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天空の城ラピュタ+ふしぎの海のナディア +ムスカ大佐 ニューヨーク”99%”デモ

2011-11-09 | 海外通信/外交/平和運動
【MAD】天空の城ラヒ?ュタ+ふしき?の海のナテ?ィア


 
 『ムスカ大佐はマリブラをスーパープレイしているようです』 

 ↑ムスカ笑い過ぎ+スーパーマリオブラザーズの動画。マリオとムスカの関連性がイマイチ分かりませんが。

  2:50~ ”見ろ、人がゴミのようだ”

  今の時代、もう一度「ラピュタ」でも見るべきかもね。中高年の見ていない世代の人や、お子様にも。
  

  ムスカのような人間は、世界にどれくらいいるんでしょか。


でも、 『軍隊は国民を守らない』平和憲法コスタリカとリオ条約ー世界で軍隊を取材・朝日記者伊藤千尋さん①

   ↑この記事もどうぞ。 




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 コメディアンのジョージ・カーリンが死ぬ前のショーで、

「景気が悪くなると、政府は最初に教育費をカットする。なぜか知っているか? この国の真の持ち主には意見のある国民は面倒だからだ。安い賃金で諾々と働くものを望んでいる。中産階級と貧乏人が争っている間に金持ちが大金を盗んでいる。政府は金持ちのためにあるんだ」
 と言っていたのを思い出す。

 また、W・Sのデモでマイケル・ムーアがCNNにインタビューされていた。
「政治家はW・Sの一雇い人に過ぎない。2011年の資本主義は悪質な組織である。僕達は新しい組織を創らねばならない」
 デモに望みを託すのみ?

 デモの人々のプラカード。「今は不景気ではなく、われわれは盗まれたのだ」「反核」「アフガンから引きあげろ」「堕胎合法を保護せよ」「銀行のトップを投獄せよ」「ロビイスト制度をやめろ」「求む職」。

 (こめたに・ふみこ 作家、カリフォルニア州在住)

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↑↑は、以下↓の文章の最後の部分です。



 2011年11月9日(水)しんぶん赤旗日刊紙 文化・学問欄

 「政府は金持ちのためにあるのか」 ウォール・ストリート占拠の怒り

       米谷ふみ子(作家)


 最高資産家1%を除いた民衆がニューヨークのウォール・ストリートを占拠してもう1ヵ月になる
この占拠はニューヨークだけでなく、シカゴ、ロサンゼルス、バークレイ、ケンタッキーのルイズビルなど、枚挙にいとまが無い。

 デモの始まり(抜粋)

 どうしてこのデモが始まったか? もちろん中近東、チュニジア、エジプト、リビアでの革命をネットで話し合い、横目で眺めていたからだ。
 また国内では大企業主から選挙資金をもらった共和党新知事が州資金節約のため教員、看護士、消防団、ポリスやらの組合を解体し多くを解雇すると言ったので、組合が立ち上がり州庁を占領し、知事のリコールをすると主張していたことも若者は観察していた。

 アメリカで金持ち(今は2番目)で著名な投資家、ウォーレン・バフェットが「僕の秘書の税金の比率は僕の税金の比率より高い。こんな不平等なことはない。もっと金持ちはアメリカの社会のために税金を払うべき」と言った。 

 99%の欲求不満のすべてはオバマ政権の優柔不断さにある。テレビでインタビューされている共和党右派やティーパーティーの人が

 「道で倒れていても健康保険が無くて病院に行けない人は死んでもいいのですか?」と訊ねられると彼らは「So be it」(なるようにせよ)と異口同音に答える。

 私は50年間ここに住んでいるが、初めてその冷血な奴隷の雇い主のような答え方を恥ずかしげもなく繰り返すのを聞いて寒くなった。
 きっとそのように答えよと教えられているのだろう。こんな共和党右派が多数をしめている議会は絶対にオバマの言うことを聞かない。
 

 去年の暮れにブッシュの金持ちの税金カットの期限が来て税率を上げる絶好のチャンスに、オバマはなぜか飛び付かなかった。民衆99%にはとても落胆をもたらした。これがニューヨーク州のW・S占拠のひとつの原因だった。

州の今年の12月に期限が来る、金持ちにかける税金をカットするなと皆抗議しているのだ。
 日本ではメディアが取り上げなかったらしいが、私は去年の『世界』の4月号に書いた。

 「ブッシュが任命した最高裁判長ロバーツが、2月に選挙資金は企業も個人と同等に誰がいくら出したかを発表しなくても良く、上限なしと採決した。ロビイストの資金で両党の政治が腐っているのに、選挙が金持ちの言うままになる。社会が、王様と奴隷の社会になる」。


 気づき始めた(抜粋)

 (カリフォルニア州では1975年頃は州立大学の授業料が居住者であれば1年600ドルだった。)
それが、2011年には23倍の1万4000ドルに上がった。 今まで中央政府から州に教育の援助金が出ていたが、それがカットされたからだ。

 他国から借金をして軍需産業や石油企業に多くの援助金(中産階級以下から取った税金も)を出し、企業税金も減らしている。軍需産業、大銀行や石油企業などの会長は1億4000万ドルの年収はざらだ。

 学生ローンは8・8%の利子で一般に学生は2万4600ドルの借金を抱えているという。卒業して返せばいいという時代ではない。職が無く親元で暮らしている状態だ。 
 そこで若者たちは自分たちの状況に気が付き始めた。オバマは選挙のときは学生たちにもローンは利子を安くしてなんて言っていたが、銀行をコントロールしていないので何もできていない。

 最近の新聞に中央政府がカリフォルニア州の障害者貧困者の医療費を出す保険を10%カットすると出ていた。

 この国の医療費はクリントンの時でも他国と比べると高かったが、ブッシュ政権以来医療も薬代も野放しに上がった。医療製薬企業から政治家に資金が出ているからだ。

あの共和党右派の大統領候補たちが言っているように、「弱きものは死ね」ということか?  

