このところ雪虫が飛んでいるのが目に付き冬が近いのだな~と実感します。
北国、特に北海道では初雪前の風物詩として知られている空中漂う白い綿状の虫。
その正体は、翅《はね》が生えて飛ぶことが可能になったアブラムシの仲間なのです。
雪虫、または綿虫《わたむし》は彼らに付けられた俗称です。
ユキムシと呼ぶのは一時期、つまり飛んでいるときだけ。トドマツの木からヤチダモの木に
移動飛行する時。トドマツにいるのは6月から10月まで。根っこの液で生活します。
そして幾世代も生まれるようですが、最後の世代のものが、「ユキムシ」となって、
ヤチダモの木に移動します。卵からかえるとトドマツに移動~。
そういうサイクルを繰り返しています。