先回の続きです。⇒ 6月の花のアルバム ④ 2023-07-12
今回も、前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
南アフリカ原産で、日本には自生種はなく、明治時代に輸入され栽培が開始されました。横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大です。
別名、トウショウブ(唐菖蒲)、オランダアヤメ。名前は古代ローマの剣であるグラディウスに由来し、葉が剣に類似していることが根拠と言われます。
<グラジオラス(阿蘭陀菖蒲) アヤメ科トウショウブ属(グラジオラス属)>
6/28 千葉公園
南ヨーロッパ、北アフリカ、地中海沿岸原産のキク科の植物で耐寒性木本です。
明るいグリーンの葉が特徴で、夏に明るいイエローのボタン状の花を咲かせます。草丈30〜40cm、株幅40〜50cmに育ちます。
和名はワタスギギク(綿杉菊)、通称コットンラベンダーですが、ラベンダーとは別品種です。
<グリーンサントリナ(綿杉菊) キク科ワタスギギク属>
6/20 つくば実験植物園
キョウチクトウ科の顕花植物の一種です。一般に紫ゴム蔓として知られ、マダガスカル西部および北部原産の半ツル性低木です。
筒状の濃桃色の花を咲かせます。有毒植物で、繁殖力が強く、各国で厄介者となっている帰化植物です。
<クリプトステギア・マダガスカリエンシス(大花朝顔) キョウチク科オオバナアサガオ属>
6/20 つくば実験植物園
北海道~本州、四国の山間部に分布する多年草で、サクラソウの仲間です。湿り気のある環境を好み、山野のせせらぎや渓谷の湿地に自生します。
春になると株の中心から花茎を伸ばし、花茎をぐるりと囲むように同じ高さの場所にサクラソウのような花を数輪咲かせ、それが階層状になります。
花の咲き方がお寺の屋根の先端に付いている「九輪(くりん)」に似ているのが和名の由来です。
<クリンソウ(九輪草) サクラソウ科サクラソウ属>
6/20 つくば実験植物園
熱帯アメリカ原産のフウチョウソウ科の一年草です。南米南部を中心に、ブラジル南東部にも分布しています。和名は特徴的な花姿を、蝶が風に舞う姿に見立てたものです。
花期になると、茎の頂部に総状花序を出し、花径3~4㎝程度の花を多数咲かせます。美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で観賞用として導入されています。
日本へは明治時代初期に渡来し、夏の花壇を彩る花として広く栽培されています。品種改良はあまり行われておらず、ほぼ原種に近い形で流通しています。
<クレオメ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属(クレオメ属)>
6/15 アンデルセン公園
西アフリカ原産の常緑半つる性低木。青い蝶のような花を咲かせ、別名ブルーエルフィン(青い妖精)やブルーウイング(青い翼)などと呼ばれています。
<ブルーウィング>
クレロデンドルムの仲間は種類が多く、クレロデンドルム・バケリや、ゲンペイカズラ(源平葛)やドウなどの種類もあります。
<バケリ>
<クレロデンドルム シソ科クサギ(クレロデンドルム)属 >
6/20 つくば実験植物園
ニューギニア原産で、世界の熱帯(亜熱帯)に観葉植物として植栽(園芸種多種あり)されています。
葉は先が尖った楕円形で、対生します。葉は緑色で中央部にクリーム色や薄桃色の斑が入ります。夏に総状花序をだし、淡紫色~赤紫色の筒状花を咲かせます。
植物名は葉姿がクロトン(トウダイグサ科)に似ていることから付けられました。
<クロトンモドキ(クロトン擬き) キツネノマゴ科グラプトフィルム属>
6/20 つくば実験植物園
中国南部やインド東部から東南アジアにかけての湿潤な熱帯地域を中心に分布しています。その花は黒く独特の形をしており、黒いコウモリやネコ、悪魔などにもたとえられます。
