夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

ボクの夏休み その2

2014-08-22 13:52:42 | おでかけ

「大雨の被害地域の皆様、お見舞い申し上げます。早くお空も心も晴れますように。。。」
テレビの画面に目が釘付けです。
亡くなられた方々、行方不明の方々、家族や家を失った方々、避難されている方々も怖い思いをされたことでしょう。
かける言葉も見つかりませんが、今はとにかく、捜索活動が滞り無く進むように祈るばかりです。

「ボクもこんなところの子になっていたから、ヒトゴトではありません」
被災地区はもっとずっと都会で、こんな田舎ではないんだけど。。。
映像で見る限り、新し目の家が多くて、郊外の住宅地なのでしょうね。
にらの田舎も、実は背景のような古い大きなお家はごく少数です。
普通の2×4やプレハブ住宅なんかがほとんどです。

「おじいちゃん家もです」
そう、ごくフツーの4LDKです。
客間はツインベッドルームだったりします。。。
。。。田舎なんだからさぁ、蚊帳でも吊ろうよ~!
近所の義母の実家に遊びに行くと、広い土間があって、掘りごたつには炭がいけてあって、想像する田舎の家そのもので和みます。
住んでる人は苦労が多いようですが。

「ここのオタクも、土間がありそうですね」
あるだろうね~
にらが走れる土間があるんだろうね。
夏はひんやりしていて気持ちがいいよね。

「おじいちゃん家もこんなだったら良かったのに」
まったくだ!
どうせ田舎で過ごすなら、こんな家で囲炉裏端で過ごしてみたいよね。
義父宅ときたら、オール電化でLDは洋間だしつまらんです。
私は未だにIHをうまく使えません。
調理中、うっかり鍋を持ち上げてはスイッチを切ってしまいます。
困ったもんだ。

「それは、たんに、文明についていけてないだけでは?」
そうかしら? 私だって電気炊飯器くらい使えますのよ。。。
まぁ、田舎っぽいのが良いといっても、かまどで飯炊きしろといわれても困っちゃうけどね。
家も広けりゃ掃除も大変そうだし。。。

「それは、たんに、自分ではなにもしたくない、お客さんでいたいってことでは?」
あら、そんなふうに聞こえるかしら?

「結論。古民家には住めないってことで」
いえいえ、それは違います!
結論。古民家に住むのは訓練が必要!ってことかな。
いろいろデキル人じゃないと、古民家どころか田舎には住めないよ。
私はなにしろ虫嫌いだし、一週間ですっかり日焼けしたし、採りたての野菜は美味しいけど、畑仕事はしたくないもん。

「ま、ずんちゃんがお野菜を育てられるとは思えませんね」
うん、自慢じゃないけどせっかちで根気がないからね。
農業には向いてないの。
ってか、私は生活全般に向いてないのよ。
なにもしないのが得意なの。

「ずんちゃんは地蔵ですもんね」
じっとしてるのは、まかせてくれ!
昔は子供が幼くして亡くなることが多かったけど、逆縁で親を悲しませてけしからんと子供の霊をいじめる鬼から子供を守ってくれるのが地蔵菩薩なんだって!
お地蔵さんは優しいんだよ。
折しも今週末は地蔵盆です。
にら家のあたりでは、地蔵盆こども相撲大会ってのがありますよ。
出場する子供がどのくらいいるものなのか、見に行ったことがないのでわかりませんが、毎年この時期にお知らせ看板が立っています。
東京23区内なのに、どんだけ田舎~!?って、いつも思うのでした。



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