今日は本田健さんの講演会「子どもがしあわせになる学校とは」に行ってきました。
今、学校に関することにフォーカスが当たっている私にとって、
本田健さんの講演会が神戸で開かれるということ、
そしてそのテーマが学校であるということは願ってもいないことでした。
最近、本当に自分に必要なものを引き寄せています。
講演会の内容は、本田健さん自身がその主旨に賛同してご自身の娘さんを入学させたという
サドベリースクールやデモクラティックスクールについて。
本田健さんの娘さんはボストンの学校に通われていましたが、
ここ日本ではなんと関西が発祥の地で、神戸にもデモクラティックスクールがあるそうです。
講演会を聴講して思ったことは、
子どもに対する「お互い一人の人間として大人も子どもも尊重しあう」という姿勢が、
デモクラティックスクールと子育てコーチングで通じるということ。
学校での子ども達とスタッフとの関係もそうですが、
デモクラティックスクールに通わせる親御さんだからこそ、
そのお子さんにおく信頼感は素晴らしいものがありました。
例えばデモクラティックスクール宙(そら)さんの基本理念は
『大人も子どもも、どちらが年上とか偉いとか関係なく、
一人の人間として尊重されるものである。
子どもは、大人に指図や規制をされなくとも、
自分で学び、成長することができる。』
というもの。
デモクラティックスクールは、子ども達が民主的に運営しています。
予算の使い方も、スクールでのルールも、
新しく入学してくる人を受け入れるかどうかも、
スタッフの人のお給料や、雇用を継続するか解雇するかも、
すべてミーティングで話し合われるそうです。
スタッフの方の話によると、じゃあ子ども達にすり寄って
おべっかを使っていると雇用を継続してもらえるかというとそうでもないそうです(笑)
日本の今の教育は数十年前(あるいは100年以上前に)つくられた教材を元に、
社会や国が学ぶべきものを指定した内容になっています。
そして同じ年齢の横割りクラスで、
点数をつけることで序列を作る、
”みんないい子”があり得ない教育です。
これが先生にとっても子ども達にとっても不利益になっている、
いくら子どもが国語の授業が面白いと思って興味を持っても、
時間がきたら「はい、算数の教科書を出して」となり、
好きなことやワクワクすることを封じ込めてしまう教育だ、
ということがいわれていました。
うちの花も今春小学校に入学しますが、
はっきりいって今の日本の教育では、
横並びの基礎知識は身につくかもしれませんが、
数十年後世界で通用するようになるかどうかという点では
大いに疑問を持っています。
かといって、うちの子ども達が世界で通用するようになってほしいと、
私が願っているかというとそうではありませんが(笑)
スタッフの方もおっしゃっていましたが、
親の願いとしては、
子どもが幸せで、社会で自立していくこと、これに尽きます。
そのために、子ども達の好きなことやワクワクすることを大切に、
これからも関わっていきたいな~という思いを新たにしました。
写真は帰り道の青空。
きれいな建物は、ずっと続く塀をたどっていくと、
兵庫県公館でした。
今日も心は真っ青に晴れわたっています