葉はオリーブグリーンで長さ45cm、全縁、広披針形。コウモリの羽のような黒栗色の幅の広い苞をもち、茎約3cmの暗紫褐色の花を咲かせます。
植物名はこの植物を台湾から初めて日本に持ち込んだ「田代さん」の名前にちなみます。
<クロバナタシロイモ(黒花田代芋) ヤマノイモ科タシロイモ属>
6/20 つくば実験植物園
熱帯アフリカ西部に分布するシソ科クサギ属のつる性常緑低木です。美しい花を咲かせることから、観賞用として世界の熱帯~亜熱帯地域で広く栽培されています。
日本には明治時代に渡来しており、植物園の温室などで栽培される他、あんどん仕立ての鉢物として流通しています。
赤色の花と白色の萼が対照的で美しく、この対比を源氏と平氏に見立てたことが名前の由来です。
<ゲンペイカズラ(源平葛) シソ科クサギ属>
6/9 柏の葉公園
中国北部からシベリア、朝鮮半島に自生するシソ科の植物。日本では薬草や観賞用として栽培されています。
享保11年(1726)に朝鮮半島より種子を取り寄せたとの記録が残されていますが,これは八代将軍の徳川吉宗(1684―1751)が実施した生薬の国産化の一環によるものです。
植物名は花の色ではなく,根の内部の色が淡黄色であるところから名づけられました。
<コガネバナ(黄金花) シソ科タツナミソウ属>
6/20 つくば実験植物園
別名ホウキギ(箒木)、ホウキソウ(箒草)などと呼ばれる雌雄同株の一年草で、ふんわりとした草姿がユニークでかわいらしい非常によく増える植物です。
最初は緑色の樹形ですが、秋になると紅葉しとても鮮やかで美しい赤に変化します。茨城県の国営ひたち海浜公園では、広大な敷地に植え付け、夏から秋の観光名所となっています。
<コキア(箒木) アカザ科ホウキギ属>
6/21 北柏ふるさと公園
メキシコを中心に約20の野生種が知られています。野生種はメキシコの高原が故郷で、夜が長くなると花芽を作る「短日植物」で秋以降に花を咲かせます。
近年は、それほど日の長さに影響されずに開花する早生品種が主流になり、春にタネをまいて初夏から開花を楽しむケースがふえています。
明治に渡来した外来種で、和名は「秋桜(あきざくら)」と読みます。これを「コスモス」と読ませたのが、昭和52年に山口百恵さんが歌った「秋桜」という歌謡曲が大ヒットしてからです。
この曲を作詞作曲した、さだまさしさんが「秋桜」を「コスモス」と読ませて一般化しました。「秋桜」と書いて「コスモス」は図鑑や難読漢字にも取り入れられるほど一般化しています。
<コスモス(秋桜) キク科コスモス属>
6/15 アンデルセン公園
南アフリカ原産の匍匐性低木です。ネーミング通り、ランタナを小ぶりにしたような花が地面一面に開花します。
繁殖力が旺盛で、放任でも広がってたくさんの花が開花します。色はピンクや白、クリーム色、黄色などの単色をはじめ、最近は複色のものもあります。
<コバノランタナ クマツヅラ科シチヘンゲ属>
6/20 つくば実験植物園
ユーラシア大陸原産のキク科の多年草です。日本では野菜・根菜の一種として食用にされます。春に種をまき、その年の秋から冬にかけて収穫します。花が咲く前に収穫するのが一般的です。
収穫せずにおいておくと翌年の6月中旬以降、草丈が1メートルを超え、アザミのような紫色の花を咲かせるそうで、種を取るためにおいておく以外、私たちが目にすることはないそうです。
<ゴボウ(牛蒡) キク科ゴボウ属>
6/20 つくば実験植物園
北海道及び青森を除く日本各地の山野に分布するシソ科の落葉低木。自生はやや湿気の多い場所ですが、庭木として幅広く植栽されています。日本以外では中国や朝鮮半島に分布します。
開花は6~8月で、葉の脇から伸びた花軸に、淡い紅紫の小花が10~20輪が集まって咲きます。雌雄同株で花には1本の雌しべと4本の雄しべがあり、それぞれが花先から突き出ています。
