黄葉と言えばイチョウが定番ですが、私にとってどうしても外せないのがカシワの黄葉です。
私の住む街が柏市で、撮影場所が柏の葉公園だからなのです。(^-^)
カシワ(槲・柏)はブナ科の落葉高木で、大きな葉が南国風の印象を持ちますが、日本全国に分布します。
比較的寒冷な地に多く、かつては北海道の十勝平野にも大木が群生していました。
カシワの黄葉(2017/11千葉県立柏の葉公園)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f1/5dcaed01af2b09febdfc7496f2ae1b24.jpg)
葉の大きさは場所によっていろいろですが、最大で長さ30センチを超すものもあります。
その葉陰は生き物にとって格好の隠れ家であり、夏にはカエルやセミなどがよく集まります。
カシワの黄葉(2017/11千葉県立柏の葉公園)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e7/c949ae1eb70dc29d082dc9137bfc650d.jpg)
幹はコルク質で耐火力があるため、山火事になっても生き残るカシワがあります。
これもカシワの縁起の良さを語るのに一役買っています。
カシワの黄葉(2017/11千葉県立柏の葉公園)
古くは食器の代わりに使用されていた「柏」の葉。いつしか「特別なもの」として扱われるようになりました。
現在の宮中行事でも「神様に捧げる食器」として柏の葉が用いられています。
ここから、柏は「神様の木」として扱われるようになり、それがのちに家紋として使用される理由にもなりました。
柏の家紋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d9/ce4b868b51bae4d93acf29207d98735c.jpg)
また、柏は木々の葉を守る「葉守の神」としても知られ、「神が宿っている木」とも呼ばれます。
神様に対して、手を叩くことを「柏手を打つ」と言いますので、この言葉も、柏の木の神聖さから生まれました。
拍手を打つのは神様を呼ぶためではなく、自分が素手であること、何の下心もないことを神様に証明するものです。
年が明けると神社に初詣に行く機会があると思いますので、もう一度手水と参拝の作法を復習しておきましょう。
【伊勢神宮】手水と参拝の作法(1分39秒)
柏と言えば端午の節句の食べ物として、柏餅を忘れてはなりません。
これが定着したのは江戸時代(徳川九代将軍~十代将軍の頃)と言われています。
端午の節句の定番、柏餅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/aa/be84ff04b9ac5d994117e29a10f4630b.jpg)
柏の木の葉は、新芽が出てから古い葉が落ちます。
そこで、新芽を子供、古い葉を親にたとえ、「子供が生まれるまで親は死なない」と考えました。
そこから「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」と結びつき、縁起の良い食べ物として定着しました。
端午の節句の定番、柏餅とちまき
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/be/4d6442973bf516fbd93985225176e6dc.jpg)
もう一つ、黄鶏は「かしわ」と読み、主に西日本で鶏肉の総称として用いられるようです。
鶏肉をかしわと呼ぶのは、近畿圏、愛媛県の一部、福岡県、鹿児島県、秋田県、愛知県、富山県だそうです。
鶏料理の店の看板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e0/ef114656fe458e59a5a44b367b7835f3.jpg)
「黄鶏」は鶏の種類のひとつで、褐色の羽が特徴の日本原産の鶏をさし、語源は諸説あります。
・褐色の羽と、柏(かしわ)の葉の色が似ていたことから
・柏手を打つ姿と羽ばたく姿が似ていたことから
・宮中の食前料理を司る人を「膳」(かしわで)とよんでいたことから
など様々ありますが、羽毛の色が柏餅に使用する葉の色に似ていたことから、というのが正しいようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3c/eff6dc6cc26cbf0d45342c88b20a7eea.jpg)
最後に、私が住む柏市のPR・紹介をさせてください。
千葉県の北西部に位置する柏市は、人口約41.4万人(2017年)と県内5番目の都市です。
柏駅周辺(写真上部は手賀沼)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/6c/0e0a3b8ef5ffac809dd42f2f12d0a4f6.jpg)
2012年には、千葉県内で「住んでみたい街No1」(長谷工アーベスト調べ)にも選ばれました。
この街は、近年人口・世帯数も増加傾向にあり、私も9年前に横浜から転居してきました。
手賀沼と手賀の杜ニュータウン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/84/30fd6374315907ed36859ca9719d1236.jpg)
自然あふれる住環境と生活利便性の高い施設が多数揃っているのが「柏市」の最大の魅力です。
さらに研究学園都市(東大柏キャンパス、千葉大柏の葉キャンパス)の顔もあり、教育環境の面でも人気があります。
東京大学柏の葉キャンパス(宇宙線研究所・新領域創成化学研究所等)(写真上)
千葉大学柏の葉キャンパス(環境健康フィールド科学センター等)(写真下)
私の住む街が柏市で、撮影場所が柏の葉公園だからなのです。(^-^)
カシワ(槲・柏)はブナ科の落葉高木で、大きな葉が南国風の印象を持ちますが、日本全国に分布します。
比較的寒冷な地に多く、かつては北海道の十勝平野にも大木が群生していました。
カシワの黄葉(2017/11千葉県立柏の葉公園)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/f1/5dcaed01af2b09febdfc7496f2ae1b24.jpg)
葉の大きさは場所によっていろいろですが、最大で長さ30センチを超すものもあります。
