登山道の途中で眺める山並みはやはり美しいです。でも余裕でもって観ていられるのも初めのうちだけでした。
最初のクサリ場ですが、まだまだ序の口たいしたことはありません。クサリが無くても登れそうです。
ピークを過ぎます。するとすぐに・・・。
はい、またクサリ場です。ここもクサリが無くても登れそうですが、使った方が楽だと思います。
クサリ場以外の画像を小さくしてあるのは、記憶の強弱を表しています。
クサリ場といってもたいしたことないなぁ、別に無くても登れらぁ。はい、この辺りのはその様です。ただこれから先は分かりません。
少し疲れが出てきていますが、まだ景色を堪能する余裕はありました。よく晴れていて、気分も良かったです。
「ひとつや~ま越しゃホンダラッタホイホイ」この歌をご存知の方はそれなりの御歳かと・・・。またクサリ場が見えてきました。
垂直に近いですが落差はそれ程でもありません。さあ一気に行きましょう。
クサリ場以外でも急登が続きます。かなり堪えます。
こちらもほぼ垂直のクサリ場で少し落差があります。クサリをしっかり持って、上半身を岩壁から少し離すと安定します。
やっと行蔵峠まで来ました。既に疲労困憊、かなり参っています。ああ来るんじゃなかった、とも思いました。
さて、これから西岳・東岳を越えていかねばなりません。両神山頂まであと1.8kmです。
またクサリ場です。もうここまでくると何ヶ所目だか分からなくなっています。
西岳です。疲労のためカメラを持つ手もおぼつか無くなってきました。
「ふたつや~ま越しゃホンダラッタホイホイ」。登ったり降りたりの登山道です。
クサリ場は足場を選んで登るのがコツのようです。
この画像ですとよく分かりませんが、かなり深い谷になっています。「風穴」と標識に書いてありました。その名のとおり心地よい風が吹き上がってきていました。
まだまだクサリ場は続きます。見上げただけでうんざりします。
ところで・・・。
『両神山』の名前の由来はイザナミ・イザナギの2神を祭るから両神山だという伝えがありますが、日本武尊が戦勝祈願で筑波山へ登る途中、西方に8日間も見え続けた山に因んだ八日見山という伝えがあります。ほかにも、竜神山、竜頭山など、多くの呼び名と伝説を秘めた山となっています。
『地獄の縦走「両神山」。後編』はやっとの思いの山頂の様子です。その後「+1」として、禁断の登山道をご紹介する予定です。