相場三昧 マーケットウォーカー

株・商品・FXマーケットに立ち寄る
SOUL, SMOOTH JAZZを愛するトレーダー

 

ー相場道の極意ー

2011-10-07 13:37:32 | 相場三昧伝
☆第三十三章
 「夏中冷気強きとき」

夏の間、気候が悪く雨の多い年は不作になるのは自然の理で、夏中
照りこみがなく、虫がついたり洪水や大風など天災のある時は不作になり
相場も先行き高値になるから、油断なく六月~七月頃から相場の安い処を
見計らって、買っておくべきだ。逆に豊作と騒がれる年は慌てず、八~
九月特に八月月初に買うのが良い。何十年ぶりの豊作と言われていても
その後、何か異変など起きて収穫が狂うことがある。初めの予想通り、寸分
の狂いもなく収穫できる事は稀な事であると考えて、相場の見通しを
たてることが必要だ。


☆第三十四章
 「四月中の日、売り崩し」

当地や近国、さらに上方も豊作というにもかかわらず、三月~五月にかけ
一向に下げらしい下げがなく、底値段をつけない時は、後日必ず崩れて
底値をつけるものと心得ておくべきだ。


☆第三十五章
 「金払底の年」

当時の投資対象としては米相場が中心であった。冬から春になっても金が
払底している年は米の思惑買いが多い証拠で、このため金が不足するのである。
こんな年は五月までに下がらない時は六月に入って二十日頃に大崩れする
ことは間違いない。
当時の通貨はそれ程多くないし、その仕組みも今ほど複雑ではなかったから
その動きを見ていれば、思惑買いが多いか少ないかが読めた。
今はこれほど単純ではないが、考え方としては今も昔も変わるところはない。


Cool J & Total: Loungin' (Remix)
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ー相場道の極意ー

2011-10-04 13:20:49 | 相場三昧伝
☆第三十一章
 「十人が十人片寄る時」

相場が二~三ヶ月も上にも下にも行かず、無気力に保ち合った時は、
十人が十人退屈し、強気で買い建ての人もこんな調子では先行き見込み
なしと弱気に転じ、弱気で売り玉を持つ人はも、これはいよいよ思惑
通りとばかり、ますます売り込む。ところが相場とは皆の意見が一致した
時には反対になるのが常で、この場合も逆に高くなるものである。
高くなり始めると、もともとの強気筋は「やっぱり・・・」とばかり
買い直す。売り方も目一杯売っているから慌てて買い戻す。
この二者の考えが一緒になり、相場は急騰場面に入る。
十人が十人、見方や考え方が一致する時は相場が逆になるもので、この
ことは特に肝に銘ずべきである。


☆第三十二章
 「売り方、駆け引き難しき」

一年のうちに大きな上げが一度、大きな下げが一度はあるが、このほかは
流れとしてとらえれば小動きに過ぎない。つまり、大きな上げ波動の中では
アヤ押しがあるが、下げ過程の中でもアヤ戻り的な動きがある。往々にして
このアヤに惑わされて失敗するケースが多い。アヤ押し場面で、「もはや
相場もこれまで・・・」とばかり、売り方に加わってみたり、逆にアヤ戻し
場面で、超強気に転じてみたり、結局チグハグなことになりかねない。
目先の動きに一喜一憂せず、相場の流れを捉える事が大切だ。

相場というものは第一章でもふれた通り、踏み出しが大切である。
特に買いからスタートする時はいろいろ思い悩んだり、気苦労が多いもの
だけれど、踏み出しよく大きな上げ潮に乗れば、利運に向くもので、大きな
苦しみはない。
これに反し売り方は割合気苦労はないが、甚だ駆け引き難しく、下げに
入ると、何処まで下げるか判らないような人気になり売り安心ムードになる
相場とはまことに皮肉なもので、こんなムードになった時、逆に急反発する
もので、結局は買戻しが遅れてしまう。
下げ相場に乗るコツは、人の騒ぎには乗ぜず欲を離れて買い戻す事が大切で
ある。強欲を張らず、ほどほどにしたいものである。


片想い /坂本冬美
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9月の先物価格

2011-10-03 12:52:58 | 指標
先物価格(商品は先限、225は期近)


        月初      月末      ±
225先物   9,060     8,680       -380
ゴールド   4,499       4,016       -483
プラチナ   4,624      3,826       -798
東京ゴム    374.3      310.3      -64
原油     52,540    47,420      -5,120
大豆     49,790    42,920      -6,870
コーン    28,400    24,530      -3,870

9月の先物価格は、株・商品ともに大幅安
特にコモディティーは軒並み10%超の下落で暴落水準
投資(投機)資金のキャッシュへの回帰が顕著となってきた




プロジェクトXの名言集
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注目スケジュール(10/3~7)

2011-10-03 09:31:34 | コーヒーブレイク
今週のスケジュール

3日(月)
・米国9月ISM製造業景気指数(23:00)
・米国8月建設支出(23:00)


4日(火)
・オーストラリア政策金利発表(12:30)
・米国8月製造業受注指数(23:00)
・シーテックJAPAN2011(幕張メッセ、~8日)


5日(水)
・米国MBA住宅ローン申請指数(20:00)
・米国9月ADP雇用統計(21:15)


6日(木)
・米国新規失業保険申請件数(21:30)
・ECB理事会


7日(金)
・米国9月雇用統計(21:30)
・米国8月卸売在庫(23:00)



魂の相場道

 「利乗せは最後にやられる」

(相場格言)  
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ー相場道の極意ー

2011-10-02 12:09:13 | 相場三昧伝
☆第二十八章
 「利運の節、心得方のこと」

相場が思い通りに運び、利が乗った時は程々のところで利食いするのが良い。
そして利食ったら一両日休む事が大切である。この休むと言う事を忘れては
何回か利食いのチャンスがきても、結局、最後は損をするものだ。
相場に当たったことをよいことに調子に乗って、休むことを忘れ次から次へ
仕掛け、百両利が乗った時は、もう百両と強欲をかくようになる。こんな時
応々にして相場が急変するものだが、欲に迷って見切りも出来ず、結局は
損勘定になる。見込み違いをして、損になった時は、なおのこと欲に迷わず
思い切って投げるべきで、このことはよく心得ておきたい。


☆第二十九章
 「勝ちに乗るべかざること」

幾月も考えた事がピタリと当たり、目標の八~九分のところに来た時は、
勝ちに乗じて欲をかかず予定通り、利食いすべきである。
相場に強欲はまことにもって禁物というべきで、程々が肝心である。


☆第三十章
 「底狙い、天井狙いのこと」

相場の底を狙い、ここだと思う際に買い、逆に天井を狙い、その兆候が
出たら果敢に売ることが大切。
その他の中途半端なときは見送り、休む事が肝心。


Euge Groove Days Of Soul
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