今宵の観光がこの島の大きなイベントのひとつらしい。朝からご案内いただいていたツアー社の中型バスが、民宿やホテルを回ってお客さんを拾って、我が宿に着いた時には補助席もいれて、ほぼ満席の盛況さ。
北海道の海に夕日が沈みます。 明るい時に訪ねた赤岩展望台にやってきました。
陽が落ちて半月の月だけが見えているようになったら空一面に「ウトウ」の帰巣が始まるのでした。
日中は洋上で暮らしていて、外敵に襲われなくなる夜になって帰ってくるという本能を持っているようだ。「鳥目」という言葉をよく聞いた。それは人間の夜盲症を表す言葉らしい。決して鳥の目は夜見えないということではないようだ。
自分の巣がどこだかわかっているのか、わんわん飛んでくる。80万とも100万羽ともいわれている世界最大級の繁殖地だといいます。
撮影は無理ですが頭上をシュンシュンとウトウが飛びます。口いっぱいに小魚をくわえ赤ちゃんに持ち帰るそれを横取りしようと待ち構えるウミネコとのせめぎ合いがあるといいます。が、その姿は見せてくれませんでした。
巣に帰ったウトウを見せてあげようとライトが点けられています。いやその姿を確認するのが至難の業。どこに位置どればいいのか。ウロウロ。かろうじて写せたのが次の一枚です。
帰巣は何時まで続くのか。「帰りますよ」との声がかかりました。
痛い足のことを忘れていた。皆さんに何とかついて歩けた。日々5000歩も歩けないのに、旅は魔術だ。明日はお帰りの日になります。
こんなポスターが目に入った。