coco ノート

ロッキーと行く
不思議な空の旅...♪

そんな時代がありました。<ミシンのお話>

2017年11月16日 05時30分18秒 | Photo diary
  

面接に行って
カツどんを食べさせてもらい

つい 入社したミシンの直営店、
ジグザグミシンがまだ出たばかりの頃、

僕はなれないスーツを着て
頑張ろうと心に決めたのでした

  ☆****☆

<街宣>
広い人通りの多い場所で

刺しゅうをしたり、呼び止めて、
電動ジグザグミシンのデモンストレーション、

興味を示す人から住所と名前を聞き出して
後日家を訪ねていく

 

  ☆***☆

<飛び込み>
営業全員が車である地区へ連れて行かれ

一人100軒くらいを
軒並み個別訪問するんです

でも ほぼ玄関で
冷たく断られるわけですが

それでも何とか話しができるのは
ミシンの調子が悪い家、

「見てもらえますか?」
「はい、わかりました。」

だいたい糸調子がとれていないか
糸のかけ方が間違っていたり

針が(裏側)逆につけてあったり..
変な油を使用してうまく動かなくなったミシンとか

そんなミシンは会社へ持ち帰って
動く部分を洗浄すれば動くようになります

  ☆****☆

あと可能性のあるのは
小さい娘さんの居る家、、

「小学校の家庭科でミシンを使いますよ。」
「家にあると娘さんも喜びますから..。」

そこで月掛けを勧める。
「今から積み始めれば安く買えますよ。、」

「月々1000円の積み立てで
二割の利息がつきます...」

「1000円つめば1200円つんだことになるんですよ。」
「まぁ、すごいですね。」

 

  ☆****☆

ただ これには、裏があって
五回ほどつむと、「型が変わるから」とか、

「来月から値段が上がります」などと言って
強引にミシンを引き取らせれる

当時ミシンの価格は月賦で62000円ぐらい。
現金価格が57000円、

月掛け予約価格、45600円とあるが
最後までつんでこの価格で買える人はまずいない

引き取ると現金か月賦で残金を支払わなければならない
現金で払える人は現金価格より積立額+1000円引き

でも ほとんどの人は月賦の62000円から
積立額+1000円引き 61000円で買うことになる

  ☆****☆

世の中知らないと損をすることは多い
「気をつけよう うまい話には裏がある....。」

人をだましているようで
僕は六ヶ月でこの仕事を辞めました