(内容)
2007年、夏。甲子園は奇跡に揺れた。前年県大会初戦敗退の公立校が、全国制覇を成し遂げたのだ。その名は佐賀北。スター選手を一人も抱えることなく、宇治山田商、前橋商、帝京、広陵など常連強豪校を次々と破った裏には、いかなる練習と秘策があったのか。対戦校の監督たちが体験した怖さ、監督・選手間で交された日誌の存在など、綿密な取材から、最大の逆転劇が起きた必然に迫る。
2007年、夏。甲子園は奇跡に揺れた。前年県大会初戦敗退の公立校が、全国制覇を成し遂げたのだ。その名は佐賀北。スター選手を一人も抱えることなく、宇治山田商、前橋商、帝京、広陵など常連強豪校を次々と破った裏には、いかなる練習と秘策があったのか。対戦校の監督たちが体験した怖さ、監督・選手間で交された日誌の存在など、綿密な取材から、最大の逆転劇が起きた必然に迫る。
今年の夏の甲子園が今日終わった。
コロナウイルス禍で交流試合という形式になってしまったのは残念だった。
一昨年の100回大会で金足農業が金農旋風を巻き起こしたが、決勝で大阪桐蔭に屈した。
その10年以上前に起こした佐賀北のがばい旋風を描いたノンフィクション。
決勝戦のインパクトは2009年と双璧でありかなり印象に残っている。
また、相手広陵のバッテリーがいずれもプロ入りしているのもなんとなくドラマチックである。
判官贔屓の高校野球で弱者を応援してしまうのは致し方ないことであり、それが日本こ風物詩だとも思う。
もうあれから13年も経ったんだなあと改めて時の過ぎる速さに驚かされる。
来年は例年通りの夏の甲子園が戻って来て欲しい。
★★★☆☆
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