ネコ型note

本当は怖い日本政府・アベノミクス
 ★脱・軍事・権力メディア★
気になる事は、利権なしの【しんぶん赤旗】で検索! 

「黒字にした」って? 橋下氏の宣伝 真実は・・・ 教育基本条例(教育勅語?)は・・・

2011-11-21 | 橋下維新の会 ・地方政治 / 共産叩かれ記
 「維新の会」のビラに「だまされてはいけません」。


 借金2600億円増、生活予算削る

  こんな「改革」ごめんです



 大阪市長選、府知事選(27日投票)で、橋下徹前知事・「大阪維新の会」は、「府財政を黒字にした」と大宣伝しています。
 橋下市長候補は街頭演説(18日夕、阿倍野区)でも、「改革、改革の3年9ヵ月だった」とのべ、府知事として「徹底したムダの排除」をおこない、「11年赤字だった財政を黒字にした」と胸をはりました。

 ところが、これも橋下流の大うそです。

 橋下知事の3年間に府の借金は2600億円も増え、合計6兆円を超えました。 「黒字」といっても、借金を増やしたうえ、地震防災関連11事業の6割カット、私学経常費助成の大幅削減、救命救急センターの補助金削減、学校警備員補助の廃止など、府民の安全、安心、教育、医療・福祉などの予算を919億円も削り、さらに青少年会館など府民の財産を613億円も売り飛ばした結果です。

 府民生活にしわ寄せをしておいて、「黒字」もないものです。橋下氏は、「とことん、行政改革をやる。究極の行政改革は、『大阪都構想』だ」とも訴えましたが、「1人の指揮官」で、こんな「改革」をやられたら市民のくらしも福祉も大変なことになってしまいます。


「だまされないでください!」
 「維新の会」は言うけれど

 
 「独裁VS民主主義の共同」という対決構図が鮮明になった大阪市長選、府知事選(27日投票)。橋下徹前大阪府知事が率いる「大阪維新の会」の知事選用の法定ビラ2号で、「だまされないで下さい!」といいだしました。

住民生活はそっちのけ

 告示後、評判が悪い「大阪都構想」。ビラでは、「大阪都構想は市民の皆様の生活を良くするための手段です。大阪都構想が実現すれば市民の皆様の生活は良くなります」と弁解しています。

 ところが、橋下氏が告示2週間前に出した『体制維新―大阪都』(作家・堺屋太一氏との共著)には、こう書いてあります。
 「『大阪都構想』が実現したからといってすぐに住民サービスが具体的に変わる、ということではありません。
装置をつくる話ですから、保健所が増える、健康保険料が下がる、学校が増える、といった施策の話とは違います」
 本当は住民生活など、そっちのけです。

大阪市解体宣言を明言

 大阪市24行政区を「8~9にする」ことへの批判かわしで、ビラは、「大阪市はバラバラになりません。大阪市をつぶすことはありません」と書いてあります。
 しかし、この著書では、「大阪府も大阪市もありません。両方を一旦解体して、新しい統治機構を作り上げる」と【大阪市解体宣言】を明言しています。

 「大阪都構想」で、「大阪市役所から財源と権限をむしり取られる」との指摘について、ビラは、「大阪市役所が持っている財源と権限を、区に取り戻します」と“反論”します。

 これも大うそです。
著書では、「大阪市役所が有する権限と財源からすれば、名前は市でも立派な都道府県と同じです。大阪府域内という全国で二番目に狭い地域に知事二人は不要です。原則通り知事は一人、船頭一人にすべきです」と、大阪市役所が持っている「権限と財源」を「知事一人」に集中させることをはっきりと言っています

 「維新の会」のビラに「だまされてはいけません」。



 (この間も、ちらっと見たテレビでは、重要な教育基本条例などの中身にも触れず、ただ橋下の演説を映したり「維新の会」陣営の映像を、「果敢さ」?を宣伝するように、ただ垂れ流したり・・・


  いったいなにをやってるんだにゃ。いつものこととはいえ。犯罪的だにゃ。。)












君が代強制条例「何を話し合う必要があるのか」? 民主主義守るため苦渋の立候補辞退

2011-11-21 | 橋下維新の会 ・地方政治 / 共産叩かれ記
  「維新の会」のビラに「だまされてはいけません」。



  
「民主主義守るため負けられぬ」

広がる共同 平松氏奮戦

    「勝ったら2条例必ず」橋下氏


   記者座談会
        あかはた日刊紙2011年11月20日(日)



「政治は独裁」と公言している橋下徹前大阪府知事が「大阪まるごとの乗っ取り」を企て大阪市長選に出馬し、熾烈なたたかいとなっている大阪ダブル選は、27日の投票日まで、あと1週間。
争点と情勢について、担当記者で語り合いました。


 A 独裁政治を許すのか、民主主義を守り抜くのかが最大の争点になってきた。

 B 「大阪市をよくする会」の渡司孝一氏が「独裁を許さないために」と市長選への不出馬を表明し、会と日本共産党が現職の平松邦夫市長候補を自主的に支援し始めてから、情勢がみるみる変わってきた。

