日曜日の夜明けです。
この日の予報は曇り後雨でしたが、朝は雲間からおひさまが顔を出してました。
「かにさん・・・いませんね~」
お宿の目の前は、屏風岩の海岸が広がっています。
岩の窪みの水たまりには、目に見える生物はいませんでした。
「ざんねんですね」
あら、ここに、未確認生物がいましたよ(笑)
「しつれいな言い草だ」
らーちゃんって、宇宙人みたいだね。
「この海のむこうに、うちゅうがあるのかな~?」
いっちょ、泳いで探しに行ってごらん!
「ボクはおよぎませんよ!」
泳がないんじゃなくて、泳げないんでしょ!
「それはずんちゃんでしょ!」
ハイ、そうでした。
房総の血のせいか、海は好きなんだけど、私はろくに泳げないのです。
下町で生まれ育ったからだな、きっと。
とりあえず、平泳ぎでならぷかぷかと浮いていられるんだけどね。
クロールは25メートルがやっとです。
「ボクはいぬかきで、どこまでもおよいでいけますよ!」
え~、ホントかな~?
泳いだことないくせに~!
「たいていのワンコは、はじめてでも、ちゃんとおよげるんですよ!」
確かにウエランカラのお姉さんはそう言ってたけど、らーちゃんがその『大抵のワンコ』に含まれるかどうかは、微妙だよねー
なにしろ、にぶいからねー
このあたりは岩場だから、小さな船のみ出入りできる小さな港がいくつもありました。
お宿の近くを散歩中に、小さなギャラリーがありました。
『アトリエ風』っていう名前だったかな。
いろんなオブジェがありました。
こんな海の近くに住んで、アートしながら暮らすなんて、ちょっと憧れちゃうね。
「海の近くに住んでも、あーとできるかは、別のサイノーが必要ですよ」
よーく、わかっておりますですよ。
アートな才能に恵まれてないことぐらいは!
らーすけの向こうに見えてるのは千倉大橋です。
ここは駐車場なんだけど、芝生ではない部分に、巨大なくじらが描かれているそうな。
この写真じゃわかりませんけどね!
実際現地でもわからなかった(汗)
公園の駐車場のアートも、理解できない私です(笑)
「ボクははらぺこでは、アートできません!」
そうね、お宿に戻って、朝ごはんをいただきましょう~!
朝食です。
小鍋は具だくさんのお味噌汁でした!
「ボクはおさかなをいただきました」
らーちゃんに、干物とごはんと卵焼きをおすそわけしました。
しょっぱいけど、すこしくらい、たまにはね!
帰りがけにらーすけの写真を撮ってもらいました。
【まだ続く】