夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

昔の暮らしに思いを馳せる

2011-08-27 10:42:37 | 旅行記 東北

「にらですよ。。。ド田舎に来てますよ」
あはは、ど田舎じゃないよ。
今や日本中、どんな田舎に行ってもこんな景色はないよ。
ここは福島県の大内宿です。
江戸時代の宿場町を復元して観光地化したところです。
道路舗装をはがし無電線化したり、屋根を萱葺きにしたり、いろいろ手がかかってるんだよ。
映画村のような作り物っぽい家並だけど、ここの建物は全て現役、生活している民家です。

このすすきに似た長いのが、屋根にふく萱ですって。
もう秋なんだなぁ~

民家はそれぞれ、土産物を売ったり食堂や民宿を営んでます。

震災前にはなかった商品も。

良い匂いにつられてフラフラと。。。

これぞ屋上緑化

「おなかすいた。。。」
立派な蔵と、とぼとぼ歩く黒わんこ。
その歩き方、じいさんっぽいぞ~

「オバケ屋敷だぞ~!」
本陣跡を再建した『大内宿町並み展示館』
わんこNGなので、モンキチだけ見学してきました。
にらと玄関先に座って待ってるときにやってきた家族連れ、小学生のお兄ちゃんが、幼少の妹に向かって『ここはオバケ屋敷だぞ!』って言ったら、素直な妹ちゃんは信じてしまい『怖い~』と大泣き。
なだめきれずに、お母さんと外で待つハメに。。。
悪い兄ちゃんでした。ほのぼの。

「いちばん奥まできました」
駐車場のある方面から歩くと、どんづまりに子安観音堂があります。
急な階段を上るのですが、横道に迂回路の緩やかな坂道があります。
そちらを歩きました。

道端のお稲荷さん、お賽銭が山盛り。
きっと私よりもお金持ち(笑)

上から眺める大内宿。
平成の今、ちょっと嘘っぽい景色。
遠くの山の上の鉄塔が残念。

お蕎麦屋さんの縁側で、ちょっと早いお昼ご飯です。

「ここでも客寄せです!」
らーちゃんパワー絶大でした!
もっとも、お昼のかきいれ時だったから、らーちゃんパンダがいなくてもお客さんは増えただろうけどね。(笑)

火鉢にガラスでふたをしたテーブル

名物のねぎそばです。

ねぎを使って食べるのが正当な食べ方。(切るとかきざむとかってのが、縁起が悪いからこうなったんだって)
ねぎはかじって薬味にもします。
私は早々にギブアップして、お箸でいただきました。
チャレンジャーモンキチは最後までがんばりました。
素浪人は仕官したいのかな?

「ボクはおとなしく待つ係りです」
わんこはねぎは食べられませんからね。

のんびりおそばを食べてたら、だんだんと空が晴れてきました!

「晴れれば暑い!」
まだ8月だもんね~ 夏の日差しがまぶしいです。
水路の水は冷たくて気持ちよかったです。

エゴマを使ったじゅうねん味噌も名物です。
十年食べると十年若返るって言われてるんだって。
私ったら、十年若返ると、15歳だわ、どうしましょ!

「ボクも10年若返らなくちゃ!」
らーちゃんの場合、10年前は、お母さんも生まれてないんじゃない?

酒屋さんの店先にも、お金持ちのかえるちゃんがいました!
この村には、賽銭どろぼうはいないらしい。

「面白かったですね!」
うん、面白かった!
江戸時代にタイムスリップした感じ。
だけど、ここは、普通に生活してる人がいるってところがポイントだよね。
こんなところで暮らしたら、私でも善人になれる気がします。
田舎の幻想かしら。。。?

「さいせんどろぼうをたくらんでるヒトは、善人になんかなれません!」
あはは、やっぱそう思う~?