その葉陰は生き物にとって格好の隠れ家であり、夏にはカエルやセミなどがよく集まります。
カシワの黄葉(2017/11千葉県立柏の葉公園)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e7/c949ae1eb70dc29d082dc9137bfc650d.jpg)
幹はコルク質で耐火力があるため、山火事になっても生き残るカシワがあります。
これもカシワの縁起の良さを語るのに一役買っています。
カシワの黄葉(2017/11千葉県立柏の葉公園)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/f1/791d0b3e3492077e205b8b1185cb8a29.jpg)
古くは食器の代わりに使用されていた「柏」の葉。いつしか「特別なもの」として扱われるようになりました。
現在の宮中行事でも「神様に捧げる食器」として柏の葉が用いられています。
ここから、柏は「神様の木」として扱われるようになり、それがのちに家紋として使用される理由にもなりました。
柏の家紋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/d9/ce4b868b51bae4d93acf29207d98735c.jpg)
また、柏は木々の葉を守る「葉守の神」としても知られ、「神が宿っている木」とも呼ばれます。
神様に対して、手を叩くことを「柏手を打つ」と言いますので、この言葉も、柏の木の神聖さから生まれました。
拍手を打つのは神様を呼ぶためではなく、自分が素手であること、何の下心もないことを神様に証明するものです。
年が明けると神社に初詣に行く機会があると思いますので、もう一度手水と参拝の作法を復習しておきましょう。
【伊勢神宮】手水と参拝の作法(1分39秒)
柏と言えば端午の節句の食べ物として、柏餅を忘れてはなりません。
これが定着したのは江戸時代(徳川九代将軍~十代将軍の頃)と言われています。
端午の節句の定番、柏餅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/aa/be84ff04b9ac5d994117e29a10f4630b.jpg)
柏の木の葉は、新芽が出てから古い葉が落ちます。
そこで、新芽を子供、古い葉を親にたとえ、「子供が生まれるまで親は死なない」と考えました。
そこから「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」と結びつき、縁起の良い食べ物として定着しました。
端午の節句の定番、柏餅とちまき
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/be/4d6442973bf516fbd93985225176e6dc.jpg)
もう一つ、黄鶏は「かしわ」と読み、主に西日本で鶏肉の総称として用いられるようです。
鶏肉をかしわと呼ぶのは、近畿圏、愛媛県の一部、福岡県、鹿児島県、秋田県、愛知県、富山県だそうです。
鶏料理の店の看板
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e0/ef114656fe458e59a5a44b367b7835f3.jpg)
「黄鶏」は鶏の種類のひとつで、褐色の羽が特徴の日本原産の鶏をさし、語源は諸説あります。
・褐色の羽と、柏(かしわ)の葉の色が似ていたことから
・柏手を打つ姿と羽ばたく姿が似ていたことから
・宮中の食前料理を司る人を「膳」(かしわで)とよんでいたことから
など様々ありますが、羽毛の色が柏餅に使用する葉の色に似ていたことから、というのが正しいようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/3c/eff6dc6cc26cbf0d45342c88b20a7eea.jpg)
最後に、私が住む柏市のPR・紹介をさせてください。
千葉県の北西部に位置する柏市は、人口約41.4万人(2017年)と県内5番目の都市です。
柏駅周辺(写真上部は手賀沼)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/6c/0e0a3b8ef5ffac809dd42f2f12d0a4f6.jpg)
2012年には、千葉県内で「住んでみたい街No1」(長谷工アーベスト調べ)にも選ばれました。
この街は、近年人口・世帯数も増加傾向にあり、私も9年前に横浜から転居してきました。
手賀沼と手賀の杜ニュータウン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/84/30fd6374315907ed36859ca9719d1236.jpg)
自然あふれる住環境と生活利便性の高い施設が多数揃っているのが「柏市」の最大の魅力です。
さらに研究学園都市(東大柏キャンパス、千葉大柏の葉キャンパス)の顔もあり、教育環境の面でも人気があります。
東京大学柏の葉キャンパス(宇宙線研究所・新領域創成化学研究所等)(写真上)
千葉大学柏の葉キャンパス(環境健康フィールド科学センター等)(写真下)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/39/286637fc9f22791e23d959d60bb5722d.jpg)
カシワといえば柏餅としか思いつかなかったですが、神聖で縁起のよい植物とは初めて知りました。だから子供の日に柏餅を食べるのですね。来年はかみしめながら食べてみたいと思います。
3年前に式年遷宮を見たいということでお正月に伊勢神宮に家族で行きました。さすがパワースポット。ガイドさんに色々教えてもらいながらお参りしてきました。元気をもらった気がしました。手洗いの仕方はそん時に教えてもらいなつかしく動画拝見させてもらいました。
本当に柏市の魅力満載です。
どんどん柏市の良いところを紹介してくださいね。
ハハハ、カシワといえば柏餅、実は私も柏市民になるまではそのような認識でした。
でも、いろいろ調べると、結構神聖な植物なのだということがわかりました。
少々、柏市のPRが過ぎたとは思いますが、最後まで読んでいただき感謝しています。
あいあいさんの石垣島便り、毎回楽しみにしていますよ。(^-^)
早速私のブログにご来訪とコメント有難うございますm(__)m
それにしてもninbuさんの博識には脱帽ものです!
