三島由紀夫はその著書「仮面の告白」のなかで、正確に言うと主人公の少年ですが、自分の最古の記憶は産湯に写る電球の光と書いていました。子供には教えられない大人の達の秘密についての三島独特の比喩表現なのか、あるいは真実そんな記憶があったのか、定かではありません。本当だとすればすごいことです。
さて僕の最古の記憶はどんな事でしたでしょう。実は今まで誰にも話した事がありません。それは三島のような視覚的な記憶ではなく、感覚的なものです。いまだに時々夢に見るのですが、そこはほのかに明るい世界で上下の感覚がはっきりしません。何より重要なのは自分は水の中にいるということです。当然呼吸は出来ません。段々息が苦しくなります。逃れようの無い苦しみが続きます。しかしある瞬間、息をしてみようと決断します。水の中なのに思い切って息を吸います。つぎの瞬間、「息が出来た!」と意識して目を覚まします。
僕はこのことを、自分自身が母親の胎内にいる時から出生の瞬間までの記憶ではないかと、解釈しています。 ふっ、ふっ、ふっ。三島君、勝ったな!。
gooブログトラックバック練習板より。
さて僕の最古の記憶はどんな事でしたでしょう。実は今まで誰にも話した事がありません。それは三島のような視覚的な記憶ではなく、感覚的なものです。いまだに時々夢に見るのですが、そこはほのかに明るい世界で上下の感覚がはっきりしません。何より重要なのは自分は水の中にいるということです。当然呼吸は出来ません。段々息が苦しくなります。逃れようの無い苦しみが続きます。しかしある瞬間、息をしてみようと決断します。水の中なのに思い切って息を吸います。つぎの瞬間、「息が出来た!」と意識して目を覚まします。
僕はこのことを、自分自身が母親の胎内にいる時から出生の瞬間までの記憶ではないかと、解釈しています。 ふっ、ふっ、ふっ。三島君、勝ったな!。
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