登山日:2010/6/28
山名:定山渓天狗山
標高:1,144m
場所:札幌
コース:熊ノ沢コース
標高差:755m
ガイド標準時間:登り2時間50分 下り2時間30分 計5時間20分
ガイド評点:60点(中級)
札幌発:6:55
登山口着:7:46
出発:7:55
山頂:10:52
所要時間:2:57
駐車場着:13:49
登山時間:5:54
26、27日の土日は仕事だったので月曜日の天気を見たら雨から晴れに変わっていた
これは行かずばなるまいと予ねてから計画していた定山渓天狗山(通称 定天)に行ってみた
札幌市内ということで時間に余裕があり7時ちょっと前に家を出発。約40分で駐車場に
着いたがすでに暑い! 1時間早く来るべきだった…
月曜日とゆうこともあってか天狗小屋前に車は1台もいない
熊の出る山なので多少は人気があってもよかったが 登山届けも記載なし
まあ熊鈴、全開で進もう。
この山でちょっと残念なのが駐車場にゲートがあり登山口まで20分~くらい林道を歩かなければならないことだ
ただ道沿いの花が初見で2種撮影出来たし、足下で白井川が急流や瀬があり迫力ある音を聞かせている
エゾタツナミソウ
クガイソウ
日陰でもあり退屈せずに登山口へ
簡単な渡渉が数度あり
タニウツギ
登山口から25分 滝が見えてきた。
この滝は登山道沿いにあり滝壷のすぐ下を渡渉するので間近に見ることができる
ここでは小滝と仮称するが誰もがこれから急登をする前に一服出する場所ではないか
この左岸の濡れ岸壁を高巻きしていくので最初のロープ場になっているが滑るのでちょっとしたスリルもある
上部から落ち口も見える。
滝の高巻きを終えるとこの山ならではの花が
エゾグンナイフウロ この花は他の山ではあまり見ない
オドリコソウ
エゾミゾホウズキ
小滝から沢沿いに登っていくがまだ傾斜はさほどではない
何度か渡渉し20分ほど登ると右手に岸壁が迫ってきてそこに2段の滑滝があった
全部の長さは15メートルくらいか
残念ながらボケた写真になっていたのが悔いが残る
滑滝を巻くところから二つ目のロープ場と急登になる
さらに涸沢の大岩をぬって登るが地面は泥もあり滑る
もうこの時点で簡単な山じゃないなと実感
併せて気温が上昇しており木陰をずっと登っているのだが暑さ、湿気、虫と疲労がたまり小休止が多くなる
それでも目前にあの岩稜がせまってくると
お~もうすぐと気合が入る
やがて涸沢からやっと日の当たる場所に出るとそこは岩稜直下のお花畑だった
カラマツソウ
ハクサンチドリ
ミヤマオダマキ
エゾノハナシノブ
この山へ登ることを急遽決めたのは某サイトでサクラソウモドキがどこにでもある花ではなく稀少だとゆうこと
6月中旬で満開状態だったこと
若干時期は、はずれたが果たしてまだ咲いているだろうか
最初は岩稜直下のお花畑を探したがエゾグンナイフウロ、ミヤマオダマキ、エゾハナシノブなど紫の花ばかりで探しだせない
あきらめかけたときルンゼ手前の急斜面に小さなピンクを発見
その花は想像と違いあまりにも小さく感じておもわず これ??って感じだった
やはり花びらは黒ずみもう終わりなのだろう4~5株は見たがどれも終わり寸前
ただ何とかギリギリ間に合った よかったよかった
サクラソウモドキ
このあと有名なルンゼを登る
ロープ2本に結び目ありで登りは問題ない
やはり下りがちょっと怖いかな 炎天下で地面は乾きこれはこれで滑る
ルンゼを登ればすぐウェストコルの大景観がある 無意根山や羊蹄山がさえぎるもの無しでくっきりと
余市岳は近くに見える
この後、少しの登りで山頂へ
狭い山頂だが簡素の標識、キクバクワガタが数株ひっそりと咲いていた
さっぽろ湖が綺麗だ 残念ながら札幌岳、狭薄山方向は雲がかかって全容は見えず
百松沢山から烏帽子岳、神威岳、さっぽろ湖、小天狗岳へ 右ハジの小天狗がなんかかわいい
ここも今年登ってみよう
山頂で写真を撮っていると単独男性、二人組み男性と登ってきた
皆、若いな^^20代前半くらいか 息ひとつ切らさず登ってきた・・・
単独男性もここは初めてで途中であやうく滑落しそうになったと
(そうこの山はそんなに簡単ではなかったんです)
前日は余市岳へ行ったが残雪で断念したとのこと
この年代から山登りを始めていたらな~とちょっと後悔?
降りるのも大変で、特にルンゼの降りは時間がかかりそうなので皆の出発をまってゆっくりと進む
途中に気づかなかった花などを撮影した
ミヤマアズマギク
ミヤマハンショウヅル
エゾスカシユリ
シコタンソウ
ヤマハナソウ
ルンゼから岩峰基部など慎重に降りているつもりだったが何かおかしい?
下半身は問題ない
体全体がなにかだるい!顔がアツい もしかして熱中症??
まずいなぁ ちょっと下山のピッチを上げるが涸沢を下るのは滑るので注意注意
日陰を降りているのにアツすぎ 先行の若者が見えてきたが抜かさず急ぐ
水分の補給はしっかり出来ているので体の自信はあったが一瞬朦朧となる
今度は小休止しながらなんとか沢に出て水を頭からかぶり冷やす
沢を渡渉するたびに繰り返しで頭もTシャツもビショビショ
(あ ずっと半袖Tシャツだったので翌日20箇所以上も虫に刺されかゆい)
*画は小滝の落ち口 この場所が一番涼しかった
登山口でほっと一息 だがここからの林道歩きがヤバかった
炎天下で日陰はなくしかも帰りは緩い登りなのだ
もう考えることはなく濡れタオルを頭からアゴまでまわしほっかむり状態でフラフラしながらなんとか駐車場へ
へなへなと思わずバンザイだ・・・
帰りコンビニでノンアルコールビールを一気飲み
眠気が襲う、ヤバイヤバイ
こんな状態なので立ち寄った天狗小屋に置いたポールを忘れてきた
後日行って見たら無かった。
ほうほうの呈で家に着いた~~~これにて楽しい?つらい定天は終了
本来はいい山なんだよね
次回にリベンジを
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