何時だったか、江戸城本丸跡でアマチュア無線をやった事がありました。ちょっとした高台でベンチも有り体はそこそこ快適でしたが、如何せん周りはビル郡で伝播状態は快適とは言えませんでした。当然ですけど・・(汗)。よもや徳川家康も400年先の未来に此処でアマチュア無線をやる町民がいるなどとは夢想だにしなかったに違いありません。・・・大御所様、「ごめんね。」
「江戸城再建を目指す会」がNPO法人として頑張っているそうです。代表は旅行業大手JTBの元代表取締役専務の小竹(おだけ)直隆さん。ある外国人が「東京には世界に無いものがある。東京の名所はビルの谷間の赤提灯だ。」そう言われてがっかりしたそうな、東京にもパリのベルサイユ宮殿やロンドンのビックベンに匹敵するようなランドマークが必要と感じたそうです。
大棟梁、甲良若狭による図面が今も残されていて、柱の一本に至るまで詳細に描かれています。石垣を積み上げた高さが約11m、その上に金色のシャチまでの高さ51mの天守閣が天を突きます。想像するだけでも、雄大です。再建費用は木造で400億円位、鉄筋コンクリートで200億円位だそうな。僕はどうせなら木造で再建して欲しく思います。やはり趣きがぜんぜん違いますから・・・。
家康が江戸に入りその翌年から城の拡張工事が始まって、30年かかって本丸・西の丸・北の丸に及ぶ巨大な城郭を造りあげました。それが1657年の振袖火事により西の丸を残し焼失してしまいました。全部を再建するのは今となっては不可能ですが、せめて二の丸まで再建されれば多くの日本人(勿論、外国の方にも)大感動されるに違いありません。松の廊下で「殿中でござるぅ」などと叫ぶのが流行りになるのではないでしょうか。僕もやってみたいです。
こういった事業はもはやお金の問題では無く、「粋」の問題です。チャンスがあれば僕も是非にも参加させてもらいたいと思っています。
江戸城をCGで再現している本がありました。宜しかったら参考にしてみて下さい。
http://blog.goo.ne.jp/nfw/e/9331476a180964d0b6cf23ba83fbbe90
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