先日ご紹介しましたPCスピーカー(TimeDomain light)☆
中高音は歯切れの良い音ですっきりしているのですが,低音は弱い.
このスピーカーに低音を加えるとどうなるのか…やってみました.
やり方としては,オーディオでは有名な3D(3dimension)というもの.
最近では3Dというと立体映像を思い浮かべる人も多いかも知れませんが,
オーディオの世界では「2つの小口径スピーカー + 1つの低音専用スピーカー」の音響システムをいいます.
このシステムを使用するには,低音成分を得る必要があります(高音をカットする).
今回は所有のグラフィックイコライザに3D用の端子があったので,それを利用しました.
☆☆ 3D用接続端子 ☆☆
30Hz~200Hzの範囲で,カットオフ周波数を細かく設定できる便利なものです.
接続はこのようになっています.
☆☆ 接続図 ☆☆
低音を受け持つスピーカーは16センチ口径で役不足ではありますが,
これでも50Hzぐらいまでは十分再生できます.
☆☆ 低音用に使用したSP(JBL HLS610 ) ☆☆
カットオフ周波数を130HZにして聴いてみますと,
低音用スピーカーは3メートルくらい離れた場所にありますが,
音は正面の小型スピーカーから出ているように感じます.不思議ですね!
小型スピーカーが一気に低音豊かなワイドレンジスピーカーに変身♪♪
ただ,低音成分が増え,迫力は段違いに向上しましたが,「すっきり感」は後退したかな.
ということで,ソースの種類,録音状態によって2ch.3Dを使い分けたいと思います.
☆☆ 使用したアンプ、グライコ ☆☆