同属のムラサキシキブとともに平安時代の作家、紫式部にちなんで名付けられました。本種は樹高が1.5m程度に収まり、いわゆる下草として、より広く親しまれます。一般的には誤って本種をムラサキシキブと呼んでいることが多いようです。
<コムラサキ(小紫) シソ科ムラサキシキブ属>
6/20 つくば実験植物園
主として葉を観賞する東南アジア原産のシソ科の植物で、日本では園芸的には一年草扱いとされます。暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などによく利用されます。
葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。生長期は、4月~6月と9月~10月で、花に負けない華やかな株姿で、鮮やかな色彩の葉を楽しめます。
<コリウス(金襴紫蘇) シソ科コリウス属>
6/15 アンデルセン公園
原産地はアメリカのコロラド州からワイオミング州一帯のロッキー山脈。樹高5m〜20m程になるマツ科の常緑針葉高木です。日本では5月〜6月頃に開花します。
葉は枝に対して放射状に付き、長さ3cm程の針状で触るとチクチクします。葉は、銀青色と表現され、青みがかった灰色で、緑が混じった「銀青緑色」です。
観賞価値の高い園芸品種も数多くあります。本種はクリスマスツリーのように三角の樹形になる高木です。
<コロラドトウヒ ’ホプシー’ マツ科トウヒ属>
6/15 アンデルセン公園
奄美大島以南の琉球列島、東南アジア~太平洋諸島の湿地に分布します。熱帯では、日陰樹や防風樹として利用されています。
花は夜咲き、良い香りを放ちます。夜に活動するコウモリやガを呼び寄せ、受粉に一役買ってもらいます。大変美しい花ですが、残念ながら朝には散ってしまいます。
<開花した状態> Wikipedia(Barringtonia racemosa)より
<サガリバナ(下り花) サガリバナ科サガリバナ属>
6/20 つくば実験植物園
常緑の低木で、関東地方以西の本州のほか、屋久島に隔離分布しています。開花期は5月下旬から6月上旬で、ヤマツツジなどよりも1か月ほど遅く咲きます。
江戸中期に数多くの園芸品種が作出されました。これらをおおまかに区別するために、4月から5月中旬に開花するものを「ツツジ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「サツキ」と呼び始めました。
<サツキ(皐月) ツツジ科ツツジ属>
6/4 自宅
ジャマイカ、グアテマラ、キューバ、メキシコ原産の多年生球根植物です。ゼフィランサスという名前でも流通しています。
花は6月〜9月頃に開花します。ピンク色になり、径6cm〜8cm程で上向きに咲き、花被は6裂し、花被片の基部は淡い緑色を帯びます。
江戸時代に日本に渡来した当初に、本種が本物のサフランであると誤認されていましたが、明治の初めになって誤りであることが知られ、本種の名前で呼ばれるようになりました。両者の明確な違いは色です。サフランは紫、サフランモドキはピンクです。
<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属>
6/4 自宅
20品種と大変多くの植物にも拘わらず、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ⑥」に続きます。
今回も、前回同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
南アフリカ原産で、日本には自生種はなく、明治時代に輸入され栽培が開始されました。横向きに整然と並んで次々に咲き上がる様子は壮大です。
別名、トウショウブ(唐菖蒲)、オランダアヤメ。名前は古代ローマの剣であるグラディウスに由来し、葉が剣に類似していることが根拠と言われます。
