黒田晴美の子育てとコーチングと「わたし」

神戸でコーチをしている黒田晴美です。子育て中のママや夢に向かって一歩踏み出したい方のサポートをしています。

子どもの叱り方

2009年03月04日 | はるの子育てコーチング日記
先ほどセッションが終わりました。

今朝、お子さんにイライラして爆発してしまったとのことだったので、
その時の状況ももう一度よく思い出していただいて、
ちょっとお子さん側の気持ちを想像してもらいました。

すると、本当はママに助けてもらいたかったのかも。
そういえば、こちらをチラチラみていましたとか、
それでもいわなかったのは、ママは今手が離せないのがわかっていたのと、
自分で頑張ろうという気持ちだったのかな?とかいうことに気付かれました。
お子さんの立場でどうしてほしかったかを考えたら、
手伝ってもらうことはできなくても、
こういってもらえたら頑張れたという言葉も浮かびました。

ここまでわかってきたら、
素直に「ごめんなさい」がいえなかった理由にも気づかれました。

なぜ怒られているか、なぜ謝らないといけないかが、
お子さんに伝わっていなかったんですよね。
ただ、お子さんはママが怒っているという事実は分かっている。
「ごめんなさい」といいなさいっていわれるからいうけど、
何が悪いのかわからないから、同じことをするんです。
しかも、この場合お子さんが悪かったというよりは、
お子さんなりに頑張っていたのにどうして怒られるかわからないという状況になっていました。

その時のお子さんの気持ちを考えると切ないですとおっしゃっていましたが、
毎日の生活はコミュニケーションの積み重ねです。
練習の機会も山ほどあります!
毎日の生活の中で少しずつ取り入れていくことによって、
どんどん楽になっていきます

子どもの立場で考えてみるって、
自分では分かっているつもりでもなかなかうまくいかないけれど、
セッションでコーチからの視点が加わることで、
「こういうことだったんだ!」というのがすとんと胸に落ちたようです。

あと、大人に対する理不尽さとかは、
自分が子どもの頃に感じたことがあれば、
腑に落ちやすいようです。

大人とか子どもとか関係なしに、
悪いこと(約束をやぶってしまったりとか)したときに、
ちゃんと「ごめんなさい」って謝るっていう姿をみせることが、
子どもとの信頼関係を築く上で大切です。

私も先日、約束の時間までに家に帰ることができなくて
帰るなり花と風に怒られました。
「ママ、帰ってくるの遅かった嘘つき
「ママ、わたしたちをだましたの?
もうプンプンです
いやいや、騙すだなんて聞こえが悪い
ここで、「仕事だったから仕方がない」
「親に対して”嘘つき”って言い方何
「騙してなんかないでしょ
ということもできます。
これって 親対子ども ですよね。
親を笠にきて、上から押さえつけています。
これが、 人対人 として考えると、
約束を守れなかったらまずは謝りますよね。
私もそうします。
「ごめんね。嘘をつくつもりも騙すつもりもなかったんだよ。
だけど、予定より遅くなっちゃってごめんね。許してくれる?」
すると、子どもたちはとたんに笑顔になって
「いいよ
といってくれました。

何よりも親子の心の絆を結ぶことだと思います。
そのためには、まず受け止めてあげて話を聴いてあげること。
基本はこれにつきます。


今日のセッションの中でクライアントさんから、
「はるさんは子どもに対してイライラすることとかないですか?」と聞かれたので
「あります!」
と即答したら、爆笑されました
「イライラするときはどうするんですか?」
「う~んと、『ママはもう嫌だーーー』とか叫んでます」
といったら、また爆笑されました。
「はるさん、可愛いです~
「いやいや、そんなことないと思いますよ
「ううん。怒り方が可愛いんですよ~」
クライアントさんからフィードバックをいただいちゃいました

でもこれ、ちゃんとIメッセージでいうのがミソです。
相手が受け止めやすいコミュニケーションを投げかけるんですよね。
”あなたたちは嫌だーーー”じゃなくって、
あくまでも自分の気持ちを伝えるんです。
相手軸じゃなくって、自分軸。
そっか、そういうことか。

あと爆発しそうなときにも、ちゃんと一旦受け止めて聴くようにしています。
これができるようになると、かなり楽ですよ。
親も子も。

クライアントさんも
「親だからといってちゃんとしなきゃと思いこまないで、私も今度やってみます!」
と楽しそうにおっしゃっていました。
実践の報告を聴くのが楽しみです


あなたも、自分を基準にしすぎて、相手を悪者にしていることはありませんか?