桜の開花となりましたね。春到来ですね!
これから花見に出かけるたくさんの人たちで賑わう事でしょう。
さて、今回は、住宅建築の際に行う地盤調査の結果、地盤補強が必要となった場合、
どのような工事を選択していますか?
新築住宅建築費用で、長期ローンを組んでいる為、地盤補強費用まで考えていなかった
人もいると思います。
地盤補強は、地面の下のことで、工事をしたら目に見えなくなってしまいます。
いろいろな補強工法がある中で、専門性が高いので理解が難しく、工事価格のみで
決定している人も多いのではないでしょうか。
しかし、適切な地盤補強工事をしないと、後々、新築後数年で傾いてしまうケースも
あります。住宅を建てる事は、一生に1回の大事業ですよね。夢のマイホームを傾かせないために、
価格のみで決めないで、ぜひ、各工法を少しでも勉強して上で、選択していただきたいと思います。
一般の住宅建築で行う地盤補強工事は、大地震対策の為に施工している訳でありません。
地盤が軟弱なので、平常時でも建物が傾く危険性がある為、地盤改良が必要となります。
しかし、地震の際に地盤補強工事をした工法が地震の被害を軽減してくれれば、助かりますよね。
小口径の鋼管杭は、支持層と言われる固いところに杭を圧入します。地震の規模によりますが、
支持層があれば、そこまで杭を入れることで、揺れに抵抗できる工法だと私は考えています。
もちろん地盤沈下で地面が下がってしまうところもありますが、建物が沈下しなければ、
水道、排水などを補修をすれば、使用できます。支持層自体が沈下すれば、建物も下がってしまいますが、
支持層迄到達していない改良杭よりは、効果はかなり大きいと考えます。
情報誌である日経ホームビルダーに、2019年2月12日最大深度6弱の揺れが襲った北海道厚真町の大規模
開発地で、砕石パイルで地盤補強した木造住宅が最大13センチ傾いたとの記載がありました。
地盤の変状に応じて、建物の不同沈下する理由が変わる為、難しいですが、その土地の地盤状況を
事前に詳細に調べる事が大切ですね。地震は、いつどこで、どの程度の大きさの揺れが発生するか
正確にはわかりません。ある程度、精度よくわかる日が来ることを期待します。
PS
先日、70年以上前の戦争時に、つくられた長く続く、防空壕の位置と深さを調べる調査が終わりました。
防空壕の上には、家があります。そのほか、別の地域では、大きな室らしきものが出てきた所もあり、
いずれも地盤が良いところで地下水位は深く、地盤調査時に見つかればよいのですが、限られた
調査点のみでは、都合よく表れません。
さて、満開の桜を見に来週は、出かけましょう。
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