気になっていたけど～お彼岸

春分の日を境にして前後3日間
合わせて7日間をお彼岸ということ
彼岸の入りという言葉・・・など多くの人が知っているだろう。

私はこのお彼岸のことが大変気になっていた。

両親はもうなくなっているので
弟が両親や先祖のお墓を守っているのだが
私はこのお彼岸に墓参りに行っていないのだ。

自己弁護するつもりはないが
お墓参りにわざと行かなかったのではない。

気になりつつ行けなかったというのが正しい。

県北の田舎町、またその奥の方にお墓はある。

弟たち家族はみな普段仕事で出払っており
お彼岸だからと言って墓参りに行っても
家に入ることもできず、仏壇にお参りすることもできない。

できるのは墓参りだけだ。

しかも弟たち家族には会えず
時間をかけて行っても墓参りをしたらすぐに帰ることになる。

それでもお墓参りに行くようにしてきたのだが
今回はいろいろ不都合があった。

雨が続きお墓回りがぬかるんでいて歩くのが大変だろうと思われたこと
孫の体調が悪く子守を頼まれていたこと
弟と連絡がうまく取れていなかったことなど。

それで、何となく行きそびれてしまった。

お墓参りにも行かず悪いなあ～と思いながら
それこそずっと気になりながら
私はここ数日を過ごしてきたのだ。

本当は昨日行けばよかったかもしれない。
何時間かかけて行って、お墓に参って、またすぐに何時間かかけて戻る。
それがちょっと気持ち的にもしんどくなった。

何か自分が情けないような気もする。

そうやってだんだんと田舎が遠くなっていくのかな。

私と同年代の人たちは、ちゃんとお彼岸にはお墓参りに行っているのだろうか？
先祖をしのびお墓参りをしたり故人の話をしたり
そういったつながりを確認したりもしているのだろうか。

もう春の彼岸は終わってしまったけれど
お墓参りにだけでも行ってこようか？と揺れている私だ。

こんな気持ちでいる私は、冷たいのだろうか。
両親が悲しんでいるだろうか？
とふと思ったりもする。

さあ、出かけよう

一日を自由に使えることになった。

天気も良い。
これは出かけなくては・・・。

こんな滅多とないチャンスを逃してはならない。

そうそう、今週は天気が悪い日が多くて
外に走りに行くこともなかった。

雨に濡れて風邪をひいて体調を崩してしまった。
その反省を踏まえて、最近の私は雨の日は外を走らないようにしてきた。

けれども今日はとってもいい天気。
スッキリ晴れて青空が広がり
気温もぐんぐん上がってきているようだ。

ようーし、外に走りに行くぞ！！

さっそく着替えて・・・。
ストレッチをして準備を整える。

そうだ、今日はちょっと長く走ろう。
プラプラ長時間走をすればいいのではないか
私はそう考えた。

それで、お握りを一個作って持って行くことに。

長時間走っておなかが空いたときい食べようと思い
ラップで包んでリュックに入れた。

外はいい気分。
身体も心も足も軽く感じる。

10キロはあっという間だった。
まだまだいけるぞ。
そう思って走った。

でも心の中では15キロぐらい行ったら引き返そうと思っていた。

そうこうしているうちに16キロになった。
まあこの辺で引き返そうと向きをぐるっと変えて
元来た道を反対方向に進み始める。

素直に引き返せばいいのに
私はちょっとこの中の道はどうなっているんだか通ってみよう。
そんな気を起こしてしまった。

住宅街の中を走り抜けていく。
初めて通る道。
とても静かで人の姿も見えない。
ちょっと寂しい感じがする街だな。

それでまた幹線道路に出ることにした。
幹線道路はやはりにぎやかだ。

たくさんのトラックが行きかう。
車屋さん、食料品店、銀行などいろんなお店が並んでいる。

きょろきょろ見回しながら走って行った。

やがて、JR駅に着いたのでトイレを借用。

これでもう20キロ以上となった。

予定していたよりも長く走ることができそうだ。
ちょっと回り道をした分だけ距離も伸びた。

でもだんだん脚はだるくなる。

それは仕方がない。
ずっと走り続けているんだもの。
今日は途中で歩くこともなく走り続けることが出来ている。
珍しいことだ、私にしてはね・・・。

とうとう30キロも過ぎた。

そしてついにうちの近くまで戻ってきた。

32キロ。

やった！ついに歩くこともなく帰ることが出来たぞ。

毎日走るのじゃなくて、休みを入れながら
長時間走が出来るようにしておくのがいいかもしれないな。

だって、私の次の目標はウルトラマラソンだから。

途中でお握りも食べながら走ってみた。
口の中にお握りをパクッと入れて
かなりしっかりかみ砕き飲み込む。
こうすればおなかにもたれることもなく
消化が良くなりそうだということも分かった。

今日はなかなか調子が良かったな。

次は40キロ走にも挑戦したい。

今日嬉しかったこと

一日子守だったので、
外に出ることもなく過ごした私だけど
今日ちょっと嬉しかったことがある。

私だけの小さな小さな嬉しかったこと二つ。

一つは、もちろん預かった孫娘のこと。
昨日までは食欲もなく、食べてももどすことが多かったようだが
今日は、一度ももどすことがなく
少し体調が戻ったようだったことだ。

