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チベット問題

2009-03-27 01:45:59 | インポート
中国において、ユーチューブに接続出来ぬ状態が続いているという。これは、昨年のチベットでの騒乱の際、中国当局がチベット人を暴行している様子の動画が流されたのが原因だ。

自国に不都合な報道を完全に統制するとは、言うまでもなく、極めて前近代的な行為だ。そんな国に、チベットを近代化させたと自負する資格は皆無である。

昨年の騒乱以後、中国とチベット亡命政府の対話は行われたものの、全く進展は見られない。北京五輪成功の為の、見せかけの対話だったと断じるほかないだろう。

奇しくも本年は、中華人民共和国建国60周年、ダライ・ラマ亡命50周年という節目の年。現在、ダライ・ラマ自身は、高度な自治を要求するに留まっている。にも関わらず、内政不干渉の原則を盾に、チベット人の人権を蹂躙し続ける中国の振る舞いを、国際社会はこれ以上見過ごすべきではない。

普段人権問題にやかましい方々が、この問題になると黙りだす様では、全く道理が通らない。日本人ももっと関心を持つべきだ。