「似て非なるもの」
孟子の言葉です。。
似ているように思われるが、実際には異なるということ。
「孟子―尽心・下」の一節から。「子いわく、似て非なる者を憎む。(孔子は、似ているようで異なるものが嫌いだと言っている)」と述べて、
うわべだけ善い行いをする偽善者は、真の善人とまぎらわしいからよけいに問題だ、と痛烈に批判しています。
太陽系の近くの星系にはアルファ・ケンタウルがあります。南天に座すプロキシマ・ケンタウリの周りで、地球ほどの大きさの惑星プロキシマbが発見されました。太陽からの距離はわずか4.24光年と、惑星の公転軌道の大きさから推測される温度は、表面に液体の水が存在できる程度の暖かさであるといわれています。果たして宇宙人がいるのでありましょうか?
果たして人間に似た生命体がいるのでしょうか?仮にそこに人間に似たある生命体がいようとも、だからといって、太陽系の地球の人間の生活一般が、あるべき様態が少しでも変わるものではないのでありましょう。
話はだいぶ現実的な今日的日本のオリンピックに及びますけれど、打算にまみれた国際的競技においても、あらゆる批判的見方を考えてみても、それが組織的な興行であっても、選手の競技に対する姿勢には、人間純粋性の「似て非なる」ある精神を否定するわけにはいかないのではないでしょうか?
我々一人一人は自己アイデンティティーの根源をどこに求めるべきでありましょうか?
「自分が自分であるために」
21世紀の大きなテーゼなのです!
https://youtu.be/oHdJas4t9_Q
アルファ・ケンタウル プロキシマbの想像図