この子はどうやら果物入りのゼリーが大好きなようで
ゼリーの中に入っているみかんやももなどを
パクッと嬉しそうに食べたので、見ている私は嬉しくなった。

それによく眠った。
身体がだるいようでゴロゴロしていたが
「だっこしようか？」というとすぐに膝に入ってきて
抱いているうちにうとうとし始めた。

すっかり安心してだらんと体を預けて眠っている姿は
ほんとうに可愛いものだ。

明日はもっと元気になれるといいけどな。
心からそう思った。

朝は、一日どうなることかととても心配だったが
笑顔も見られ、一日無事に終わることができたのでほっとした。

二つ目の嬉しかったことは
サクラ開花のニュースだ。

昨日の雨が上がり太陽が見えたこともあったのか
サクラの花が5輪開花しているのが確認されたとかで
開花宣言が出された。

来週は気温が高くなる日が多いようだし
これから一気に桜の季節になるのだろう。

きれいな桜の花を見て回るのが楽しみでたまらない。

あちこちランニングしながら見て回る予定だ。

戦々恐々？

三月ももう下旬、
サクラ開花のニュースも聞かれるようになったのに
ちょっとこちらはまたまた事件。

冬に多い病気がまだはやっているという。

1～2月にはインフルエンザA型やらB型やらにかかった孫たちを預かり
春になったからもう大丈夫だろう・・・そう思っていた。

しかし、またまた孫が病気になったという知らせがきた。

どうも保育園でもはやっているようだ。
病院でもインフルエンザの後、はやっているのだと言われたらしい。
その病気は感染性胃腸炎。

何度ももどす、食べてもすぐに戻す、機嫌が悪い、
ぐずぐずして眠らないなど
感染性胃腸炎にかかった孫娘は相当しんどいらしいし
看病している息子たちもだいぶ疲れているようだ。

しかし、息子たちも仕事をずっと休むわけにもいかず
明日は私が預かることになった。

ウォ～～、こりゃ大変。
ウイルス性の病気で、もどしたもの、便などにもウイルスが含まれていることから
しっかり消毒したり手洗いをしたりする必要がある。

え？？うちにそんな消毒剤はあったかな？
心配になって探してみたがない！！

慌てて私は薬局に走った。

アルコールや逆性石鹸は効果がないから
これがいいのではないかと勧められて
塩素系漂白剤を購入した。

もどしたときに処理し消毒をしておかないと
自分も胃腸炎になってしまう可能性もある。

マスクもあったかな、ビニル手袋はあったかな。
使った後の紙とかビニル手袋などを捨てるための大きいビニル袋はあったかな。

次々と心配になってくる。

これまで仕事の関係で、
何度もウイルス性胃腸炎にかかった子どもの世話をしたことはあるが
消毒剤とか手袋とかそろっていたからすぐに対応できていたが
今回は、自宅で子どもをみるのだから少し状況が違う。

普段胃腸炎とは縁がないのですぐに対応できる状況になく
とても慌てている。

少しでも容体が良くなってきていることを願っているのだが
どんな様子なのか明日の朝、子どもの様子を見るまで
はっきりしたことは分からない。

落ち着いて対応できたらいいが・・・。
私は戦々恐々たる思いでいる。

やった！

昨夜の私はとても嬉しくて
気分は最高だった。

それはとうとう、ついに？
名前も知らないのによく話すようになった彼女から
メールアドレスを教えてもらえたからだ。

親しくなって時間が大分たったから
ちょっとした連絡を取れたら嬉しいなという気持ちになり
「こんど、メールアドレス教えてね。」
と彼女に伝えておいた。

それをちゃんと覚えていてくれて
昨日彼女の方から
「これ、アドレスなんだけど・・・。」
と言って持ってきてくれた。

私は何の準備もしていなかったからちょっと戸惑ったけど
嬉しかったなあ。

彼女とは、素直な気持ちで話ができる。

どういうわけか、打ち合わせておいたわけでもないのに
同じような時間に出会うのだ。

そして出会ったらお互いににっこりとするのだから
気になる存在に変わっていったわけだ。

私は家に帰ってからすぐに連絡先登録し
彼女にメールを送ってみた。

夜も更けていたけれど、彼女からはすぐに返信が来た。

明るい笑顔の素敵な彼女と
これからどんな話ができるか、私は楽しみで仕方がない。

きっと彼女の方が若いはずなのだが
なんだか気が合う気がする。
知らず知らずのうちタッチしていたりもする。

普段私はあまり人と手を触れあうなんてことがないので
この彼女とのタッチはとっても例外的な行為なのだ。

知らない人や、あまり話したことがない人、顔見知り程度の人などとは
身体的な距離をとるのが普通だと思うが
彼女とはそれが初めから殆どないのだ。

こんなふうに話が出来る人と出会えて私はとても喜んでいる。

もしかしたら私自身も以前とは少し変わってきているのかもしれない。
以前は自分のまわりに、知らないうちに見えないバリアを張っていた気がする。

それが少しずつ取れて、自分の姿を見せることが出来るようになってきたようにも思う。

～～でないといけないとか
～～だからそれにふさわしい行動をとらないといけないとか
本当にカッチリとそれこそコテコテに自分を固めていた気がする。

今は？？
結構自由奔放生活をしているな。
気持ちに余裕もあるからもう鎧はいらない。

よーし、私はこれから彼女ともっといろいろな話をするぞ。

できたら他にも心を許して話せる人が
もう一人ぐらい欲しいけど・・・。