旅ももう終盤6日目を迎えた。黄色いはずの菜の花畑は緑の絨毯でした。
真っ暗闇の中を懐中電灯片手にカルスト地形の小山に登りました。そこには日の出を待つ観光客でいっぱい。手前に見える小山の上にもお客さんの姿が見えます。時間の経過とともにカルストの小山がポコポコ現れてきました。日本のカルストは台地そのもの、こちらの台地には小さい山が林立、その裾に広がっているはずの菜の花はもう実りに入ってしまっていました。
42分に撮影した2枚の写真、秒単位の違いはあるでしょうが、ちょっと角度を変えるとこんなに違う画になっていました。
同じポジションからのちっちゃな写真を並べてみましたが、本来で有れば、このように黄色い絨毯が敷き詰められているはずでした。高温干ばつの異常気象から10日ほど生育が進んでしまったとのこと。同じコースを1週間前に訪れた仲間から情報が入っていたでしょうが、まさか出発時に「もう菜の花は終わりました」とも言えないでしょう。添乗員もつらかったことでしょう。自然を求めての旅ではついて回る出来事ですね。
ホテルに帰っての朝食はご覧のとおりの粗食。ほかにはお口に入れたいものがなかったんです。