夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

いわしの頭も。。。

2012-02-22 14:50:05 | ずんのひとりごと

「にらですよ。雲行き怪しいです。。。」
にら君が言ってるのは、お天気のことです。
東京地方は雲が暑くなってきました。
明日は雨マーク、何時頃から雨が降り出すのかなぁ。。。

「そんなの、明日になってみなきゃわかりません。霊能者じゃあるまいし」
霊能者ねぇ。。。
世の中にはいろんな人がいるねぇ。
亡き母は、長年ある占い師を信じていて、時々見てもらいに行ってました。
体を悪くしてからは、自分で電車で行かれないからと足が遠のきましたが、一度だけ私も付いて行ったことがありました。。。
思いつめた顔つきの大勢の人が待つ中、なごやかに世間話をしている母と占い師のおじさん、不思議な雰囲気でした。
たしか、『医者に手術をするように言われたけど、やっても大丈夫か?』みてもらいに行ったような記憶が。。。
GOサインが出たので、その後手術したんだけど、あのときダメって言われたら、母は手術しなかったのかなぁ。

「ばーちゃんのことだから、言うこときいたと思いますよ」
医者の言うことじゃなくて、占い師の言うことをね。(^^)
父との結婚も大丈夫って言われたから決めたらしいです。
ホントに大丈夫だったのかは怪しい。(笑)
後で、料金はいくら払うのか母に聞いてみました。
占い師は料金は決めておらず『お志で結構です』と言うそうです。
相場がどのくらいなのかは不明でしたが、母はいくら払ったのか。
『いつも1000円』
1000円ですか~!?
それって安すぎない?
母いわく、『長い付き合いだけど昔からずっと1000円しか払ってない。何件見てもらっても、1回1000円』

「ばーちゃんみたいな客ばっかだったら、生活できませんな」
まったくそのとおりですが、きっと大枚置いていく人も多いのでしょう。
それなりの暮らしをしているようでした。
この占い師、我が家のことは全部ご存知で、恐ろしく記憶力のいい人でした。
母は年に1~2回、思い出したように出かけていました。
占ってもらうというよりも迷ってることを話して背中を押してもらうような、ありがたい相談相手として通っていたようです。
それで心が決まるなら、それはそれで良いことかもしれません。
重い相談内容の人などには強い語調で叱ったりするそうですが、母としゃべっていた雰囲気は、ただの茶のみ話。
私がイメージしていた、言葉巧みに誘導する詐欺師ではありませんでした。
もっとも、それらしく見える詐欺師なんて、詐欺師じゃないかも。(笑)
信じる者は救われるっていうけど、悪い相手を信じちゃったら不幸ですからね。
悪い輩もうようよ、手ぐすねひいて待ってる世の中です。
心して生きなければいけませんが、宗教にしろ人にしろ、信じる相手があるってのは、悪いことではないと思います。
神様も信じない私が言うのもなんですが。(笑)
あの占い師、まだ生きてるのかなぁ。
結構なおじいさんになってると思うけど、ちょっと懐かしいです。
オセロの中島さんに関する報道を見ていて思い出したオハナシでした。

    
この寝姿が好き!