 

 『軍隊は国民を守らない』平和憲法コスタリカとリオ条約ー世界で軍隊を取材・朝日記者伊藤千尋さん①
 (上のリンクと同じ)
 



映画『フェア・ゲーム』(米)イラク戦に抗した実話 / 山田玲司 漫画『資本主義卒業試験』 

2011-11-09 | 動画 ・ 文化芸能
 2011年11月9日(水)

きょうの潮流      しんぶん赤旗HPより


「卒業」の季節にはまだ早い。しかし世の中には、学校以外にさまざまな卒業があります
▼「たばこは卒業だよ」とか、「○○党支持は卒業だ」とか。さて、資本主義を卒業するとは? 漫画家の山田玲司さんが著した『資本主義卒業試験』の主人公は、やはり漫画家です

▼夢かない人気作家だけれど、仕事に追われ、家庭は壊れ、自分を失い、気づけば「社会の奴隷」に。まわりを見渡せば、20代の多くが正社員にもなれない「貧乏時代」です。 「成長を続けないと国が滅びる」というが、成長を続けると温暖化で地球が滅びる…

▼どうしたらいいのやら。主人公は、答えを求めて経済学者を訪ねます。「資本主義はどういう形で次の社会へと卒業できるのか?」ときく試験を出し、学生を困らせた教授です。主人公は、研究室に集まった悩める人たちと、はっきりした答え探しの旅に出ます。ディズニーランドみたいな資本主義ランドへ

▼そこにいました。「卒業した」と語る人が。会社の経営から退き、なるほど仕事からも解放された大金持ちです。投資でもうけ、「貧しい人にも援助している」と得意げです。彼の話を聞く主人公に、「資本主義で満たされるもの」として思い浮かぶのは、「動物的欲望と虚栄心」だけです

▼搾取や競争で奪い合う快楽より分かち合う快楽を、と考える主人公。旅は続くようです。読後、思いました。私たちも「答えは社会主義」でおしまいにせず、より学び現実に働きかけ、たしかな答案にしあげる旅を、と。



 映画紹介   しんぶん赤旗2011年11月9日(水)文化・学問欄

 「フェア・ゲーム」(米国)

    イラク戦に抗した実話


 「大量破壊兵器の保有」「テロの脅威」を大義にイラク戦争へと突入したブッシュ政権。
 CIA機密諜報員ヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)と、その夫で元ニジェール大使のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)が、イラクに核兵器開発計画は無いことを、それぞれ報告していたにもかかわらず、それらを無視した宣戦布告であった。

 ジョーが政府の開戦理由の虚偽をメディアに公表するや、ヴァレリーの本当の素性がリークされる。
 彼女を「最適の攻撃対象」に。国民の批判をすりかえるために、政権首脳が仕組んだものだった。

 サスペンスタッチの速いテンポで運ばれてきた展開が、容赦ないデマや中傷に翻弄される夫妻の孤高の戦いを追う真摯な人間ドラマへと流れを変える。
 観客の関心をそらさないダグ・リーマン監督の独創的な演出が鮮やかだ。

 公の場で真実を語るべきだと主張するジョーとは逆に、ひたすら沈黙を守り続けるヴァレリー。家庭崩壊の危機にまで追い詰められた彼女は、ついに幼い双子を連れて家を出てしまう。
 実家の庭先で、折れそうな心を開いた娘に、父親(サム・シェパード)が語る慈愛のこもった言葉、「あきらめるな」「もう一回」の含蓄ある言葉。
 彼女の信念と勇気に灯がともる感動的瞬間に胸を熱くさせられる。

 実話を元にした映画の最終場面には、米下院の公聴会に出席した本人のヴァレリーが登場、国家のために働いてきた誇りが語られる。

 唯一の不満は、世界で暗躍するCIAの本質が、国家の犯罪の陰に隠れてしまっていることだ。

 (山形暁子・作家) 東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ、 大阪・TOHOシネマズ梅田 ほかで上映中。


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 書籍版、
  『フェア・ゲーム』(ブックマイン社)  ヴァレリー・プレイム・ウィルソン(映画の主人公本人)著


 他人の痛みには無感覚?   いつかのしんぶん赤旗<背表紙>欄より

 誰かの出世の捨て石や、不始末の責任追及を回避する身代わりとして、同僚も謀略で陥れる冷血な情報機関ー。
 『消されかけた男』などでおなじみのスパイ小説の定番ストーリーです。

 現実もこうだと告発したのが、元米中央情報局(CIA)秘密工作員の著者。


 CIAが公開を禁じた箇所は黒塗りなのも話題です。マークした人物をCIA協力者に「勧誘」するなど、その日常生活の一端がうかがえます。


 著者は、イラクに大量破壊兵器があると米政府が主張した2002~2003年当時、その論拠を崩す報告を夫が提出したため、報復として自分の工作員身分を朗詠され、スパイ活動も生活も台無しにされたといいます。

 ただし著者は、自分への攻撃が、CIAが世界で展開した血なまぐさい謀略と同根であることに思い至らず、仕事への「愛」「誇り」にこだわります

 
 本書によると、CIAは入局応募者が増えたらしい他国を踏みにじる仕事がかっこいいと思う、他者の痛みへの無感覚が広がっているなら、米国社会の前途に危惧を覚えます。(清)