ。

2008年12月25日 | 今日の富士山
昨日、麻生首相の記者会見を外出先で見た。
景気対策優先、庶民生活の防衛などなど・・・

言っていることはその通りだが、いかにもスローテンポだ。
発表された予算案は、来年の通常国会で審議される。
要するに来年度の予算案である。

こんなことで現実の状況に間に合うのだろうか。

予算案は、役人が作り政治家が承認する。
役人はどんなに不況でも倒産の心配は無いから、実感が伴わないところで、
圧力団体の要求も適当に入れながら、予算案をゆっくりと前例に従って決める。

これが実情であり、今も多分そんなに変わっていないと思う。

そして、その結果は往々にして、一番上の方に先に日が当たるようになる。
大部分の麓は日陰のまま残されるか、薄日が当たるだけで終わることもある。

今朝、寒さにかじかんだ手をこすりながら富士山を見ていたら、
真っ先に頂上に日が当たり、次第に下へ向かって光が広がって来た。

この様子をみて、昨日の記者発表を思い出した。

ただ、自然のすごさは、太陽が昇るスピードもさることながらそのエネルギーの強さである。
我々の住む麓にも早く強い光が届いて欲しいものだ。

今朝の一枚、太陽の光が頂上に・・・・
下に雲が湧いてこなければ良いが・・・