 C 大阪労連、大阪全労協、全港湾関西地本、国労近畿地本など七つの労組が「『維新の会』独裁政治を許さない行動を」との共同アピールを出し、連合大阪事務局長が「同じ思い」とコメントするなど反独裁の共同が広がっている。
 B しかし、現状では、まだ橋下優位といわれている。あと1週間の奮闘にかかっている。
 A 橋下陣営も「ここで負けたらジ・エンド」「最終決戦だ」と闘志をむき出しにして、府内の維新議員に猛烈な動員をかけ、必死の組織活動をしている。

 B 「独裁」批判の浸透を恐れ、争点をそらしていることも特徴だ。

 C 大阪都構想で「大阪市から権限と財源をむしり取る」という発言が反発を受けたせいか、「都構想は市民生活を良くする手段」などと釈明している。しかし、告示前に出した著書(『体制維新―大阪都』)では「すぐに住民サービスが具体的に変わる、ということではありません」と。

 A 結局、1人の指揮官に府と市の権力を集中させ、市から奪い取った財源で、破たん済みの大型開発やカジノ構想を進めようというものだ。

 B 大阪市を解体し、24区を8~9の特別自治区にするというプランにも、橋下氏は「大阪市をバラバラにしません」「24色の多色豊な大阪市にする」と言い訳を始めた。 
 C しかし、記者団には「8~9というのはゴール」と明言し、「民意をいかにマネジメントしてうまく利用するかを考えるのが政治戦略」(18日付「毎日」)と語っている。これもごまかしだ。

 B 橋下氏の演説は、私学助成や中小企業振興費などを削ってきた3年9ヵ月の府政を棚上げにして「今のままでは大阪はジリ貧」「役所の形を変えなければいけない」への幻想をふりまくものだ

 C 一方で橋下氏は、演説で「今までの生ぬるい選挙とは違う」「勝ったときには、教育現場が劇的に変わる」と、教育基本条例案や職員基本条例案を必ずやるといっている

 A 民主主義を守り抜くために、なんとしても負けるわけにはいかない選挙だ。

 A 平松氏はどうか。
 B 橋下氏の独裁的手法を批判し、「みなさんの『大阪に独裁なんか似合うかい』という思いでこのまちを救ってほしい」と訴えていたのが印象的だった。
 C 維新の会の教育基本条例案に対しても、「一地方での条例案にここまで反対の嵐が起きたことがあったのか」 「(橋下氏らは)子どもをモルモットのように考えている」 ときびしく批判している。平松氏の姿勢を後押ししているのは民意だと感じている。

 A 教育条例案は知事が決める「教育目標」で教職員を縛り上げ、子どもたちを異常な競争に追い立てるものだ。女優の竹下景子さんら68人の学者・文化人らが名を連ねたアピールが発表されるなど反対の声は全国で日に日に広がっている。 C スポーツ紙も「橋下氏 東からも逆風」(18日付「スポーツ報知」)と大きな見出しで報じていたよ。

中身を知って
 B 若い世代は、橋下氏支持が多いといわれるが、条例の中身を知って考え直すという例も相次いでいる。
 A 「選挙で勝ちさえすれば何でもあり」というのが橋下氏の思想だ。府議会で、公約にもなかった「君が代強制条例」を強行採決したことについても、「何を話し合う必要があるのか」とうそぶいてきた。

 B 独裁、ファッショそのものだ。こうした橋下氏の手法について平松氏は「数(過半数)さえとれば、何でもできるという考え方」と批判し、「選挙で51対49で通ったとしても、49%の思いをどれだけくみ取るか。これが行政のトップに課せられた責務」(16日付「日刊スポーツ」)と語っている。
 

府民らが共同
 A 橋下氏は、「自民党から共産党まで手を組んだ。大政翼賛会だ」といって、独裁批判をすりかえようとしている。「独裁政治」という民主主義の危機に市民、府民が共同してたたかうのは当たり前のことだ。
 B ある自民党市議も、「議会は、市民の生活にかかわる問題を論議するためにある。そもそも橋下氏らは議会を軽視している」と語っていた。

 C 橋下氏は、「みなさんは政治に不満を持ち、政権交代までさせた。いま首相は3人目。それで未来に希望をもてますか」と、「二大政党制づくり」がもたらした閉塞感を巧みに利用しようとしている。

 B 立候補を中止した渡司氏は、平松氏について、「民主主義を守るために中途半端な支援じゃなく、全面的に支援したい」と表明している。
 A 知事選に梅田章二候補を擁立してたたかっている「明るい民主大阪府政をつくる会」も、「市長は反独裁の平松さんへ」と対話を進め、平松氏支持の町会長が「反独裁ビラまで作って応援してくれているとはすごい」と話すなど陣営を励ましている。

 C このビラによる宣伝・対話が大きく広がっている。府外からも「独裁政治を許さないで」と心温まるボランティア活動や市内の友人、知人への電話も使った対話もすすめている。勝負は残る1週間にかかっている。