1953年公開の映画の激安DVDが販売差し止めになりそうです。パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションは「ローマの休日」の著作権の存続を主張して、激安DVDを販売する会社に販売差し止めを求める仮処分を、東京地裁に24日申請しました。
著作権法が改正され、平成16年1月1日から映画の著作権保護期間を、それまでの公開後50年から70年に延長されました。ん・・・。じゃあ、1953年公開の映画は50年なの、それとも70年?ということで法解釈の相違が生じています。
平成16年といえば2004年です。新法が施行される(延長された新しい権利が生じる)のがこの年からというのであれば、1953年公開の映画は2003年で50年経過していますから、2003年時の法律である保護期間50年という法律に束縛される筈です。ところがパラマウントは、もっと厳密に2003年12月31日24時に古い権利(旧法)は消滅したが、同時に2004年1月1日0時に新しい権利(新法)が発生した。24時も0時も呼び方が異なるだけで同じ一瞬、つまり消滅と発生が同時に起こったという解釈をしました。
僕個人の意見としては、50年でも長過ぎると思っているのに70年を主張するのはあまり感心できません。そういう法律があるからと言ってしまえばそれまでですが、何だか権利の上にあぐらを掻いている様で好きになれません。特に「ローマの休日」程の大名作は出来るだけ安い価格で提供して、一人でも多くの人に観てもらうべきです。
画像をクリックすると新聞の記事が読めます。
著作権法が改正され、平成16年1月1日から映画の著作権保護期間を、それまでの公開後50年から70年に延長されました。ん・・・。じゃあ、1953年公開の映画は50年なの、それとも70年?ということで法解釈の相違が生じています。
平成16年といえば2004年です。新法が施行される(延長された新しい権利が生じる)のがこの年からというのであれば、1953年公開の映画は2003年で50年経過していますから、2003年時の法律である保護期間50年という法律に束縛される筈です。ところがパラマウントは、もっと厳密に2003年12月31日24時に古い権利(旧法)は消滅したが、同時に2004年1月1日0時に新しい権利(新法)が発生した。24時も0時も呼び方が異なるだけで同じ一瞬、つまり消滅と発生が同時に起こったという解釈をしました。
僕個人の意見としては、50年でも長過ぎると思っているのに70年を主張するのはあまり感心できません。そういう法律があるからと言ってしまえばそれまでですが、何だか権利の上にあぐらを掻いている様で好きになれません。特に「ローマの休日」程の大名作は出来るだけ安い価格で提供して、一人でも多くの人に観てもらうべきです。
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