僕の旅と彼方の友と

旅が好きアマチュア無線が好き、そんな僕の呑気な日々を綴ります。

地獄の縦走「両神山」。 中編

2007年07月30日 19時35分05秒 | 岳人倶楽部

 登山道の途中で眺める山並みはやはり美しいです。でも余裕でもって観ていられるのも初めのうちだけでした。

 最初のクサリ場ですが、まだまだ序の口たいしたことはありません。クサリが無くても登れそうです。

 ピークを過ぎます。するとすぐに・・・。

 はい、またクサリ場です。ここもクサリが無くても登れそうですが、使った方が楽だと思います。

 クサリ場以外の画像を小さくしてあるのは、記憶の強弱を表しています。

 クサリ場といってもたいしたことないなぁ、別に無くても登れらぁ。はい、この辺りのはその様です。ただこれから先は分かりません。


 少し疲れが出てきていますが、まだ景色を堪能する余裕はありました。よく晴れていて、気分も良かったです。

 「ひとつや~ま越しゃホンダラッタホイホイ」この歌をご存知の方はそれなりの御歳かと・・・。またクサリ場が見えてきました。

 垂直に近いですが落差はそれ程でもありません。さあ一気に行きましょう。

 クサリ場以外でも急登が続きます。かなり堪えます。

 こちらもほぼ垂直のクサリ場で少し落差があります。クサリをしっかり持って、上半身を岩壁から少し離すと安定します。


 やっと行蔵峠まで来ました。既に疲労困憊、かなり参っています。ああ来るんじゃなかった、とも思いました。

 さて、これから西岳・東岳を越えていかねばなりません。両神山頂まであと1.8kmです。

 またクサリ場です。もうここまでくると何ヶ所目だか分からなくなっています。


 西岳です。疲労のためカメラを持つ手もおぼつか無くなってきました。


 「ふたつや~ま越しゃホンダラッタホイホイ」。登ったり降りたりの登山道です。

 クサリ場は足場を選んで登るのがコツのようです。



 この画像ですとよく分かりませんが、かなり深い谷になっています。「風穴」と標識に書いてありました。その名のとおり心地よい風が吹き上がってきていました。 
 まだまだクサリ場は続きます。見上げただけでうんざりします。


 ところで・・・。
 『両神山』の名前の由来はイザナミ・イザナギの2神を祭るから両神山だという伝えがありますが、日本武尊が戦勝祈願で筑波山へ登る途中、西方に8日間も見え続けた山に因んだ八日見山という伝えがあります。ほかにも、竜神山、竜頭山など、多くの呼び名と伝説を秘めた山となっています。
 『地獄の縦走「両神山」。後編』はやっとの思いの山頂の様子です。その後「+1」として、禁断の登山道をご紹介する予定です。  
コメント (2)
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