<グラジオラス(阿蘭陀菖蒲) アヤメ科トウショウブ属(グラジオラス属)>
6/28 千葉公園
南ヨーロッパ、北アフリカ、地中海沿岸原産のキク科の植物で耐寒性木本です。
明るいグリーンの葉が特徴で、夏に明るいイエローのボタン状の花を咲かせます。草丈30〜40cm、株幅40〜50cmに育ちます。
和名はワタスギギク(綿杉菊)、通称コットンラベンダーですが、ラベンダーとは別品種です。
<グリーンサントリナ(綿杉菊) キク科ワタスギギク属>
6/20 つくば実験植物園
キョウチクトウ科の顕花植物の一種です。一般に紫ゴム蔓として知られ、マダガスカル西部および北部原産の半ツル性低木です。
筒状の濃桃色の花を咲かせます。有毒植物で、繁殖力が強く、各国で厄介者となっている帰化植物です。
<クリプトステギア・マダガスカリエンシス(大花朝顔) キョウチク科オオバナアサガオ属>
6/20 つくば実験植物園
北海道~本州、四国の山間部に分布する多年草で、サクラソウの仲間です。湿り気のある環境を好み、山野のせせらぎや渓谷の湿地に自生します。
春になると株の中心から花茎を伸ばし、花茎をぐるりと囲むように同じ高さの場所にサクラソウのような花を数輪咲かせ、それが階層状になります。
花の咲き方がお寺の屋根の先端に付いている「九輪(くりん)」に似ているのが和名の由来です。
<クリンソウ(九輪草) サクラソウ科サクラソウ属>
6/20 つくば実験植物園
熱帯アメリカ原産のフウチョウソウ科の一年草です。南米南部を中心に、ブラジル南東部にも分布しています。和名は特徴的な花姿を、蝶が風に舞う姿に見立てたものです。
花期になると、茎の頂部に総状花序を出し、花径3~4㎝程度の花を多数咲かせます。美しい花を咲かせることから、世界の広い地域で観賞用として導入されています。
日本へは明治時代初期に渡来し、夏の花壇を彩る花として広く栽培されています。品種改良はあまり行われておらず、ほぼ原種に近い形で流通しています。
<クレオメ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属(クレオメ属)>
6/15 アンデルセン公園
西アフリカ原産の常緑半つる性低木。青い蝶のような花を咲かせ、別名ブルーエルフィン(青い妖精)やブルーウイング(青い翼)などと呼ばれています。
<ブルーウィング>
クレロデンドルムの仲間は種類が多く、クレロデンドルム・バケリや、ゲンペイカズラ(源平葛)やドウなどの種類もあります。
<バケリ>
<クレロデンドルム シソ科クサギ(クレロデンドルム)属 >
6/20 つくば実験植物園
ニューギニア原産で、世界の熱帯(亜熱帯)に観葉植物として植栽(園芸種多種あり)されています。
葉は先が尖った楕円形で、対生します。葉は緑色で中央部にクリーム色や薄桃色の斑が入ります。夏に総状花序をだし、淡紫色~赤紫色の筒状花を咲かせます。
植物名は葉姿がクロトン(トウダイグサ科)に似ていることから付けられました。
<クロトンモドキ(クロトン擬き) キツネノマゴ科グラプトフィルム属>
6/20 つくば実験植物園
中国南部やインド東部から東南アジアにかけての湿潤な熱帯地域を中心に分布しています。その花は黒く独特の形をしており、黒いコウモリやネコ、悪魔などにもたとえられます。
葉はオリーブグリーンで長さ45cm、全縁、広披針形。コウモリの羽のような黒栗色の幅の広い苞をもち、茎約3cmの暗紫褐色の花を咲かせます。
植物名はこの植物を台湾から初めて日本に持ち込んだ「田代さん」の名前にちなみます。
<クロバナタシロイモ(黒花田代芋) ヤマノイモ科タシロイモ属>
6/20 つくば実験植物園
熱帯アフリカ西部に分布するシソ科クサギ属のつる性常緑低木です。美しい花を咲かせることから、観賞用として世界の熱帯~亜熱帯地域で広く栽培されています。
