夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

思い出の公園にて

2008-12-01 20:58:55 | 散歩道
「にらですよ、今日から、しわすですよ・・・しわすって、お顔のしわの酢漬けかしらね・・・」
とうとう12月に突入しました。
顔のしわが酸っぱいって・・・なんかぞっとするんですけど・・・
「ボクのお顔は、毛はあるけど、しわはありません・・・」
それは、幸せなことですわ。
しわよりも、毛のほうが、なんぼかましです!
さて、今日は、久しぶりの公園にやってきました。
ここは、にらが初めてこの世界に一歩を踏み出した場所です。
およそ5年前、3回のワクチンを終えて、満を持してお散歩デビューした公園です。
なんとなく、最初の一歩は土の上に!と思い、家からバッグに入れてここまで来て、地面に下ろしたのです。
・・・が・・・日曜日で、子供が大勢遊んでいて、怖がりのにらは、一歩も動けずに固まってしまいました。
それまで、社会化のためバッグに入れていろんなとこに行ったし、家でリードをつけて歩く訓練もしたけど、彼にとって、現実は恐怖をともなうものだったようです。
「今日はだれもいませんねー」
そうです、平日子供たちは学校に行ってるのよ。
入園前の幼児がちらほら・・・
「こっちにも、だーれもいない!」
ローラーの滑り台があるから、地元ではローラー公園と呼ばれてます。
「いまだったら、絶対に敗けないのに・・・!」
何に・・・?
子供に・・?
「こどもにも、あかんぼうにもです!」
そうかな?
いまでも思いっきり負けてるような気がするけど・・・
「敗けませんよ! どーんとかかってこい!」
らーちゃん、誰もいないことわかってて言ってるでしょう~
デビューの日は固まったままのにらをひきずって、少し歩いただけで撤収しました。
次の日、月曜日の午前中、家の周りを1周するだけなのに、ものすご〜く時間がかかったっけ・・・!
とおりすがりのお年寄りのご夫婦に『ほらほら、がんばれ~』って言われたのが懐かしいです。
傍目にも情けない足取りだったんだろうなぁ~。
私も初心者飼い主で、同じくらい緊張してたんだよね。
「そのなさけないワンコはどこのどいつでしょうね」
ここのキミですよ。
いつの間にか、上手にお散歩が出来るようになったねー
あんなに悩まされた拾い喰いも、ほとんどなくなったし・・・
知らぬ間に成長してたんだね。
「身ににおぼえのないお話は、ごめんこうむります」
そうだよね、覚えてないよね。
でもお互い一生懸命やってきたんだね!
「ほんとうの話かしら・・・そんな情けないボクだったかしら・・・?」
そうですよ、情けないのは、今もあんまりかわってないかも・・・!
あとね、はじめのうち、お散歩に行くたびに、にらの体がドブ臭く感じたんだけど、いつの間にか感じなくなったのは・・・ドブ臭さを吸収しなくなったのかしら・・・?
それとも・・・ドブ臭さがそのまま体臭になったのかしら・・・!?
「このお話、もう、おしまいにしましょう~! とんでもないこと言われそう×××」