グウシレン(藕糸蓮)という名前の珍しい八重咲のハスが、手賀沼湖畔の農家のハス池で咲いていました。(2023年7月2日撮影)
グウシレン(藕糸蓮)は、昭和45年頃、岩国市の佐藤誠氏と土浦市の八島八郎氏の共同開発で世に出されたそうです。
花弁が108~148枚と多いこと、花弁の色が赤くあでやかなこと等が特徴です。地下茎を延ばし、先の方に次々に蕾立ちをして花を咲かせます。
藕糸(グウシ)とは、蓮の茎や蓮根からとれる糸のことで、昔はこの糸で布を織ったようです。
40キログラムの茎から、わずか2グラムくらいしか取れない希少な糸だそうです。
ミヤンマーのインレイ湖では、藕糸の採取が盛んで、ここでは縦糸も横糸も藕糸を使用した製品が作られています。
また、ここから藕糸を仕入れ、日本独特の紡ぎ方で糸を紡ぎ、縦糸も横糸も藕糸の着物と帯を作った方もいるようです。
カンボジアなどでは、聖なる花からつくる特別の織物工場・工房があります。
手作業が主体で、カンボジアでも大変高価な織物のようです。
(日本国産の生糸の10倍以上の値段)
<カンボジアのLotus Farmでの糸作りの様子(1分41秒)>
Lotus thread making
八島氏の栽培グループは、蓮の茎から糸を採り、皇族の家紋入のふくさを織って愛子内親王ご誕生のお祝いに皇室に献上しています。(立札の説明書きより)
グウシレン(藕糸蓮)の花とハスから作る糸の話、まだ見たことはありませんが、昔ながらの手作業で手間をかけて作られる稀少な繊維のようです。機会があればぜひ見てみたいものです。
グウシレン(藕糸蓮)は、昭和45年頃、岩国市の佐藤誠氏と土浦市の八島八郎氏の共同開発で世に出されたそうです。
花弁が108~148枚と多いこと、花弁の色が赤くあでやかなこと等が特徴です。地下茎を延ばし、先の方に次々に蕾立ちをして花を咲かせます。
藕糸(グウシ)とは、蓮の茎や蓮根からとれる糸のことで、昔はこの糸で布を織ったようです。
40キログラムの茎から、わずか2グラムくらいしか取れない希少な糸だそうです。
ミヤンマーのインレイ湖では、藕糸の採取が盛んで、ここでは縦糸も横糸も藕糸を使用した製品が作られています。
また、ここから藕糸を仕入れ、日本独特の紡ぎ方で糸を紡ぎ、縦糸も横糸も藕糸の着物と帯を作った方もいるようです。
カンボジアなどでは、聖なる花からつくる特別の織物工場・工房があります。
手作業が主体で、カンボジアでも大変高価な織物のようです。
(日本国産の生糸の10倍以上の値段)
<カンボジアのLotus Farmでの糸作りの様子(1分41秒)>
Lotus thread making
八島氏の栽培グループは、蓮の茎から糸を採り、皇族の家紋入のふくさを織って愛子内親王ご誕生のお祝いに皇室に献上しています。(立札の説明書きより)
グウシレン(藕糸蓮)の花とハスから作る糸の話、まだ見たことはありませんが、昔ながらの手作業で手間をかけて作られる稀少な繊維のようです。機会があればぜひ見てみたいものです。
花弁が100枚以上あるなんて、凄いですね。
糸を取る動画、拝見しました。
茎を折って引っ張ると、繊維が出て来るんですね。
それを繰り返して、何本かを撚って1本の糸にする…これは貴重な糸ですね。
高価なのも分かります。
愛子様の袱紗にされたのですね。
この蓮のようにお美しく成長された愛子様にぴったりです。
藕糸蓮 名前からも高貴な感じを醸しています。
100枚以上の花弁の蓮 菊のようでもあり薔薇のようでもあり この花自体が貴重な花でもありますね。
藕糸連から紡いだ 糸 布 はどんな手触り光沢なんでしょうね。
見てみたいですね。
土浦は日本一のレンコン生産量ですが食用の他にこんな花の改良や 布を作っておられる方が居るんですね
コメントありがとうございます。
藕糸蓮の花はハスの花とはまた違った美しさをもっていますね。数えたことは
ありませんが、この花にこんなに沢山の花弁があるというのも驚きです。
ハスの茎から糸を作ると聞いてもピンとこなかったのですが、動画を見てよく
わかりました。とても手間と根気のいる作業で、希少な糸だということがよく
わかりますね。
愛子内親王の持たれる袱紗、どのような物か、とても興味があります。
コメントありがとうございます。
藕糸蓮と書いて、グウシレンと読むとは分かりませんでした。難しい漢字です
ね。 音読みではグウ、 訓読みではハスと読み、ハスやレンコンの意味を持つ
漢字のようです。
花を見ると、確かに薔薇や菊にも見え、華やかで豪華な印象をもつ花と言える
ようです。ハスを品種改良してこのような藕糸蓮を作出するということは凄い
事ですね。
土浦は日本一のレンコンの産地だということは、水戸に在住している頃知り、
よく土浦の農協で、レンコンを切らずに丸ごとの形で購入した記憶があります。
藕糸蓮というハスがあるのは聞いたことがありましたが、見たことがありません。
こんな美しいハスだったのですね!
土浦で生まれたハスの品種がこうやって守られているのですね・・・
それにもまして驚いたのが、ハスの茎から糸を作るということ。
ほんと根気のいる作業ですね・・・
珍しい光景を見せてくださってありがとうございました!
コメントありがとうございます。
予想通り、なつみかんさんは藕糸蓮をご存じだったのですね。でも、まだ見た
ことがなく初めて見て頂けてよかったです。八重咲きは聞いたことがあります
が、花弁が100以上もあると、とても豪華に見えますね。
大賀ハス同様、株分けでもっと多くの地域で咲かせてくれると良いのですが、
今のところ手賀沼と土浦にしか栽培されていないようです。
日本では、藕糸蓮で出来た糸を元に製品として商品化されていませんが、ミャ
ンマーやベトナム、カンボジアの小規模な家内工業で織られているようです。
大賀ハスを使った製品があることは知っていました。
町田市にある大賀藕絲館(おおがぐうしかん)、
障害のある方の働く場所として開設されました。
大賀ハスの茎にある、蜘蛛の糸に似た細い糸を使った織物(藕絲織:ぐうしおり)や紅花を使った染め物作業は、当時から今も続いているんですよ。
大賀ハスの蓮の実ケーキとか、食べに行きました
材料になる大賀ハスは、少し離れた小山田神社を囲むように、大賀ハスの田圃で、育てられてるんです
そんな大賀ハス、早起きして、のんびり、楽しんできています
http://g.kyoto-art.ac.jp/reports/3636/
コメントありがとうございます。
町田市に大賀ハスで作る織物を作る施設があるんですね。ネットで藕糸蓮で検
索しても手賀沼しかヒットしなく、他には栽培されていないと思っていました。
確かに藕糸蓮でなくても、ハスから糸は採れるのは同じですね。
リンク先の記事を読ませていただきましたが、とても素晴らしい取り組みです
ね。市の施設であれば、これから先、知名度が上がり、見学者も増える事でしょ
う。25年ほど前、私は新百合ヶ丘に在住していましたので、町田市は隣街でも
あり良く出かけた思い出があります。(^.^)