日本には明治時代に渡来しており、植物園の温室などで栽培される他、あんどん仕立ての鉢物として流通しています。
赤色の花と白色の萼が対照的で美しく、この対比を源氏と平氏に見立てたことが名前の由来です。
<ゲンペイカズラ(源平葛) シソ科クサギ属>
6/9 柏の葉公園
中国北部からシベリア、朝鮮半島に自生するシソ科の植物。日本では薬草や観賞用として栽培されています。
享保11年(1726)に朝鮮半島より種子を取り寄せたとの記録が残されていますが,これは八代将軍の徳川吉宗(1684―1751)が実施した生薬の国産化の一環によるものです。
植物名は花の色ではなく,根の内部の色が淡黄色であるところから名づけられました。
<コガネバナ(黄金花) シソ科タツナミソウ属>
6/20 つくば実験植物園
別名ホウキギ(箒木)、ホウキソウ(箒草)などと呼ばれる雌雄同株の一年草で、ふんわりとした草姿がユニークでかわいらしい非常によく増える植物です。
最初は緑色の樹形ですが、秋になると紅葉しとても鮮やかで美しい赤に変化します。茨城県の国営ひたち海浜公園では、広大な敷地に植え付け、夏から秋の観光名所となっています。
<コキア(箒木) アカザ科ホウキギ属>
6/21 北柏ふるさと公園
メキシコを中心に約20の野生種が知られています。野生種はメキシコの高原が故郷で、夜が長くなると花芽を作る「短日植物」で秋以降に花を咲かせます。
近年は、それほど日の長さに影響されずに開花する早生品種が主流になり、春にタネをまいて初夏から開花を楽しむケースがふえています。
明治に渡来した外来種で、和名は「秋桜(あきざくら)」と読みます。これを「コスモス」と読ませたのが、昭和52年に山口百恵さんが歌った「秋桜」という歌謡曲が大ヒットしてからです。
この曲を作詞作曲した、さだまさしさんが「秋桜」を「コスモス」と読ませて一般化しました。「秋桜」と書いて「コスモス」は図鑑や難読漢字にも取り入れられるほど一般化しています。
<コスモス(秋桜) キク科コスモス属>
6/15 アンデルセン公園
南アフリカ原産の匍匐性低木です。ネーミング通り、ランタナを小ぶりにしたような花が地面一面に開花します。
繁殖力が旺盛で、放任でも広がってたくさんの花が開花します。色はピンクや白、クリーム色、黄色などの単色をはじめ、最近は複色のものもあります。
<コバノランタナ クマツヅラ科シチヘンゲ属>
6/20 つくば実験植物園
ユーラシア大陸原産のキク科の多年草です。日本では野菜・根菜の一種として食用にされます。春に種をまき、その年の秋から冬にかけて収穫します。花が咲く前に収穫するのが一般的です。
収穫せずにおいておくと翌年の6月中旬以降、草丈が1メートルを超え、アザミのような紫色の花を咲かせるそうで、種を取るためにおいておく以外、私たちが目にすることはないそうです。
<ゴボウ(牛蒡) キク科ゴボウ属>
6/20 つくば実験植物園
北海道及び青森を除く日本各地の山野に分布するシソ科の落葉低木。自生はやや湿気の多い場所ですが、庭木として幅広く植栽されています。日本以外では中国や朝鮮半島に分布します。
開花は6~8月で、葉の脇から伸びた花軸に、淡い紅紫の小花が10~20輪が集まって咲きます。雌雄同株で花には1本の雌しべと4本の雄しべがあり、それぞれが花先から突き出ています。
同属のムラサキシキブとともに平安時代の作家、紫式部にちなんで名付けられました。本種は樹高が1.5m程度に収まり、いわゆる下草として、より広く親しまれます。一般的には誤って本種をムラサキシキブと呼んでいることが多いようです。
<コムラサキ(小紫) シソ科ムラサキシキブ属>
6/20 つくば実験植物園
主として葉を観賞する東南アジア原産のシソ科の植物で、日本では園芸的には一年草扱いとされます。暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などによく利用されます。
葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。生長期は、4月~6月と9月~10月で、花に負けない華やかな株姿で、鮮やかな色彩の葉を楽しめます。
<コリウス(金襴紫蘇) シソ科コリウス属>
6/15 アンデルセン公園
原産地はアメリカのコロラド州からワイオミング州一帯のロッキー山脈。樹高5m〜20m程になるマツ科の常緑針葉高木です。日本では5月〜6月頃に開花します。
葉は枝に対して放射状に付き、長さ3cm程の針状で触るとチクチクします。葉は、銀青色と表現され、青みがかった灰色で、緑が混じった「銀青緑色」です。
観賞価値の高い園芸品種も数多くあります。本種はクリスマスツリーのように三角の樹形になる高木です。
<コロラドトウヒ ’ホプシー’ マツ科トウヒ属>
6/15 アンデルセン公園
奄美大島以南の琉球列島、東南アジア~太平洋諸島の湿地に分布します。熱帯では、日陰樹や防風樹として利用されています。
花は夜咲き、良い香りを放ちます。夜に活動するコウモリやガを呼び寄せ、受粉に一役買ってもらいます。大変美しい花ですが、残念ながら朝には散ってしまいます。
<開花した状態> Wikipedia(Barringtonia racemosa)より
<サガリバナ(下り花) サガリバナ科サガリバナ属>
6/20 つくば実験植物園
常緑の低木で、関東地方以西の本州のほか、屋久島に隔離分布しています。開花期は5月下旬から6月上旬で、ヤマツツジなどよりも1か月ほど遅く咲きます。
江戸中期に数多くの園芸品種が作出されました。これらをおおまかに区別するために、4月から5月中旬に開花するものを「ツツジ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「サツキ」と呼び始めました。
<サツキ(皐月) ツツジ科ツツジ属>
6/4 自宅
ジャマイカ、グアテマラ、キューバ、メキシコ原産の多年生球根植物です。ゼフィランサスという名前でも流通しています。
花は6月〜9月頃に開花します。ピンク色になり、径6cm〜8cm程で上向きに咲き、花被は6裂し、花被片の基部は淡い緑色を帯びます。
江戸時代に日本に渡来した当初に、本種が本物のサフランであると誤認されていましたが、明治の初めになって誤りであることが知られ、本種の名前で呼ばれるようになりました。両者の明確な違いは色です。サフランは紫、サフランモドキはピンクです。
<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属>
6/4 自宅
20品種と大変多くの植物にも拘わらず、最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「6月の花のアルバム ⑥」に続きます。
ninbu さん、こんばんは。
何時もながら、多くの花との出会い。
懐かしい花や、見知らぬ花もあり、
とても楽しく拝見しました。
過去に撮った花などは、
撮影場所も思い出したりします。
何時も、ありがとうございます。
|
先月は、アガパンサスの時期に感じていました。
Ninbuさんの地域のクレオメは、早いですね😵
ゲンペイカズラ
可愛い花、あ!!そう言えば、散策が少ない私、いつも見ていたところに
行かなったので見ていないので、
見せていただき、ありがとうございます。
コスモス
色とりどりのコスモスが咲く時期になりましたよね
山口百恵のコスモスは、秋桜なんですけどね^^;
昨日は、ほんと過ごしやすい夏の気温でしたが、
今日は、歩くだけで、猛暑日なのが分かる気温、
勿論、各地の災害を考えると、
エアコンの部屋に戻れば、普通にいられるんだから、
文句は言えないです😵
コメントありがとうございます。
6月は出会った花の数がとても多く、約220品種になりました。6月も中旬を過
ぎ投稿ペースを上げないと、7月中に6月の花のアルバムが終わらなくなるかと