どうも私もあいあいさんでは有りませんが、柏と聞いて真っ先に柏餅が頭に浮かんできます。
以前和菓子屋さんの撮影で柏餅を撮影したせいか、それも食い意地が張っているせいか、俗物の私にはそれ位しか頭に浮かびませんでした(^_^;)
良い勉強をさせて頂きました。これでひとつ知識が増えた様な気がします(^○^)
あいあいさんへのご返事にも書きましたが、私も同じ柏餅派です。
ただ、興味があったので、調べたらいろいろわかったにすぎません。
何事にも由来があり、奥が深いものですね。
これからも、知識欲だけは失わないように生きていきたいと思います。(^-^)
柏市と言ったら、柏レイソルですね。今年は4位でしたね。
大きな市にお住まいなのですね・・・当たり前でした首都東京のお隣の県ですものね。
奈良県全体で140万人私の住む御所市はたったの3万人(H21年)
慌てて調べました(笑)
自分の住んでる市の人口さえ覚えられない(>_<)
柏市の1割にも満たない田舎です。
住んでみたくない都市だと思います。
25年前に越すときどうして御所?って友達から言われましたが、庭が少し欲しかったのと、田舎育ちの2人は、都会は住みにくい感覚でした。
のんびりできてこれはこれで住めば都です(*^-^*)
柏の葉が黄葉するのは知りませんでした。
柏餅の葉のイメージしかなくて・・・(^^;
緑と混ざって綺麗ですよね。
今年はね、と言いますか今年で3年喪中で初詣出かけられません。
この年齢になりますと、同級生からも喪中のハガキの多い事・・・。
う~~んしんみり( ;∀;)
スターウォーズ、私もぜひ見たい映画のひとつです。
柏市で思いつくのは、柏レイソルくらいですね。
J1では常に優勝を争えるチームなので、サポーターもたくさんいます。
あとは、福島原発の放射能のホットスポットで有名になったくらいです。(-_-)
柏市は東京のベッドタウンとして発展してきた地方都市です。
奈良県の生駒市のようなイメージでしょうか。
私も、以前は横浜に住んでいましたが、年齢を重ねるに従い、地方都市に憧れるようになりました。
確かに大都市は便利さと、刺激的な知的好奇心を満たす魅力はありますが、住みにくいですね。
最初は、思いっきり、田舎に引っ越して、のんびりと過ごそうと思いました。
でも、ある程度の利便性を備え、自然環境豊かな地方都市を選びました。
しいちゃん家の大きな庭に比べたら、猫の額程度の小さな庭ですが、それもあります。(^-^)
ninbu さん、こんばんは。
「カシワの黄葉」の話題かと思って見かけたら、何と「柏」に関連する話題でビックリ。
家紋、柏手、柏餅、、などなど、愛知では、鶏肉はかしわと言います。
地図を見て、先日の手賀沼を思い出しました。
昔、柏市へ行った事があります。
某塗料会社「O.W.」(頭文字だけにします)に行った事を思い出しました。
千葉県内では 大手の数社にも出かけた事を思い出しました。懐かしいです。
カシワの黄葉から話題が拡散し、混乱させて申し訳ありません。m(_ _)m
永和さんは、仕事でよく関東、東北方面へは来られたことがあるんですね。
私の記憶では、新幹線でなく車を運転してでしたよね。
仕事では、訪問地でゆっくり楽しめることができないと思います。
機会があればのんびりと千葉県にもお越しください。(^-^)