私自身,アクションもの,サスペンス映画は好きで時々見ます.一方,恋愛もの,病気が関係する映画はあまり見ませんが,今回は以前話題になりました「明日の記憶」(渡辺 謙 主演)を,レンタルDVDで家内と二人,プロジェクターで視聴しました.
話の内容:50歳になろうとした働き盛りの広告代理店のビジネスマン(渡辺謙).物忘れなどがひどくなり,仕事に支障を来たすようになる.医師から言われた診断は「若年性アルツハイマー」.以後,この病気と闘う本人と妻(樋口可南子).しかし病気は進行するーーー.
この作品については,よくも悪くもいろいろ評価されています.「映画を見ていて涙がとまらなかった」,「ホラー映画であり,最初から怖くて見ることが出来なかった」などいろいろ意見,感想があります.
視聴を終えての私個人的な感想.アルツハイマー病ーーー自分も将来この病気になる可能性もある身近な題材で,他人事ではなく,「夫婦が一緒に生きていくとは」など,いろいろ考えさせられました.
この映画を見て泣いた人は非常に多かったようですが,私自身,涙を流すようなことはありませんでした.どうしても病気を扱った映画では,客観的に見てしまう.
それから,一部の人はこの映画をホラー映画といいますが,怖い映画とも感じませんでした.(途中,妻が夫になぐられ頭から血を流すシーンなどありましたが).
この映画では,美しい自然の風景がいくつかありました.あすなろナーシングホーム(信州の安曇野ちひろ美術館を撮影)周りの風景は実に美しかった.是非行ってみたい.
そして,二人が渡ったつり橋は山梨県道志村の「野原つり橋」という.自然いっぱいで,ここにも機会があれば行ってみたい.