心配です。(笑)
みんなの花図鑑時代は、色々の花を知ったり、教えてもらったりして楽しく思
い出されますね。当時も今もそうですが、花を見ると撮影した場所や当時の出
来事を思い出すことがありますね。懐かしく見ていただいてとても嬉しいです。
コメントありがとうございます。
クレオメに限らず今年はどの花も早く咲きだしますね。ユリなども例年より早
く咲いているようで、すでにヤマユリなどはすでに見頃を過ぎているようです。
ゲンペイカズラは私が最も早く覚えた花の一つです。紅白の花で源氏と平家と
覚えやすいからです。コスモス、本来は秋の花のイメージですが、最近は5月
頃から咲いているのを見かけます。季節感がなくなって少し寂しい気がします。
今日は暑い一日でしたね。一日中エアコンがフル回転でした。幸いにテニスも
ない日なので、自宅でのんびりと涼しく過ごせた一日でした。でも、被災地の
ことを考えると胸が痛みますね。
6個分かりませんでした。
つくば実験植物園の花が特に分かりませんね。6個を省略しながら書くと、
グリーン…、クリプトス…、クロトン…、クロバナ…、コガネ…、コロラド…です。(^^;)
6月は花の数が多かったようですね。
楽しみにしています。
23品種ものお花の写真と解説、お疲れ様でした!
私のような超手抜きの解説でも大変なのに、これだけ詳しく書いてくださったらさぞ時間がかかったと思います。
無駄にしないよう、わからなくなったらまた見せていただきますね。
今回はいきなりわからない花が並び、終わったと思いましたが、最終的には14問正解でした。
コガネバナはたまたま先日宇治市植物公園で見たばかりだったのでわかりました、
ラッキーでした。
私がスルーしてしまう花が沢山出てくるので、大変勉強になります!!
コメントありがとうございます。
つくば実験植物園に行くと、珍しい植物が多いのでついつい沢山写真を撮って
しまいます。その分、後で調べるのが大変ですけどね。ただ、私の場合、知ら
ない植物が多いので、調べて知ることも楽しみの一つです。
つくば実験植物園には、さざんかさんでも見たことのない稀少な植物が四季を
通じて植栽されています。機会があればぜひ、ご主人と一緒に一度お出かけく
ださい。(^.^)
コメントありがとうございます。
植物園で珍しい花を撮るのは楽しいのですが、後で調べるのが確かに大変です
ね。でも、調べることも私の楽しみの一つです。何歳になっても新しい発見を
するのはテンションが上がります。(^.^)
コガネバナ、私も今回初めて見ましたが、つくば実験植物園だから見る事がで
きたのだと思います。宇治市植物公園にも植栽されているのですね。
6月の花のアルバム、約220品種のうち、やっと80品種の投稿が終わったばかり
です。残り140品種の投稿が残っており、少しペースを上げようと思います。1
回あたりの品種数も増えそうなので、軽く読み流してください。
こんばんは^^
お花の説明、興味深く拝見しました。
千葉公園でも撮影なさったのですね!千葉の地名が出てくると、反応してしまいます。
「秋桜」は、実際はアキサクラというんですね!もともと、コスモスと思っていましたので・・
さだまさしさんの歌で「コスモス」というようになったのですね~
いろいろ勉強になります<(_ _)>
コメントありがとうございます。
大賀ハスの写真を撮った折、花壇にあったグラジオラスとアガパンサスの写真
を撮ってきました。以前は千葉市の植物園では、山陽メディアフォーラムによ
く行っていたのですが、改修工事中で2年ほどご無沙汰しています。
コスモスの語源はギリシャ語で、星がきれいにそろう宇宙のことをcosmosと呼
び、また、花びらが整然と並ぶこの花もcosmosと呼ばれるようになったそうで
す。和名の秋桜(アキサクラ)をコスモスと読み変えたさだまさしさんの発想
が素晴らしいですね。(^.^)