Civil3Dで自動作図するUiPathのコードをPythonで書いてください
Civil3DとUiPathの連携をPythonで実現する方法はいくつかありますが、ここではPythonのCOMライブラリであるwin32com
を使用した方法を紹介します。
まず、win32com
をインストールする必要があります。コマンドプロンプトやターミナルで以下のコマンドを実行してください。
pip install pywin32
次に、以下のコードを参考にして、必要なモジュールをインポートし、Civil3Dを起動して、ドキュメントを開くためのオブジェクトを作成します。
import win32com.client
# Civil3Dのオブジェクトを取得する
app = win32com.client.Dispatch("AutoCAD.Application")
doc = app.ActiveDocument
# 新しいドキュメントを作成する場合
# doc = app.Documents.Add()
次に、UiPathのInvoke Code
アクティビティで実行するような自動作図のコードをPythonに移植します。UiPathのInvoke Code
アクティビティでは、入力引数と出力引数を指定することができますが、Pythonでは関数を定義して、引数を渡すことで同じようなことができます。
以下は、簡単な例として、直線を描く関数を定義する例です。
def draw_line(start_point, end_point):
line = doc.ModelSpace.AddLine(start_point, end_point)
return line
この関数は、Civil3Dのドキュメントのモデルスペースに、指定された始点と終点の座標を持つ直線を追加し、作成された直線オブジェクトを返します。
この関数を呼び出すには、以下のようにします。
start_point = win32com.client.VARIANT(pythoncom.VT_ARRAY | pythoncom.VT_R8, [(0.0, 0.0, 0.0)])
end_point = win32com.client.VARIANT(pythoncom.VT_ARRAY | pythoncom.VT_R8, [(10.0, 0.0, 0.0)])
line = draw_line(start_point, end_point)
ここでは、始点と終点の座標を3つの要素を持つ配列で表し、それをwin32com.client.VARIANT
でラップしています。これは、COMオブジェクトのメソッドやプロパティに渡すための形式です。
最後に、作成した自動作図のコードをPythonで記述し、必要な関数やメソッドを呼び出してCivil3Dのドキュメントを操作します。
以上の手順を参考にして、Civil3Dで自動作図するUiPathのコードをPythonで書くことができます。